暫定的文書: 特別収容プロトコル
サイト管理官の承認
承認
倫理委員会の承認
否認
執筆者のメモ: このscpが描いたものには多くの可能性があり、有用な情報ワクチン/兵器の起源だ。私は木曜日までに数多のThaumiel指定申請書を送信するつもりだ、それにできるだけ早くこの草案を倫理委員会のデスクから入手したいと思っている。もし倫理委員会が反対した場合、我々はあれを代わりにEuclidに指定するだろう。
リビジョン: 1
アイテム番号: SCP-4452
オブジェクトクラス: Thaumiel
特別収容プロトコル: SCP-4452は、標準的低危険度異常人間型保安手順に従って収容されており、それと関連する職員のためにプロトコル・ブラインドサイトが有効になっています。SCP-4452には、精神的能力が低下した若年者に適した快適性と栄養を提供し、軽度の鎮静剤(ロラゼパム2mgを1日2回の食事とともに投与)が投与されます。SCP-4452がひどく攻撃的または激越した場合は、ハロペリドール1mgが自動注入器によって緊急投与されます。
SCP-4452の日常的な維持管理と介護に割り当てられた職員のために、ブラインドサイトでの安全対策が維持されるべきです。SCP-4452と視覚的に相互作用しなければならない研究員は、定期的にクラス3ヘルムズフォード-ザング情報ワクチンを接種し、ミーム的損傷の検査を日常的に受ける必要があります。
SCP-4452には画用紙のノートと様々な種類のワックスクレヨン1箱が提供されています。ノートが完全に埋まった場合、標準的即効情報災害検疫手順に従って、さらなる研究のために収集及び準備されます。
SCP-4452は、その頭蓋形成プレートがその穿孔部位の周りの頭蓋骨と十分な統合を達成するまで、脳感染の徴候について綿密にモニターされます。
説明: SCP-4452は11歳の若年男性です。SCP‐4452はインシデント4452‐A以前は異常な特性を示さず、全ての生理学的および心理学的観点において健康なヒトの子供でした。インシデント4452-Aの経過中に受けた兵器化された情報災害への曝露とその後の外傷性脳損傷のため、SCP-4452は現在、限られた言語能力、乏しい随意筋制御、及び極度の認知障害に苦しんでいます。SCP-4452は通常、財団職員の指示に動揺、混乱、易刺激性を伴って反応します。
不規則な間隔で、SCP-4452は、フェルトチップマーカー及びワックスクレヨンに対して好みを示し、容易に入手可能な媒体を用いて図画を作成しようとします。これらの図画の大部分は焦点が絞られておらず、抽象的な形状及び線であるものの、約5%は、1体又はそれ以上の人型の形状をした"棒線画"の描画を中心とした、首尾一貫した(粗雑ではあるが)模様及び子供のようなモチーフを描いています。これらの注目すべき図画は、観測者によって見られた場合、視覚的な情報災害または情報ワクチンのいずれかとして機能し、その効力は様々です。このような図画の一部を以下に記載しています。
目録4452-1: 選定されたSCP-4452によって生成された異常性を持った図画
画像の説明 |
観測者(複数) |
効果(複数) |
人型の棒線画が2体並んで配置されており、目の代わりに"x"のマークが付けられている |
Dクラス被験者1名 |
被験者は3分間画像を見た。さらに15分後、被験者は涙管の出血を経験した。被験者は頭蓋内に強い圧迫感を伴う激しい頭痛を訴えた。被験者は中等度の視力喪失になって、生存した。 |
人型の棒線画2体が腹臥位になり、目の代わりに"x"マークが付けられている |
Dクラス被験者1名 |
被験者は涙管の出血を経験するまで、2分間画像を見ていた。被験者は4.5時間に亘る激しい頭痛によって動けなかった。回復すると、被験者はその経験を"[彼の]頭がポンと破裂しそうだった"と表現した。被験者は中等度の視力喪失になって、生存した。 |
黄色で描画された不明瞭な形状を保持する1体の人型の棒線画 |
Dクラス被験者1名 |
右のこめかみに限局した短時間の強い刺すような痛みを訴えるまで、被験者は5秒間画像を見ていた。被験者は、標準試験的情報災害に対して一時的に弱い耐性を獲得したことが判明し、これは、クラス1のヘルムズフォード-ザング情報ワクチンを接種した時とほぼ同等の効果である。被験者は何の副作用もなく生存した。 |
2体の人型の棒線画、顔は赤色で描かれた円によって隠されている |
Dクラス被験者3名 |
