SCP-520-JP
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発見時のSCP-520-JP、対象は活性化している。

アイテム番号: SCP-520-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-520-JPは非活性化状態であることが確認されたうえで密封性のタッパーに保存し、保管サイト-81██内のロッカーに保管してください。実験以外におけるSCP-520-JPへの接触は禁止されています。SCP-520-JPを用いた実験を行うにはセキュリティレベル3以上の職員の認可が必要です。

説明: SCP-520-JPは、非活性化時には横に切れ目の入った9cm×9cmの一般的な油揚げに見えます。この状態のSCP-520-JPと一般的な油揚げを目視で区別することは困難です。また、この状態のSCP-520-JPは-120℃以下の低温および1200℃以上の高温によってのみ無力化が可能です。
SCP-520-JPは切れ目から加熱処理を施した米または米料理を本体内部に入れることによって活性化します。活性化したSCP-520-JPは体全体を用いて移動を行うことができ、しばしば「芋虫のよう」と称されます。活性化時においてSCP-520-JPといなり寿司を目視で区別することは前述の移動能力を除いては困難です。SCP-520-JPの内部に限界まで、加熱処理を施した白米を入れた場合、およそ8時間の間活性状態が続きます。内部に入れられた米類は活性化の間、未知の手段によって"消費"されます。
活性化時のSCP-520-JPは、後述の依存性を除いて通常のいなり寿司と同様に問題無く摂食することが可能ですが、非活性化時のSCP-520-JPを人間が摂食した場合、対象は摂食からおよそ30分後に体中の水分が全て消失し、皮膚がミイラ状になり死亡します。そして対象の死亡からおよそ24時間後に、対象の全ての表皮がSCP-520-JPと同一のものに置換されます。この方法によって、SCP-520-JPの個体数を増やすことが可能です1
活性化時のSCP-520-JPを摂食した人間はSCP-520-JPに対して依存性を示します。これにより、重度の依存症に陥った人間はSCP-520-JPについての知識を有していた場合でも非活性化時のSCP-520-JPを摂食しようとしたり、前述の特性を用いて他人をSCP-520-JPの"媒体"にしようとするため、実験を行う場合には同じDクラスを用いることは禁止されています。
SCP-520-JPを用いた実験記録は、下記を参照してください。

実験記録520 - い
対象: 非活性化状態のSCP-520-JP個体(SCP-520-JP-1と指定)。

実施方法: 対象に加熱処理を施した餅を挿入する。

結果: 対象は活性化し、容器内を周囲の様子を探るように動き回った。

分析: 加熱処理をしていれば米の形を保っていなくても活性化することが判明。
好き嫌いはしないタイプらしい。―██博士

実験記録520 - ろ
対象: 非活性化状態のSCP-520-JP個体(SCP-520-JP-2と指定)。

実施方法: 対象に調理されたビビンバを挿入する。

結果: 対象は活性化し、実験用の容器の壁に体当たりをするなど攻撃的な行動をとった。対象が非活性化した際、具材であるホウレン草、人参、豚肉は内部に残留したままであった。

分析: 入れる物体によってSCP-520-JP個体の性格が変化すると見られる。
興味深い、あくまで米のみが原動力なのも面白い。―██博士

実験記録520 - は
対象: 非活性化状態のSCP-520-JP個体(SCP-520-JP-3と指定)。

実施方法: 対象に七分粥2を挿入する。

結果: 対象は活性化したが、自分から積極的に動こうとはせず、動く速度は通常のSCP-520-JP個体のものを下回った。

分析: 入れる物体は対象の性格だけではなく、身体能力にも影響を及ぼすと見られる。

実験記録520 - に
対象: 非活性化状態のSCP-520-JP個体(SCP-520-JP-4と指定)。

実施方法: 対象に、水の代わりに飴湯3を用いて炊飯処理を施した米を挿入する。

結果: 対象は活性化。通常のSCP-520-JP個体よりも移動を行わなかった。実験を閲覧した研究員によると「落ち着いているようだ」とのことである。

分析: 現在までの実験の結果から、SCP-520-JP個体の性格は入れた物体の味に、運動能力は形状に依存していることが推測される。

実験記録520 - ほ
対象: 活性化状態のSCP-520-JP-2,SCP-520-JP-3,SCP-520-JP-4。

実施方法: 全ての個体を同一の容器に入れて、反応を記録する。

結果: 終始SCP-520-JP-2がSCP-520-JP-3を攻撃し、SCP-520-JP-4がそれを止めようとするような動作を行っていた。開始から5分後にSCP-520-JP-3が破壊されたため実験を終了。

分析: これらの反応は社会性を持つ動物に見られるものである。
強者が弱者を虐げるという典型的な動物としての反応を示したというのは興味深い。しかしこいつらは果たして生き物と言えるのだろうか?―██博士

実験記録520 - へ
対象: 活性化状態のSCP-520-JP(炊飯処理を施した白米を挿入済み、SCP-520-JP-5と指定)個体およびD-5201。

実施方法: SCP-520-JP個体をD-5201と触れ合わせることによって一般的なSCP-520-JPが人間に対してどのような反応を見せるのかを実験する。

結果: SCP-520-JP-5はD-5201の手にじゃれるように触れ、人間に対して警戒心を全く見せなかった。D-5201がSCP-520-JP-5に対して愛情を抱く恐れがあるため実験を中止。

分析: 一般的なSCP-520-JPは人間に対する警戒心が全く無い事が判明した。
こいつらは人間に食べてもらいたいのか、それとも可愛がってもらいたいのか、いったいどっちなんだ?―██博士

SCP-520-JPは、サイト-81██に勤務していた██博士が寿司屋「████」にて購入した寿司を食べようとしたところ、いなり寿司が動いたことから発見、収容されました。販売元の調査を行ったところ、店主は「いつもとは違う業者から油揚げを仕入れた」と供述しており、当オブジェクトへの関与が薄いと判断されたため、従業員を含めた全員にAクラス記憶処理を施し、寿司屋「████」は現在、財団の監視下に置かれています。また、住所や業者名などの情報があるにも関わらず、業者元の特定は失敗に終わっています。

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