SCP-450-JP
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収容直前のSCP-450-JP及びSCP-450-JP-A
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実験用標準SCP-450-JP-A例

アイテム番号: SCP-450-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-450-JPは、セクター8192の免震が十分な高さ10mを確保した封じ込め房の指定位置に収容して下さい。房内は赤外線測定器、及び監視カメラで常時モニタリングされています。また、封じ込め房内には高度換気設備が設置されています。房内は乾燥させて下さい。房内に立ち入る際には十分な気密性を持ったHAZMATスーツを着用して下さい。指定位置にはハッチが開けられており、その下には振動コンベヤで構成された排泄物処理システムが配置されています。担当職員は排泄物処理システムの監視を怠らないで下さい。

実験用標準SCP-450-JP-Aが必要ない時は、排泄物処理システムは"廃棄"に設定しておいて下さい。この設定時、排泄物は財団指定企業製の連続コンベヤ式汚泥乾燥機に送られ、その後電気窯で熱処理されます。処理物の安全性は十分で、財団のフロント企業「滋賀セメント磁器("Shiga Cement and Porcelain")」を通して一般流通させています。

実験用標準SCP-450-JP-Aを作成する際には、SCP-450-JP排泄物処理システムにその必要数を設定すれば、排泄物を100g毎に分けた必要分量のセルが作成されます。セルの扱いはレベル2以上の技術職員にのみ許可されています。担当職員はマニュアル-450-JP-31に従って、実験用標準SCP-450-JP-Aを作成して下さい。

SCP-450-JPの発見地では、SCP-450-JP-Aに指定されるオブジェクトの残留の可能性があるため機動部隊ほ-2("忍者狸")の第乙班が展開中です。SCP-450-JP-Aの捜索、及び回収を行っています。

説明: SCP-450-JPの外観は、高さが7mあることを除けば、一般的な信楽焼きのたぬき像です。SCP-450-JPは、一日に400g~10kgのペースト状の粘度ある排泄物を産出しますが、その由来は不明です。排泄物は、たぬきの"溜め糞"のようにうず高くつまれます。材質は、シリコン、アルミナ、未知の鉱物、高分子ポリマーからなり、焼けば陶器として十分な品質を得ることが出来ます。この排泄物から発生するガスは人体に有毒で、胃腸の調子を著しく悪化させます。排泄物は40%フッ化水素酸に浸すことでその特殊性が消失します。また、乾燥させることでも一時的に特殊性を消失しますが、完全に特殊性を消失させるためには、1200℃以上の高温下で8時間晒す必要が有ります。

SCP-450-JPの排泄物は、不定期にSCP-450-JP-Aの発生源になります。なお、排泄物が200g以下の時はSCP-450-JP-Aが発生することはありません。SCP-450-JP-Aの発生の兆候は、排泄物からの遠赤外線放射、プツプツ音、そして粘度及び流動性が消失し硬めの粘土質になる事です。ここからさらに反応は進行し、排泄物は凡そ200℃に達し、大量の水蒸気の白煙を生じさせます。排泄物は膨張を始め、やがてSCP-450-JP-Aを形成します。このSCP-450-JP-Aが生じるプロセスにおいて、排泄物は塊を保ちながら、排泄物塊の表面の水蒸気の泡の破裂によるジェットで動き回ります。動きはランダムに思われます。この時、排泄物は接触した何らかオブジェクトに強力に張り付く事があります。オブジェクトに張り付いた排泄物は更に高温になり、未知のプロセスによって接触したオブジェクトのみを選択的に焼失させます。この場合に形成されたSCP-450-JP-Aは焼失させたオブジェクトをあしらった陶器を持った形をとります。

SCP-450-JP-Aは、SCP-450-JPと同様の性質を持った、大小様々な信楽焼きのたぬきです。SCP-450-JP-Aは、SCP-450-JPと違い、排泄物の量は大きさによって左右されます。この時、同様の排泄物を複数で産出することによって、SCP-450-JP-Aの増加速度を増加させます。SCP-450-JP-Aを”割る”、元の形状で無くすると、SCP-450-JP-Aは赤褐色の水溶液へと潮解します。この液体は様々なセラミック、有機物を侵し、排泄物と同様の性質をもったペースト(その形状から"どべ"と通称されることもあります)を生じさせ、SCP-450-JP-Aの発生源となります。この水溶液が土壌に浸潤した際、重大な[編集済み]を引き起こし、19██/██/██に発生した事件SCP-450-三十五号はこの性質に由来します。このため、潮解による拡散防止の為に封じ込め房内を乾燥状態に保たれています。なお、40%フッ化水素酸に浸すことでその液体の特殊性は消失します。