被験者らは、涙管の重度の出血及び破裂した脳動脈瘤を経験するまで、30秒間画像を見ていた。被験者らは生存しなかった。 |
1体の人型の棒線画、同心円状の青色の円で囲まれており、不明瞭な黄色の形状をしている |
Dクラス被験者1名 |
被験者は右のこめかみに突き刺すような痛みを伴う激しいめまいと広場恐怖症の感覚を訴えるまで、30秒間画像を見ていた。被験者は、標準試験的情報災害に対して一時的に中程度の耐性を獲得していることが判明し、これは、クラス2ヘルムズフォード-ザング情報ワクチンを接種した時とほぼ同等の効果である。被験者は副作用もなく生存した。 |
SCP‐4452により描かれた画像とインシデント4452‐Aの状況の両方の類似性から判断して、SCP‐4452により維持された自傷脳損傷は、兵器化された情報災害への曝露に対する粗雑な緊急処置として機能したと仮定されています。正確な作用機序は不明であり、有害物質が典型的な致死作用をもたらし、脳構造を破壊したものの、異常なペイロードは無傷のままでした。
SCP-4452は災害効果と保護効果の両方を有する画像を生成することができるため、SCP-4452はミーム異常に対してある程度の制御が持続可能であるとさらに推測されています。ロラゼパムを用いた軽度の鎮静は、SCP-4452を研究者とより協力しやすくするためにある程度有効であることが証明されていますが、これまでのところ、財団職員との協力関係が全般的に欠如しているため、この仮説を徹底的に検証することは困難であると考えられています。
インシデント記録4452-A: 2021/07/27にてSCP-4452を確保
山岳部標準時16:43にて、ロッキー山脈にあるカオス・インサージェンシーが使用していることで知られる通信路で、暗号化された会話が急増したため、財団は厳戒態勢に入りました。22分後、コロラド州ブライトンの町の警察無線より、市街住宅にて"騒動"が起きたという近隣住民からの通報を受け、救急隊員と警察の大規模な死傷者を出したことを報告しました。注目すべきこととして、何発か発砲していたという報告はありませんでした。機動部隊-Γ-4は、住宅に派遣され、8分以内に到着しました。
機動部隊-Γ-4は、この地域から逃亡してきた4人の既知のカオス・インサージェンシー情報災害テロ工作員を観測し、その全員はターミネイト-オン-サイトの人物調査書に記載されていました。短い銃撃戦の末、CIの工作員らはその場で殺害されました。財団機動部隊に死傷者は出ませんでした。
住宅の中に入ると、機動部隊-Γ-4は入口付近で10人の死亡した救急隊員と警官に遭遇し、全員が目から大量の出血が発生していました。この住宅の家主が台所で同じように死んでいるところを発見しました。地下へと移動したところ、SCP-4452が毛布の下に隠れていたところを発見し、昏睡状態になっており、コードレス電気ドリルのハンドルを握り、直径1/4インチの小片がチャックに噛み合っていました。現場を徹底的に分析した結果、SCP-4452はカオス・インサージェンシーの情報兵器に攻撃を受けた直後に、ドリルを使って頭蓋骨に穴を開けたと推測されています。
財団脳神経外科医による救命処置は成功し、自己穿孔部位にプレートを移植するために頭蓋形成術が実施されました。SCP‐4452は医学的に安定しており、長期生存の予後は良好です。しかしながら、有意な認知機能を回復する可能性は非常に低いです。
SCPデータベース登録に対する倫理委員会の審査(Ethics Committee Review for SCP Database Entry)
文書番号: ECR-4452,Rev.1
提案の現状: 否認
倫理委員会の審査: 不適切な医療処置、不適切なオブジェクトクラス指定が行われています。再審議のため、修正して再提出してください。
修正案(妥当な場合):
1. オブジェクトクラスの修正:
- SCP-4452から作り出された資材を用いた情報兵器/ワクチンの研究開発は受け入れられますが、Thaumielクラスに指定する十分な理由にはなりません。Euclidに修正してください。
2. 特別収容プロトコルの修正:
- 提案された重度のロラゼパムの投与は、若年者には不適切です。激越および攻撃性に対するハロペリドールの注射は、特に精神的能力が低下している小児には強く推奨されていません。この項の修正については、医療関係者に相談してください。
3. 説明の修正:
4. インシデント記録の修正:
暫定的文書: 特別収容プロトコル
サイト管理官の承認
承認
倫理委員会の承認
