SCP-561
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アイテム番号: SCP-561

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-561の中心は特定されていませんが、その領域はカナダ、サスカチュワン州██████████の放棄された街に近い数平方キロメートルの原野だと判明しています。現在、この場所は自然保護区とされてエリア全体が金網フェンスで囲われ、その外側に警備員が配置されて巡視が行われています。フェンスは最低でも高さ3メートル (10フィート) が必要で、上部にはコイル状の有刺鉄線と通電ワイヤを設置してください。侵入者は勾留して全ての記録装置を没収し、異常性を観察したかどうかについて尋問してください。必要であれば、任意のクラスの記憶処理剤を利用することが認められます。侵入者がSCP-561の産物によって負傷した場合、最寄りの病院に空輸してクマによる襲撃のカバーストーリーを適用してください。

実験のためにSCP-561の産物をいかなる場所に移動する場合も、必ず許可を受けた職員が行ってください。フェンスの外で発見されたいかなるSCP-561産物も、適切な職員を伴っていない、またはグループN(補遺561-1を参照)に指定されていない場合には、その時点で終了されます。

説明: SCP-561は不可視の存在ですが、エリア内に残留している動物種からはこれが少なくとも20██年以来この場所に存在することが示唆されます。SCP-561はこれまでのところ直接的には検出不能で、電磁的、重力的な異常もありません。このためSCP-561の正確な作用範囲は不明ですが、その産物の外観から大まかな境界が推定されています。SCP-561は範囲内のほぼ全ての生物の繁殖産物を変異させ、直近の氷河期の直前の時代である鮮新世に現存していた生物種を子孫として生み出します。この作用は植物からヒトを含む動物にまで及びます。指摘すべきこととして、SCP-561の周囲の地域は未だ他の北米の森林地域と著しく異なっていません。大型植物は世代交代が遅いため、植物相の変異はごく僅かです。動物相は時間とともに着実な変異の増加を示しています。現時点では、SCP-561の範囲内で妊娠したいかなる動物種も、鮮新世時代の種を子孫として産む可能性を持っています。

現代の種からどのような鮮新世の種が生み出されるかということに関する実験では、印象的で、時には奇妙な結果が得られています。異常性は進化的関連性を保存せず、子孫は系統樹上で離れた枝に属する種となる可能性があります。子孫の種の選択基準として予想されるものの中で最も可能性の高いものは、親との形態学的類似性です。DNA検査では、変異した子孫は親の遺伝子を継承していない、つまり、母親は単なる代理母であることが示されました。SCP-███のような財団資産を用いて鮮新世の生物の遺伝子サンプルを得ることが困難であるため、SCP-561の影響を受けた子孫とその鮮新世の対応種との間で直接DNAを比較することは未だ行われていません。鮮新世の化石から得られたDNAサンプルを用いた実験が進行中で、現在のところ、影響を受けた子孫は99%の確率で新種ではなく、鮮新世の種に位置づけられることが示唆されています。

原核生物は異常性による変異を起こさないと見られます。ほぼ50,000世代にわたるE. coli(大腸菌)の培養の結果、そのDNAには通常の遺伝子浮動に帰することができないような組み換えや変異は見られませんでした。

驚くべきことに、地域の生態系は祖先種の出現に非常によく適応しています。これは異常性による形態的選択の結果かもしれませんが、無関係である可能性もあります。巨大な枝角を持った、ヘラジカと同サイズのシカや、狩りをする剣歯虎を見ることは珍しくありません。SCP-561内部で撮影された写真からは、自身の種の子供と共に産まれたスミロドンの子供を同様に育てるピューマの姿が明らかになりました。鳥類には目に見える変異は見られません。

生み出された祖先種の飼育は承認されています。補遺561-2を参照。

補遺 561-1:
サスカチュワン州██████████の街はSCP-561の作用範囲に完全に含まれています。20██年以降の新生児の██%がネアンデルタール人であると特定された後、全住民は財団によって避難させられました。幼児に出現した明瞭な形態学的差異は、水源の汚染により多発した小さな変異であると説明されました。SCP-561による永続的な変異を被った住民は、新しい居住地においても観察が続けられています。この子供達を人間の両親から隔てるものは奇妙な身体的特徴の一群に過ぎず、彼らは安全であると見なされています。このコホートは財団記録においてグループNに再分類されました。

補遺 561-2 - 実験によって生み出された子孫:
ピューマ、ライオン、トラなどの大型ネコ科動物は、有袋類やイタチ類により近縁な種を含む様々な種の剣歯虎を生み出しました。剣歯虎は現生の大型ネコ科動物と同様に調教することができますが、常にトラやライオンのような危険な動物として扱われるべきです。

シカ、エルク、ウマ、ヘラジカは、枝角の配置や幅が非常に印象的な絶滅種のシカやエルクを生み出しました。

アメリカグマ、グリズリー、ホッキョクグマは様々な種のクマを生み出しました。これらには、非常に大型のホラアナグマ (Ursus spelaeus) や、オオカミのような四肢を持った奇妙な走行性のクマが含まれています。

オオカミは、より大型で攻撃的なダイアウルフ (Canis dirus) を生み出しました。これらの数匹が脱走し、エリアから███キロメートルほど離れた場所で発見されています。環境影響調査では、彼らは一般のオオカミと十分によく似ており、偶発的な目撃可能性は残るものの特別な封じ込め努力は必要ないと判断されました。ダイアウルフは野生のオオカミと同程度に飼い慣らすことができる可能性もありますが、大部分は攻撃的で凶暴なままです。

コヨーテ、キツネ、イエイヌは、親種のより野性的になったものと同時に、小型のイヌ科動物を生み出す傾向にあります。最も小型の種はある程度訓練することができましたが、親種のような群れを作る本能は持っていません。

イエネコはほぼ均等に、ヤマネコ (Felis silvestris)、ジャングルキャット (Felis chaus)、スナネコ (Felis margarita) を生み出しました。

ポニーの小型品種やロバは、ある程度小型で、スタッフに「駄目になるくらい可愛い」と評される原始的なウマを生み出しました。これらの種は非常に神経質で、危険には素早く反応します。スタッフは、原始的なウマの多くの種は脅かされた時に噛みつくことに注意してください。

ゾウはマンモスとマストドンを生み出し、特定の上級スタッフを感激させました。双方ともにかなり知的だと思われ、現代のゾウと同様に訓練することが可能でした。しかしエリア外に連れ出した場合、現代の植物を食べることが困難であるようです。

エリアに持ち込まれたサイは[削除済]を生み出しました。
注: 「これを兵器化できないってどういうこと? 面白そうなのに!」 - ライツ博士

イルカなどの現代のクジラ類はそれに対応する種を生み出しました。最も一般的な例としては、スクアロドン属の様々な種が挙げられます。大型のクジラはバシロサウルス属やそれに似た種を生み出す可能性が高いと期待されており、[編集済]のつがいを取得する計画が進行中です。

エリアに持ち込まれたダチョウは1個の卵を産みましたが、これは孵化しませんでした。卵の解剖では、恐鳥類(フォルスラコス科)の未同定の種の雛が含まれていることが発見されました。

他の種の親個体の入手が可能となり次第、追加の実験が予定されています。

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