SCP-450-JP-Aのサンプルを保管するために無害化する方法として、SCP-450-JP-Aを二度焼き、本焼きといった、1200度以上の高温下に8時間以上、SCP-450-JP-Aを晒す手段がとられています。この時、釉薬が用いられることも有ります。この処理を行うことによって、SCP-450-JP-Aの排泄物産出という特殊性が消失し、一般的な陶器類となります。

SCP-450-JP及び、SCP-450-JP-Aが接触焼失させるものは、非生物が多く、生物を優先的に焼失させる例は稀です。また、非生物も封じ込め房が陶器化されていないように、巨大な例は確認されていません。

付録:オブジェクトをSCP-450-JP-Aに陶器化させる実験。

序:SCP-450-JPは、セクター8192の第二大科学実験室に移動させました。実験用標準SCP-450-JP-Aは8体用い、実験隊:黄の監督下で行われました。

日付:████/██/██

対象:サッカーボール
結果:

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対象に接着し、対象を焼失させた。50cmのSCP-450-JP-Aが発生。SCP-450-JP-Aはサッカーボールを持っていました。対象のサッカーボールよりも、スケールが小さくなっています。

日付:████/██/██

対象: ████のイルカの絵画
結果: 対象は焼失。1mのSCP-450-JP-Aが発生。SCP-450-JP-Aは絵画をあしらった陶器を持っていましたが、共通点は藍色の色合いが似ている程度でした。

日付:████/██/██

対象:羽毛布団
結果: 対象は焼失。4mのSCP-450-JP-Aが発生。SCP-450-JP-Aは布団に横向きになっているデザインでした。

日付:████/██/██

対象:イノシシ
結果: 対象は焼失。1mのSCP-450-JP-Aが発生。SCP-450-JP-Aはイノシシに跨っているデザインでした。

日付:████/██/██

対象:クマ
結果: 対象は焼失。60cmのSCP-450-JP-Aが発生。SCP-450-JP-Aは"木彫りのクマ"の様なたぬきの陶器でした。

日付:████/██/██

対象:シカ
結果: 対象は焼失。3mのSCP-450-JP-Aが発生。SCP-450-JP-Aは鍋を持っていましたが、封じ込め房に鍋は置かれていませんでした。

日付:████/██/██

対象:Dクラス職員D-2234
補: D-2234にはSCP-450-JP-Aの発生の不定期さを考慮して、非摂食長期生存可能化処置を施し、更にSCP-450-JPの排泄物への耐性を付けるなどのカスタムを施しました。またSCP-450-JPの排泄物が接着しやすい様に固定しました。
結果1: 30cmのSCP-450-JP-A-1が発生。この時D-2234の識別ネームホルダーが焼失。SCP-450-JP-Aはネームホルダーのような物をぶら下げているようなデザインでした。
結果2: SCP-450-JP-A-1発生の60時間後、80cmのSCP-450-JP-A-2が発生。この時D-2234のDクラス職員制服が焼失。SCP-450-JP-A-2はオレンジ色の落下傘降下服を纏ったようなデザインでした。
結果3: SCP-450-JP-A-2の30時間後、40cmのSCP-450-JP-A-3が発生。この時D-2234の体以外のアイテムが焼失。SCP-450-JP-A-3は靴下と靴とパンツとシャツを履いているデザインでした。
結果4: SCP-450-JP-A-3の███時間後、房内の排泄物は、██kgになりました。これから想像されるSCP-450-JP-A-4の高さは██mであり、この時D-2234の処置も限界でした。この状況は予期されており、緊急用のダクトを開け、排泄物を分割して廃棄して、SCP-450-JP-Aに変換させようとしましたが、予期せぬ事故によって、[データ削除済]。幸いにも、死者は出ませんでしたが、白衣██着を含む、器材の損失、さらに臨時出費が必要になりました。

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