否認
執筆者のメモ: 医師と相談し、彼らが望んでいる新しい収容プロトコルは完璧なものとなった。投与量と投与方法を減らすことで、収容をはるかに困難にしてしまうことは遺憾な事ではあるが。新しいハロペリドール製剤は効果を発揮するのに時間がかかりすぎるため、SCP-4452は薬剤が効果を発揮するまで拘束しておく必要がある。低用量のロラゼパムでは効果が薄く、SCP-4452ははるかに非協力的だ。これ以上良いデータを取るのは非常に難しい。変更箇所は青色で、変更していない箇所は灰色で表示している。
リビジョン: 2
アイテム番号: SCP-4452
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-4452は、標準的低危険度異常人間型保安手順に従って収容されており、それと関連する職員のためにプロトコル・ブラインドサイトが有効になっています。SCP-4452には、精神的能力が低下した若年者に適した快適性と栄養を提供し、軽度の鎮静剤(ロラゼパム0.5mgを1日2回の食事とともに投与)が投与されます。SCP-4452がひどく攻撃的または激越した場合は、ハロペリドール0.5 mgが緊急経口投与されます。
SCP-4452の日常的な維持管理と介護に割り当てられた職員のために、ブラインドサイトでの安全対策が維持されるべきです。SCP-4452と視覚的に相互作用しなければならない研究員は、定期的にクラス3ヘルムズフォード-ザング情報ワクチンを接種し、ミーム的損傷の検査を日常的に受ける必要があります。
SCP-4452には画用紙のノートと様々な種類のワックスクレヨン1箱が提供されています。ノートが完全に埋まった場合、標準的即効情報災害検疫手順に従って、さらなる研究のために収集及び準備されます。
SCP-4452は、その頭蓋形成プレートがその穿孔部位の周りの頭蓋骨と十分な統合を達成するまで、脳感染の徴候について綿密にモニターされます。
説明: SCP-4452は11歳の若年男性です。SCP‐4452はインシデント4452‐A以前は異常な特性を示さず、全ての生理学的および心理学的観点において健康なヒトの子供でした。インシデント4452-Aの経過中に受けた兵器化された情報災害への曝露とその後の外傷性脳損傷のため、SCP-4452は現在、限られた言語能力、乏しい随意筋制御、及び極度の認知障害に苦しんでいます。SCP-4452は通常、財団職員の指示に動揺、混乱、易刺激性を伴って反応します。
不規則な間隔で、SCP-4452は、フェルトチップマーカー及びワックスクレヨンに対して好みを示し、容易に入手可能な媒体を用いて図画を作成しようとします。これらの図画の大部分は焦点が絞られておらず、抽象的な形状及び線であるものの、約5%は、1体又はそれ以上の人型の形状をした"棒線画"の描画を中心とした、首尾一貫した(粗雑ではあるが)模様及び子供のようなモチーフを描いています。これらの注目すべき図画は、観測者によって見られた場合、視覚的な情報災害または情報ワクチンのいずれかとして機能し、その効力は様々です。このような図画の一部を以下に記載しています。
目録4452-1: 選定されたSCP-4452によって生成された異常性を持った図画
画像の説明 |
観測者(複数) |
効果(複数) |
人型の棒線画が2体並んで配置されており、目の代わりに"x"のマークが付けられている |
Dクラス被験者1名 |
被験者は3分間画像を見た。さらに15分後、被験者は涙管の出血を経験した。被験者は頭蓋内に強い圧迫感を伴う激しい頭痛を訴えた。被験者は中等度の視力喪失になって、生存した。 |
人型の棒線画2体が腹臥位になり、目の代わりに"x"マークが付けられている |
Dクラス被験者1名 |
被験者は涙管の出血を経験するまで、2分間画像を見ていた。被験者は4.5時間に亘る激しい頭痛によって動けなかった。回復すると、被験者はその経験を"[彼の]頭がポンと破裂しそうだった"と表現した。被験者は中等度の視力喪失になって、生存した。 |
黄色で描画された不明瞭な形状を保持する1体の人型の棒線画 |
Dクラス被験者1名 |
被験者は右のこめかみに限局した短時間の強い刺すような痛みを訴えるまで、5秒間画像を見ていた。被験者は、標準試験的情報災害に対して一時的に弱い耐性を獲得したことが判明し、これは、クラス1のヘルムズフォード-ザング情報ワクチンを接種した時とほぼ同等の効果である。被験者は何の副作用もなく生存した。 |
