SCP-504-JP
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アイテム番号: SCP-504-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-504-JPのサンプルは財団の一般データベースに記録されており、Dクラスを除く全ての職員に自らのセキュリティ権限に見合った情報の閲覧が許可されます。データの複製・改竄・削除などの編集行為を無断で行うことは禁止されています。SCP-504-JPの発現を確認した職員はオブジェクト研究チームに概要を報告した後、該当データを速やかに削除又は破棄してください。この作業における特殊な手順は必要ありません。

SCP-504-JPが現在まで出現しているサイト-8123に対するO5評議会からの一切の通信は禁止されており、対象の発見を平易にしています。Kクラスシナリオ、又はそれに準する緊急事態の際であっても全ての情報の送着信は財団日本支部理事とサイト管理官の仲介を必要とし、他のサイトと異なる独自の情報統制プロトコル-亥の3が適用されます。サイト-8123に新規に所属する職員には、SCP-504-JPに対する最低限の知識を得るための特別講座の履修が義務づけられています。

説明: SCP-504-JPはO5評議会からサイト-8123に送信される凡ゆる媒体を利用した異常な命令です。1~2日ごとに一度の頻度で発生し、書簡・電子メール・電話・電報・無線・衛星通信など様々な情報伝達手段を利用することでサイト-8123所属の職員にランダムに送信されます。SCP-504-JPの機密レベルは情報を受け取った職員のセキュリティ権限に合致した内容となっており、オブジェクトによる機密の漏洩は最小限に抑えられています。これがSCP-504-JP側の意図的な操作の結果又は偶然によるものかについては現在まで判明していません。

オブジェクト内における“O5”の態度は一貫して過剰に尊大であり、命令の内容の大半はサイト-8123に収容されているアイテムの収容プロトコルの改変やオブジェクトクラスの再分類についての異常かつ荒唐無稽なものですが、人事や予算の不備についての詳細かつ厳しい指摘や、他のサイトや国外に収容されているオブジェクトについての言及など、原則から逸脱した命令も複数確認されています。

メールのアクセスログや財団独自の通信衛星██████の使用記録に加え、書簡の筆跡や[編集済]、声紋に至るまでの全ての証拠は、命令の送信元がO5であるという仮説の裏付けに十分になり得るものです。しかしO5側は命令の発布を完全に否定しており、実際にO5の全員はこれまでにサイト-8123に対する正式な通信を一切行っていないことが証明されています。評議会側の意図的な虚偽の供述や記録の改竄についての可能性は現在否定されています。(バカバカしい。彼らが尊厳を自ら貶める為だけにこんなことをすると思うか? - 有珠博士)

SCP-504-JPは19██年のサイト-8123完成から3日後、Dクラス宿舎を解放しようとしていたレベル2研究員████ ██の端末で初めて発見されました。O5からのメールにはサイト-8123の完成を心から祝うという旨の前文と共に、Dクラスに「休暇」を与えろという命令が書かれていましたが、研究員の権限はO5からの連絡を直接請けるレベルに達していないことを理由に、悪戯であると判断されました。████はセキュリティクリアランス剥奪と厳重注意の後、危険性の低いアイテムを扱う他サイトに転勤となりました。
二週間後、当時SCP-███担当のレベル3職員だった有珠博士の元にO5-██からの着信がありました。彼がO5評議会メンバーと電話で直接対話するのは初めてのことでしたが、危険性の高いSCP-███のオブジェクトクラスを即刻Anomalousに再分類するよう命令された時には断固反対し、自らの研究者生命を賭しても意見は絶対に変えないと主張したところ通信を切断されました。疑問を募らせた有珠博士がサイト-8123内の部下や同僚数人に非公式なインタビューを行った際、同様のトラブルが多数発生していることが判明し、SCP-504-JPの存在が公式に認知されました。

SCP-504-JPはO5からの命令に高度に偽装した誤情報ですが、言説の稚拙さや荒唐無稽さにより簡単に判別が可能です。しかし、情報の圧倒的な総量に起因するサイト全体の情報処理能力の低下が無視できない事態となっていることに加え、仮にSCP-504-JPの内容が実際に行動に移された場合、重大な収容違反が発生する可能性が非常に高いことから、収容手順の再検討が進められています。

何故サイト-8123にのみSCP-504-JPが発生するかは現在も分かっていませんが、サイト完成当初に多数収容されたオブジェクトが関係している可能性は現在まで否定されていません。更なる研究と調査が待たれます。

これまでに████████件のSCP-504-JP発生が報告されています。

追記: SCP-504-JPをたちの悪い悪戯程度にしか認識していない職員が多いことは嘆かわしい事態であると言えます。あれは確かに非常にたちの悪い冗談です、事実我々はO5からの直接的な通信を全て妨害され、“調子に乗った悪ガキ”のクラッキングへの対応に追われるシステム管理者のように、膨大な誤情報の処理に対処しなければならないのですから。
我々のサイトはどれだけの危険なオブジェクトを収容していますか?[編集済]、[データ削除済]、その他私の権限では到底知り得ないような異常なアイテム群への対応に関して、この悪戯は余りにも危険過ぎます。
そもそもSCP-504-JPとは一体何なのでしょう?研究主任の私でさえも多くは語れません。ただ言えるのは、あれは使い方さえ変えれば簡単に世界を崩壊させることができる重大な情報を、ただ嫌がらせの為だけに利用しているということです。
17度目のSCP-504-JPのKeterへの再分類を要求します。 - 有珠博士

要求は偉大なるO5により却下された。我々こそが貴様らの秩序だ。 - O5-█

要求を検討するとの連絡が入った。これは助言だが、そのメールアドレスからの通信を拒否することは禁止されていないし、その方が君の精神衛生に良い効果を齎すと私は思う。 - 日本支部理事-██

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