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L██████博士の個人記録から回収:

██/██/████:
ようやく、俺の才能が認められた!非常に重要性のあるSCPの研究を始めるよう監督官1から通告があったのだ。なにもかもが極秘、最高機密、だから俺のノートはここに保管しておこう。どの監督官がこの企画を任せてくれたのかさえ知らないが、それも秘密だ。当分の間はサイト4212に居ることになっている、SCP-260の取扱が仕事だな。時間が空いたらもっといっぱい書こう!

██/██/████:
なんてこった!レベル4に昇任した3、そしてサイトの皆が俺の管理下にある!扱き使えるとんでもない数のD-クラスと、何より自分のSCPを手に入れたぞ。ほんとに驚きだよ。君はただ[判読困難]4すぐにだ!対象を小さくしたような奴が手に入る。いや「小人にしたような」かな?どちらにしろそれは大きな頭をしている。そして、オリジナルのとても良く出来たコピーだが、違いもある。その極小版(小人版?)はさらに、とても、オリジナルよりも洗練されている。どんな方向からでも人間をより流行の、ほとんど漫画手前までにさせる。コピーはより興奮しやすく、何をするにも全力で取り組む、熱心にね。
このことはすでに全て証明されて、対処もされている。俺がここですることは知性のあるSCPや研究者にこの装置を使って実験することだ。明らかに入れ替えに気づいていない奴らがいる。5

██/██/████:
実験記録1
被験体: SCP-953
結果: 小さな狐の姿の女性、勢い良く跳ねながら壁に近づいていった。最初に生成した時、彼女は一人のD-クラスに飛びつき、唇にキスをして、彼の鼻孔を爪で押しあてると、彼の股間を愛撫し、そして喉を噛みちぎった。ガスが噴射されるまでに彼女は実験室で更に3人のDを殺し始めた。残骸は焼却した。次はもっと安全な物にしよう。

[ページ紛失]

実験記録7
被験体: SCP-076
結果: 前回の成功の後、更に難しい対象で試すことを決めた。ミニ-076はとんでもない災難だった。オリジナルに非常に似た形で生成され、同時に殺害状態に入っていた。サイズの縮小は速度を増大させ、弾力性のあるボールとクイジナートを合体させたようなものとともに去っていった。ミニ-076は近くの収容所を破壊させようとしていたが、ぎりぎりになって本物の076が現れ、対処してくれた。とても力強くこのような脱走が二度と起きてはいけないということを証明した。幸いにも、アシスタントのライアンが責任をとった。ライアンがいなくなると寂しくなるな。今日にも取り消してもらうようお願いしよう。

██/██/████:
実験記録8
被験体: ライツ博士
結果: SCPで失敗するとかなり危ないので同僚の研究者で実験することに決定。研究者の中ではライツが完全に合っていた。本当に、3分の1サイズでも彼女は美しかった。ミニ-ライツはSCP-5555に関心を示すと、服を脱いで俺を誘い始めたので喜んで受け入れた。

メモ: 事後の余韻に浸ろうとしていると、彼女はランプで頭を殴った。

メモ: ミニ-ライツは収容を違反した。セキュリティが直ちに彼女を連れ戻すことになっている。

実験記録9
被験体: ギアーズ博士
結果: ミニ-ギアーズはほとんどロボットだ。外部刺激に反応し、質問にも応えるが、好奇心や意志がないように見える。背中の大きなねじ巻きは実際には使用されない。ミニ-ギアーズは焼却炉で処分する。

メモ: ミニ-ギアーズは実験ラボと焼却炉の間で消えた。輸送機も1つ無くなっている。クソッタレ!

実験記録10
被験体: クレフ博士
結果: 彼らにノーを教えた、彼らのうち1人だけを残さなければならないことを教えた、ノォーーー、重要な研究者全てを当たらなければ。
あの野郎、どこからショットガンを手に入れやがったんだ?左足をミニ-590に見せなければ、セキュリティは銃で対処しろよ。

メモ: 新しいセキュリティが必要になった。彼らの半数が死傷していて、ミニ-クレフどころじゃない。

██/██/████:
実験記録11
被験体: グラス博士
結果: …ミニ-グラスは大きなアフロの姿をしていて、スカーフと白衣に包まれている。目だけが見え、現れてから数分で3匹の子猫がいつの間にか実験室に侵入していた。彼…彼は私を驚かせると、とても明るくなった。

メモ: ミニ-グラス収容房の外にいるセキュリティがお腹を内側から裂かれた状態で発見された。まるで小さくて毛に覆われた何かに引き裂かれたように見える。ミニ-グラスはいまだ逃走中。

実験記録12
被験体: アイスバーグ博士
結果: 白衣を着てブリーフケースを持った小さな男。生成されると同時に、彼はブリーフケースを開き、書類の束を手渡すと、研究を進める前に書類に記入しなければならないと告げた。書類の上部には'書類518b、不適当な環境における、古い構造に基づく新しい生命の創造の要請、'と、下部には'書類8675309、公然において全くの愚かであること。'と記されている。ミニ-アイスバーグは拘留された。

メモ: おかしい。2人のセキュリティがペーパーナイフで引き裂かれた状態で発見され、ミニ-アイスバーグが見つからない。しかし、'異常な方法で財団保護から逃れる要請。'と書かれた記入済みの書類が残されている。