2体の人型の棒線画、顔は赤色で描かれた円によって隠されている |
Dクラス被験者3名 |
被験者らは、涙管の重度の出血及び破裂した脳動脈瘤を経験するまで、30秒間画像を見ていた。被験者らは生存しなかった。 |
1体の人型の棒線画、同心円状の青色の円で囲まれており、不明瞭な黄色の形状をしている |
Dクラス被験者1名 |
被験者は右のこめかみに突き刺すような痛みを伴う激しいめまいと広場恐怖症の感覚を訴えるまで、30秒間画像見ていた。被験者は、標準試験的情報災害に対して一時的に中程度の耐性を獲得していることが判明し、これは、クラス2ヘルムズフォード-ザング情報ワクチンを接種した時とほぼ同等の効果である。被験者は副作用もなく生存した。 |
赤色で描かれた人型の棒線画1体。連結された黒い円は、チェーンまたは手錠を表していると推測されており、人物の手首と足首の周りに描かれている |
Dクラス被験者3名 |
被験者らは涙管の即時出血を経験し、続いて眼組織のほぼ完全な閉塞を経験した。その後まもなく、対象は、硬直性麻痺中に横隔膜の持続した緊張性収縮のため、窒息により死亡した。 |
SCP‐4452により描かれた画像とインシデント4452‐Aの状況の両方の類似性から判断して、SCP‐4452により維持された自傷脳損傷は、兵器化された情報障害への曝露に対する粗雑な緊急処置として機能したと仮定されています。正確な作用機序は不明であり、有害物質が典型的な致死作用をもたらし、脳構造を破壊したものの、異常なペイロードは無傷のままでした。
SCP-4452は災害効果と保護効果の両方を有する画像を生成することができるため、SCP-4452はミーム異常に対してある程度の制御が持続可能であるとさらに推測されています。ロラゼパムを用いた軽度の鎮静は、SCP-4452を研究者との協力をしやすくする上で非常に限られた効果しかありません。これまでのところ、財団職員との協力関係が全般的に欠如しているため、この仮説を徹底的に検証することは困難であると考えられています。
インシデント記録4452-A: 2021/07/27にてSCP-4452を確保
山岳部標準時16:43にて、ロッキー山脈にあるカオス・インサージェンシーが使用していることで知られる通信路で、暗号化された会話が急増したため、財団は厳戒態勢に入りました。22分後、コロラド州ブライトンの町の警察無線より、市街住宅にて"騒動"が起きたという近隣住民からの通報を受け、救急隊員と警察の大規模な死傷者を出したことを報告しました。注目すべきこととして、何発か発砲していたという報告はありませんでした。機動部隊-Γ-4は、住宅に派遣され、8分以内に到着しました。
機動部隊-Γ-4は、この地域から逃亡してきた4人の既知のカオス・インサージェンシー情報災害テロ工作員を観測し、その全員はターミネイト-オン-サイトの人物調査書に記載されていました。短い銃撃戦の末、CIの工作員らはその場で殺害されました。財団の機動部隊に死傷者は出ませんでした。
住宅の中に入ると、機動部隊-Γ-4は入口付近で10人の死亡した救急隊員と警官に遭遇し、全員が目から大量の出血が発生していました。この住宅の家主が台所で同じように死んでいるところを発見しました。地下へと移動したところ、SCP-4452が毛布の下に隠れていたところを発見し、昏睡状態になっており、コードレス電気ドリルのハンドルを握り、直径1/4インチの小片がチャックに噛み合っていました。現場を徹底的に分析した結果、SCP-4452はカオス・インサージェンシーの情報兵器に攻撃を受けた直後に、ドリルを使って頭蓋骨に穴を開けたと推測されています。
財団脳神経外科医による救命処置は成功し、自己穿孔部位にプレートを移植するために頭蓋形成術が実施されました。SCP‐4452は医学的に安定しており、長期生存の予後は良好です。しかしながら、有意な認知機能を回復する可能性は非常に低いです。
SCPデータベース登録に対する倫理委員会の審査
文書番号: ECR-4452,Rev.2
提案の現状: 否認
倫理委員会の審査 不適切な収容手順です。再審議のため、修正して再提出してください。
修正案(妥当な場合):
1. オブジェクトクラスの修正:
2. 特別収容プロトコルの修正:
- SCP-4452の化学的鎮静は推奨されません。ロラゼパムとハロペリドールの代わりに、SCP-4452はパッケージ4452-1の内容物を自由に利用可能にすべきであり、現在は部門間郵便(追跡番号S19-134937512A)で輸送されています。
