SCP-535-JP
評価: +8+x

アイテム番号: SCP-535-JP

オブジェクトクラス: Euclid

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SCP-535-JPへと変化した廃墟の一つ

特別収容プロトコル: SCP-535-JPの周囲には立ち入り禁止の看板と部外者の侵入を禁止するフェンスを設置してください。周囲には非武装の職員2名を配置しフェンスを乗り越えて侵入しようとした部外者がいた場合は制止してください。いかなる場合でもDクラス含む財団職員がSCP-535-JP内部へ侵入することは禁止されています。万が一制止が間に合わず部外者がSCP-535-JP内部へと侵入した場合は決して追跡せず外部で待機してください。部外者がSCP-535-JP内から生還した場合は保護を行い内部の様子のインタビューを行います。インタビューの終了次第記憶処理を施し適宜カバーストーリーを適用して対応してください。

説明: SCP-535-JPは日本国内の廃墟となった面積300平方メートル以上の建築物内に出現する、火葬炉が設備されたホール(SCP-535-JP-1)と葬儀人(SCP-535-JP-2)の総称です。現在SCP-535-JPは日本国内で5か所確認されています。SCP-535-JP-1への侵入は建物内に存在する特定の出入り口を用いて行われ、それらは通常外部から視認できない位置の出入り口が選定されます。SCP-535-JP-1内部の空間は白と黒を基調とした自然石で構成されたホールの様のような作りになっています。壁には5~6機の火葬炉と操縦用の装置、スタッフルームと書かれたネームプレートが取り付けられた木製の扉が存在します。SCP-535-JP-1は建造部の内部構成を無視して出現するため、廃墟の外見からではSCP-535-JP-1の存在を確認することは出来ません。

SCP-535-JPの内部に人間(以下被害者と表記)が侵入しSCP-535-JP-1にたどり着いた場合、スタッフルームと書かれた部屋から喪服を着用したSCP-535-JP-2が出現します。SCP-535-JP-2は自らを「香川████」と名乗るやせ形の中年の男性であり、自身をこの火葬場の葬儀人であると称します。SCP-535-JP-2は被害者に対しあらゆる屁理屈、詭弁を用いて「すでに死亡している人間」「もうすぐ死亡する人間」「生きる価値のない人間」などと評価します。被害者に対して一方的な評価とその説明を終えたところでSCP-535-JP-2は被害者に被害者自身を火葬することを提案します。この提案に強制力はないため被害者はほぼ例外なくその提案を拒絶します。提案が拒絶された場合スタッフルーム及び廃墟内の各部屋から大量のSCP-535-JP-2が出現し被害者を拘束します。拘束された被害者は数人のSCP-535-JP-2らによって火葬されることに同意する旨と其の料金が書かれた書類へ強制的に拇印を捺印させられます。この際激しく抵抗を行うとSCP-535-JP-2らによって右の親指・手首が切断され、それを用いたSCP-535-JP-2の手によって捺印がなされます。

書類への捺印が終わった被害者は速やかに木製の棺へと納められた後に火葬炉で焼却されます。火葬が行われている最中であっても廃墟から煙が立ち上る様子は確認されません。SCP-535-JP-2によって死人であると評価されなかった人間、及びSCP-535-JP-2らの拘束を逃れ建造物の外へと逃れた人間は生還することが可能ですが生還した事例はごく少数です。

被害者がSCP-535-JP-1内で火葬されてから1カ月以内に被害者の家族・勤務先などに火葬代の請求が行われます。請求額は一般の火葬代・葬儀代と比べはるかに高額なもので請求先が裕福であればあるほどその金額は大きくなる傾向になります。加えて多くの場合は高額な追加料金・オプション料金が加算されその請求はさらに高額になります。料金の支払いが行われなかった場合、利子と称して請求代金の1/10に当たる金額が10日に1度、請求先の口座や宝石貴金属などの資産から回収されます。現在利子の回収を防ぐ手段は判明していません。

請求の支払いを終えた時点でそれ以上の強制的な料金の徴収は行われなくなります。しかし被害者の遺骨の返還などをオプションサービスという形で提案し、代金を請求した事例が存在します。SCP-535-JPが何を目的として資金を回収しているかは不明です。

SCP-535-JPのある廃墟はある日を境にインターネットの上で「廃墟マニアには堪らない場所」「サバイバルゲームに最適」「ドラッグの売人がいる」「痴女の幽霊が出る」などの多くの人間の興味を引く噂が飛び交っており興味本位で訪れる人間が大勢出現しました。その中でごく少数の人間がSCP-535-JP-2についての報告を行っていたことからSCP-535-JPが発見されました。その後の調査の結果SCP-535-JPのである廃墟について好意的な意見の書き込みやSCP-535-JP-2の存在を否定する意見の全てがSCP-535-JP内部から行われた自作自演であることが判明しました。

SCP-535-JPの特性上、Dクラスを用いた実験では「Dクラスなんて死んでいるも同然」1との理屈を理由に火葬が行われるため有効な実験を結果を得ることが困難です。収容初期段階に犠牲となった財団職員やエージェントの音声記録、掲示板に書き込まれた生存者の報告から以下のような理由で火葬される可能性があることが確認されています。

・白または黒を基調とした服装をしている
・一般的に死をイメージする物品を身に付けている(髑髏・梟・十字架など)
・冷え性を患っている
・ネクタイを締めている
・名前や誕生日、住所に4の数字が入っている
・自分が死ぬ夢を見たことがある
・厄年
・生命線が短い
・結婚をしていない40代以上の人間
・剣道の段位を持っている(「武士道に習うべき」との事です。)
・殺人歴または自傷歴がある(ピアス穴やタトゥー、[削除済み]も自傷行為に含まれます)
・喫煙者または飲酒者
・近いうちに死亡事故に会う(SCP-535-JP-2が未来予知能力を持つか否かは現在不明です)

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