SCP-437
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SCP-437

アイテム番号: SCP-437

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 斧は特別製のケースに固定して保管されます。研究の為に固定を解く場合は、最低でも3人の研究者が立ち会う必要があります。研究者自身がSCP-437を振ることは推奨されません。

説明: SCP-437はサビで覆われた古い鋼製木こり用斧です。[データ削除]の途中、オーストラリアの小さな街から回収されました。S.M.というイニシャルが持ち手に刻まれています。

エージェント・██████はオーストラリアの████████████にてSCP-███の追跡途中、苔むした切り株の上でSCP-437を発見しました。エージェント・██████はそれを手に取り、SCP-███への攻撃を試みました。SCP-437はエージェント・██████の手から滑り飛び、岩壁に当たって跳ね返り、エージェント・██████の左足を付け根から切断しました。エージェント・██████の傷は即座に薄い透明な肉質によって覆われ、切断による痛みと出血はありませんでした。また、切断された足はほとんど一瞬にして"風化"しました。何ヶ月も風雨に晒されたように見えるのにも関わらず、通常、風化に伴って観察される腐敗や、微生物の増殖の痕跡は発見されませんでした。

SCP-███の捕獲後、SCP-437は財団に持ち帰られました。SCP-437は通常の鋼と木で作られており、造りに不審な点は見受けられませんでした。エージェント・██████の傷を調査したところ、傷を覆う薄く透明な肌のような物質が明らかとなりました。その損傷部位から生成された組織を生検し顕微鏡検査にかけた結果、その分子構造は[編集済]、それは人間の真皮に似た"組織"の物質特性を示しています。

SCP-437に対する幾度かの試験の結果、この斧は常軌を逸して使用に適さないことが証明されました。刃が使い物にならないほど鈍らであるだけでなく、この斧を振ると、およそ90%の確率で予期せぬ跳ね返りを起こし、使用者を攻撃します。直接触ることなく、機械的手段によって振られた場合であってもこの性質は変わらず、刃は機械に隠れた人間を探し出して攻撃します。人および機械に取り付けられたセンサーは、それらの熱量や動電学的に異常がないことを示しています。自律型ロボットを用いたSCP-437の試験では、異常な効果は見られませんでした。これらの事象がSCP-437を中心としたサイコキネシスによって引き起こされている可能性は排除されていませんが、これは確率操作によって引き起こされているとするのが研究者の意見です。財団の確率分析部門1による見解が求められています。

SCP-437が使用者への攻撃に成功した場合、常に手足の関節の部位が打たれています。この行動によって、今日までの全てのケースにおいて一撃で関節を切断しています。切断された手足は急速な風化によってすぐに萎縮し、治療によって繋ぎ直すことは事実上不可能です。

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