3. 説明の修正:
4. インシデント記録の修正:
暫定的文書: 特別収容プロトコル
サイト管理官の承認
承認
倫理委員会の承認
承認
執筆者のメモ: 疑ってすまなかった。新しい収プロは非常に効果的だ。4452には、ロラゼパム/ハロペリドールがなくても、悪い症状は何も出ていない。scpの態度は、新しいプロトコルを実装してから大幅に変化し、説明も修正された。
リビジョン: 3
アイテム番号: SCP-4452
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-4452は、標準的低危険度異常人間型保安手順に従って収容されており、それと関連する職員のためにプロトコル・ブラインドサイトが有効になっています。SCP-4452には、精神的能力が低下した若年者に適した快適性と栄養が提供されます。さらに、青い綿の毛布がアノマリーの収容室にて保管されることになっています。SCP-4452は、興奮したり感情的に混乱したりすると、いつも毛布の下に隠れています。この行動は正常であり、推奨されます。
SCP-4452の日常的な維持管理と介護に割り当てられた職員のために、ブラインドサイトでの安全対策が維持されるべきです。SCP-4452と視覚的に相互作用しなければならない研究員は、定期的にクラス3ヘルムズフォード-ザング情報ワクチンを接種し、ミーム的損傷の検査を日常的に受ける必要があります。
SCP-4452には画用紙のノートと様々な種類のワックスクレヨン1箱が提供されています。ノートが完全に埋まった場合、標準的即効情報災害検疫手順に従って、さらなる研究のために収集及び準備されます。
SCP-4452は、その頭蓋形成プレートがその穿孔部位の周りの頭蓋骨と十分な統合を達成するまで、脳感染の徴候について綿密にモニターされます。
説明: SCP-4452は11歳の若年男性です。SCP‐4452はインシデント4452‐A以前は異常な特性を示さず、全ての生理学的および心理学的観点において健康なヒトの子供でした。インシデント4452-Aの経過中に受けた兵器化された情報災害への曝露とその後の外傷性脳損傷のため、SCP-4452は現在、限られた言語能力、乏しい随意筋制御、及び極度の認知障害に苦しんでいます。SCP-4452は通常、財団職員の指示に動揺、混乱、易刺激性を伴って反応します。
不規則な間隔で、SCP-4452は、フェルトチップマーカー及びワックスクレヨンに対して好みを示し、容易に入手可能な媒体を用いて図画を作成しようとします。これらの図画の大部分は焦点が絞られておらず、抽象的な形状及び線であるものの、約5%は、1体又はそれ以上の人型の形状をした"棒線画"の描画を中心とした、首尾一貫した(粗雑ではあるが)模様及び子供のようなモチーフを描いています。これらの注目すべき図画は、観測者によって見られた場合、視覚的な情報災害または非常に強力な情報ワクチンのいずれかとして機能します。このような図画の一部を以下に記載しています。
目録 4452-1: 選定されたSCP-4452によって生成された異常性を持った図画
画像の説明 |
観測者(複数) |
効果(複数) |
一連の同心円状の青い円で囲まれた1体の人型の棒線画 |
Dクラス被験者1名 |
被験者は強烈な暖かさの感覚を説明するまで、8分間画像を見ていた。 被験者は、標準試験的情報災害に対して強い耐性を獲得していることが判明し、これは、クラス3のヘルムズフォード-ザング情報ワクチンを接種した時とほぼ同等の効果である。被験者は何の副作用もなく生存した。 |
一連の同心円状の青い円で囲まれた3体の人型の棒線画 |
Dクラス被験者3名 |
被験者らは強烈な暖かさの感覚を説明するまで、6分間画像を見ていた。被験者らは試験的情報災害に対する強い耐性を獲得していることが判明し、これは、未だに開発中の実験用クラス4ヘルムズフォード-ザング情報ワクチンを接種した時とほぼ同等の効果である。被験者らは何の副作用もなく生存した。 |
一連の同心円状の青い円で囲まれた3体の人型の棒線画。これらの線画は、互いに手を握っていることを示唆する形状で描かれている。 |
Dクラス被験者1名 |
被験者は穏やかな暖かさを感じたと述べるまで、5分間画像を見ていた。被験者は、試験的情報災害に対して、これまでにないレベルの強い耐性を獲得していることが判明した。注目すべきことに、この被験者は、その効果に屈する前に、ベリーマン-ラングフォード瞬間殺害視覚ミームを直接長時間観察し、6分間生き延びた。 |
