SCP-495-JP
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SCP-495-JP-Bの実例。

アイテム番号: SCP-495-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-495-JP-Aは異常生体研究サイト-8143の低危険度昆虫型オブジェクト飼育エリアで、SCP-495-JP-Bは同低危険度植物型オブジェクト栽培プラントで保管・維持されます。担当職員はSCP-495-JP-Aの個体数が200匹程度に収まるように適宜個体数の調整を行ってください。

未収容のSCP-495-JP実例が存在する可能性があります。一般人の手に渡っていた場合、カバーストーリー"外来種移入による遺伝子汚染"/"無認可の遺伝子組み換え作物"を適用し回収・破棄してください。回収後、分析を行い既知の固体との差異を調査してください。

説明: SCP-495-JPは後述する異常性を除けばごく一般的なカブトムシTrypoxylus dichotomus(以下SCP-495-JP-A)の成体群、及びスイカCitrullus lanatus(以下SCP-495-JP-B)の株群です。

SCP-495-JP-A群の生態と通常のカブトムシの生態との間に、特筆すべき違いは有りません。またSCP-495-JP-Aのうち、雄個体は異常性を持ちません。SCP-495-JPの第1の異常性は、SCP-495-JP-A群の雌個体が産卵した卵1を適切な湿度と温度に保った状態で一定期間保管した際に発生します。通常のカブトムシ同様の孵化プロセスを経て、SCP-495-JP-Aの卵からはスイカ(SCP-495-JP-B)の芽が"孵化"します。注目すべき点として、孵化の瞬間までは正常なカブトムシの発生過程が観測されています。

孵化したSCP-495-JP-Bは適切な環境下において通常のスイカと同様に生育します。SCP-495-JPの第2の異常性は、SCP-495-JP-B群が結実した際に発生します。SCP-495-JP-Bの果実が一般的に"収穫可能"と表される段階まで生育した後にその表皮を剥ぎ取ると、内部にカブトムシ(SCP-495-JP-A)群が出現します。内部を直接的に観測するその瞬間までは、通常のスイカと同様に内部組織が発生していることが判明しています。

SCP-495-JP-A及びSCP-495-JP-BのDNAに通常種との有意な差異は確認されていません。UPDATE 20██/07/██:事案495-pupationを参照してください。


SCP-495-JPの特性を探るため、SCP-495-JP-Bの未熟果を塩漬けしたものをDクラス職員に摂食させたところ「クリーミィでコクのある旨みがとても美味しい」という感想が得られました。この結果から鑑みて、SCP-495-JP-Aを摂食する実験が許可されました。SCP-495-JP-Aの生体20匹を凍結乾燥後に粉砕したものをお湯で抽出し、Dクラス職員に摂食させたところ「土っぽい匂いと、黒い色味が気になるけれど、味はスイカジュースみたいでおいしかった」「懐かしい記憶が一瞬頭を過った気がする」という感想が得られました。SCP-495-JP-Aの摂食を希望するCクラス以下の職員は、消化器官系統に問題が無いことの証明を提出することで凍結粉砕用の機材を借り受けることができます。摂食後には必ず健康診断を受け、その結果を提出してください。

UPDATE 20██/07/██:事案495-pupation: これまでにSCP-495-JP-Aを摂食した人物の胃内部で、昆虫由来のキチン質が再形成される事例が発生しました。この際形成されるキチン質塊は、平均的な人間の胃容量を大幅に超過しており摂食者の内臓器官に深刻なダメージを与えます。現在までに摂食した職員のうち8割に相当する██名と、児童7名を含む一般人12名がこの事例が原因とみられる急性胃拡張・胃破裂を呈しています。

国内医療機関の記録を参照した結果、これ以前の記録に同様の症状は確認されませんでした。

新たな異常特性の発生を受けて行われた調査の結果、財団が維持するすべてのSCP-495-JP-A及びSCP-495-JP-BのDNAマップに15%~20%の変異が発生していることが確認されました。この変異がもともとSCP-495-JPが持っていた機能であるのか、或いは偶発的な発生であるのかは不明です。

今後Dクラス職員を用いた実験時以外におけるSCP-495-JP-Aの摂食は禁止されます。

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