SCP-4818

評価: +36+x
アイテム番号: SCP-4818
レベル1
収容クラス:
euclid
副次クラス:
none
撹乱クラス:
vlam
リスククラス:
caution

特別収容プロトコル: SCP-4818は、サイト-17の低警備棟の標準人型収容房内へ収容され、良好なふるまいと継続的協力を条件として、標準的な特権と文化的居住環境を与えられます。SCP-4818は収容以前から収集していたグラフィックノベルを所有することが認められ、また、最大12冊までの刊行中のグラフィックノベルの定期購読が許可されます。

SCP-4818が敵対的行動をとった場合は、市販のベンタブラック塗料でコーティングされた4平方メートルのシートが発射されるように改造したネットランチャーを用いて鎮圧し、光を発する物体が無いかどうかあらためられた、完全な無光源の収容房内に収容します。SCP-4818の外出は、サイト17の異常人型実体心理学主任による評価で更なる暴力の懸念が最小限であるとみなされた場合には許可される可能性があります。複数回、または深刻な敵対的事件が発生した場合、SCP-4818はより警備が厳重な施設へと移送されることとなります。

SCP-4818は、機動部隊 Alpha-9 "残された希望"からの派遣隊員によって定期的に評価され、指定された地域での訓練任務に従事することが許可されています。

説明: SCP-4818はヨーロッパ系と中東系の混血と思われる青年期の女性です。SCP-4818の皮膚に接触したいかなる光子もフォトニック分子1を形成するよう誘導されます。SCP-4818は、光が照射されている限り、フォトニック分子を自由に形成し、分解することが出来ます。このフォトニック分子で構成された物体は、結晶性の格子構造を持ち、発光する切子状の宝石に似た外観を有しています。

SCP-4818が生成するフォトニック物質は、通常の物質のように衝撃を受けても壊れたり、傷がついたり、裂けたり、変形したりしませんが、完全に消滅するまで徐々に光子を放出します。物理的な衝撃がこの劣化を加速させることが実証されています。フォトニック構造物は通常毎時100ルーメンの速度で減少し、0ルーメンに達した時点で完全に消滅します。また、フォトニック構造へ約1000 ニュートンの衝撃を与えることで、100ルーメンの光度が失われます。

SCP-4818は、皮膚接触を維持することにより、フォトニック構築物の輝度を回復、維持、または増加させることができます。

回収時、SCP-4818は小さなフォトニック物質性の宝石や置物を生成できるだけでなく、露出した皮膚の上に柔軟性のないフォトニック物質製の装甲を生成することも可能でした。

選択されたインタビュー:




主任研究員による更新: SCP-4818のAlpha-9への加入は、彼女の士気と財団への忠誠心を著しく改善しました。独自の異常能力に関する彼女の技術も、彼女が受けた訓練によって大幅に強化されています。彼女は今、フォトニック物質性の繊維を生成しそれらを柔軟な衣服に織り込むことが可能になり、また、露出した皮膚から生成されたフォトニック物質を衣服の上に広げることが可能になりました。

彼女は、高さ約2メートル光度1万ルーメンのフォトニック物質の立像の作成に成功しました。戦闘訓練では、彼女は剣、鞭、盾、手裏剣を最もよく生成します。彼女はより複雑な構造を作成することを目標としており、将来的にはフォトニック物体からなる機械を作成することを望んでいます。

Alpha-9の指揮官は、レーザービームに光を集束させたり、電離周波数で逆探知する方法を試していますが、これまでのところ何も成果はありません。

彼女のAlpha-9としての活動外では、SCP-4818は模範的なサイト居住者です。彼女は新しく会得した技術を職員や居住者を害する為に使用したことはなく、多くの場合は他者に対し非常に親身かつ、彼女なりの方法でのボランティアで助けてくれています。総合して、彼女の存在は文字通りにも比喩的にもサイトを非常に明るくしてくれました。

~ ルナ・ヴァルデズ研究員

補遺: SCP-4818は、一対のフォトニック物質性の翼を生成する能力を示しました。これは、コンピューターシミュレーションにより、動力飛行を維持できることが示されています。 安全な条件下でこれらをテストすること、及びそれらが有効であることが証明された場合は飛行訓練を受けることが許可することを要請されています。

Alpha-9司令官による許可は保留中です。

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