SCP-4452は過去に情報保護のイラストだけでなく、情報災害を齎す図画も作成できました。この事から、SCP-4452は有害な画像を作成したくなくなったことを示しています。従って、SCP-4452の更なる研究及び調査は、それが作成し続けている非常に効果的な情報ワクチンの特性を洗練、改善し、リバースエンジニアリングすることに向けられています。
SCP‐4452により描かれた画像とインシデント4452‐Aの状況の両方の類似性から判断して、SCP‐4452により維持された自傷脳損傷は、兵器化された情報障害への曝露に対する粗雑な緊急処置として機能したと仮定されています。正確な作用機序は不明であり、有害物質が典型的な致死作用をもたらし、脳構造を破壊したものの、異常なペイロードは無傷のままでした。
SCP-4452は災害効果と保護効果の両方を有する画像を生成することができるため、SCP-4452はミーム異常に対してある程度の制御が持続可能であるとさらに推測されています。ロラゼパムを用いた軽度の鎮静は、SCP-4452を研究者とより協力しやすくするためにある程度有効であることが証明されていますが、これまでのところ、財団職員との協力関係が全般的に欠如しているため、この仮説を徹底的に検証することは困難であると考えられています。
SCP-4452は研究者に全般的に協力的です。SCP-4452は動揺すると綿毛布の下に30~60分間隠れてしまいます。この行動は、このアノマリーが急性不安を軽減するのに非常に効果的であり、通常はSCP-4452を財団職員の指示に素直に従います。さらに、視界内に毛布があるだけで、SCP-4452の日々の態度が改善されます。現在では、異常が過敏性や攻撃的行動を示すことはごく稀であり、描画中に喜びや興奮を表現することが多くなりました。
インシデント記録4452-A: 2021/07/27にてSCP-4452を確保
山岳部標準時16:43にて、ロッキー山脈にあるカオス・インサージェンシーが使用していることで知られる通信路で、暗号化された会話が急増したため、財団は厳戒態勢に入りました。22分後、コロラド州ブライトンの町の警察無線より、市街住宅にて"騒動"が起きたという近隣住民からの通報を受け、救急隊員と警察の大規模な死傷者を出したことを報告しました。注目すべきこととして、何発か発砲していたという報告はありませんでした。機動部隊-Γ-4は、住宅に派遣され、8分以内に到着しました。
機動部隊-Γ-4は、この地域から逃亡してきた4人の既知のカオス・インサージェンシー情報災害テロ工作員を観測し、その全員はターミネイト-オン-サイトの人物調査書に記載されていました。短い銃撃戦の末、CIの工作員らはその場で殺害されました。財団の機動部隊に死傷者は出ませんでした。
住宅の中に入ると、機動部隊-Γ-4は入口付近で10人の死亡した救急隊員と警官に遭遇し、全員が目から大量の出血が発生していました。この住宅の家主が台所で同じように死んでいるところを発見しました。地下へと移動したところ、SCP-4452が毛布の下に隠れていたところを発見し、昏睡状態になっており、コードレス電気ドリルのハンドルを握り、直径1/4インチの小片がチャックに噛み合っていました。現場を徹底的に分析した結果、SCP-4452はカオス・インサージェンシーの情報兵器に攻撃を受けた直後に、ドリルを使って頭蓋骨に穴を開けたと推測されています。
財団脳神経外科医による救命処置は成功し、自己穿孔部位にプレートを移植するために頭蓋形成術が実施されました。SCP‐4452は医学的に安定しており、長期生存の予後は良好です。しかしながら、有意な認知機能を回復する可能性は非常に低いです。
倫理委員会のみが閲覧可能です
アクセスにはレベル-E5クリアランスが必要です
レベル-O5クリアランスによる承認は、倫理委員会への請願により、ケースバイケースで認められています
利益相反行為の開示: E5-2
倫理委員会のメンバーE5-2は、利益相反行為を宣言した後、自発的にSCP-4452に関する議論から身を引きました。倫理委員会の残りのメンバーの全会一致の合意によって、彼女の忌避に対する一時的な例外が認められました。彼女の提案により、SCP-4452の収容手順が修正され、青い綿の毛布をアノマリーが使用できるようになりました。E5-2によると、SCP-4452は、以前から同様の毛布を携行し、安楽と安心を得る習慣があり、このアノマリーが誕生した際に彼女の夫が購入していました。