メモ: わかった!そうか!ミニチュア版は本物の漫画版だ!だから彼らには衣服があり、性格は当人の特徴をよく表しているのだ。常に道具を持ち合わせている誰かで試してみよう…ブライトがそうだな、よし、やってみよう。

実験記録13
被験体: ジャック・ブライト博士
結果: SCP-963を装着した小さなオランウータン。963を渡すと新しい装着者はミニ・オランウータンとなった。963の除去は特に問題もなく装着者をもとに戻した。ミニ-ブライトは再び保護された。

メモ: 猿の糞まみれになった。ミニ-ブライトは逃走中。今日はここまで。

██/██/████:
実験記録14
被験体: コンドラキ博士
結果: また何の特殊能力をもたないもので試すことにした。これは予想できなかった。ミニ-コンドラキは背中に大きな蝶の羽と首からカメラが吊り下げていることを除けば、ごく普通だ。羽は機能していないように見える。

メモ: カメラにサーベルが仕込まれてた。マジいてぇ。

メモ: 羽は機能していた。ミニがここから上空の隙間へと飛んでいったわけじゃない。もう少しでヤツをサーチライトで捕まえられたんだ。

実験記録15
被験体: パーマー博士
結果: ライツより捕らえるのか簡単だ、試してみるか?ミニチュアはパーマーを生成したが、彼女の胸に隠されて顔が確認できない。ああ、どうやって彼女は歩いているんだ?

メモ: ミニ-パーマーは浮遊装置を使っていない。

メモ: エアバッグもだ。

メモ: 酔って気絶している警備員が発見された。ミニ-パーマーは錠剤を彼らに投与したようだ、彼女の…ごほん…彼女の身体に隠してあった。

実験記録16
被験体: L██████博士
結果: なんで気づかなかったんだ!最高のアシスタントじゃないか、そう、俺の。素晴らしい!ミニ-L██████は少し鈍い、それに肌が爬虫類みたいに気味悪いが、それでも完璧だ!仮眠をとる間、彼に新しいミニチュアを作ってもらおう。失敗なんてことはないだろ?

メモ: ミニ-L██████は5555を研究するには手助けが必要だったので、自身に5555を使用した。ミニ-ミニ-L██████は作業負担が大きかったので、手助けを必要と感じていた。ミニ-ミニ-ミニ-L██████…ラボに戻るとどんどん小さくなっている32のL██████がいた。すべて処分されるよう命じられたが、間違っていた。

メモ: 何が起きたかは知らない、知りたくもない。少なくとも警備員が言うには潤滑油が使われたようだが。なんてことだ。

██/██/████:
実験記録17
被験体: ケイン・パトス・クロウ
結果: 蝶ネクタイをつけた小さな可愛いラブラドールの子犬。予想ではとても可愛い動きをしているはずだったが、ヤツらはより致命的で、ミニ-ケインは即座に重い金属の箱の中に移動させ、蓋を閉めた。

メモ: ミニ-ケインは箱から出ると、俺の靴に小便をかけた。ふざけやがって…やられた、ヤツにのされた。

メモ: ミニ-ケインを鎮圧するよう命じた係員は薬殺用注射針を瞼に刺された状態で発見された。そして小便がかけられていた。糞犬はどこにも見つかっていない。

実験記録18
被験体: スノーリソン博士
結果: 本当にうんざりしてきた。マジで。冗談じゃなく。めちゃくちゃだ、嫌なんだよ…クソ、罰を受けさせられる。ミニ-スノーリソンは大きな口ひげを蓄えていて、パーカーを着ている。そして、黙ることはない。いつ呼吸しているのか分からないくらい、彼はただしゃべり続けている。

メモ: 5時間過ぎた。彼はまだ止まらない。銃で撃ち抜きたいが、できない。

メモ: 前回メモを取ってから8時間が経った。目を覚ますとラボの床で気絶していたことに気づく、付け髭をつけて。言うまでもないが、ミニ-スノーリソンは消えていた。

██/██/████:6
終わりだ。5555の作業から外されて、もとの仕事に戻る。サイト██のみんなは俺が休暇をとっていたと思っていたようだ、俺も違うというつもりはない。

分かった、分かったと思う。5555はオリジナルからミニチュアを作っていない。アレは全く別の世界から似た存在を引っ張り出してきていたのだ。しかし、一方通行でしか働かない。おそらく奴ら内の一人がここで動けなくなり、財団と、俺を利用して仲間を連れてこようとしたのだろう。奴ら全員逃げ出して、すでにいた誰かが奴らを見張っていたのだろう。こんなの気づけるか?

俺の解任命令には'ミニ-O5-6'と署名されていた。

横になって、俺が何をしたのか気づかれる前にSCP-260が俺を見つけることを願おう。78

ここでファイルは終了


*音声記録CLF-666、クレフ博士の個人オフィスで記録*

クレフ:それで君は私の助手になりたいと?
不明:コロス…殺す殺す殺す。
クレフ:実にイイね。えーと、君は私のミニ・クローンであること以外に、何か資格はあるかな?
不明:暴力!殺人!殺害!破壊!
クレフ:分かった。うん、とても感動したよ。月曜から始めてもらおう。
不明:異端者ニ死ヲ!

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