SCP-5742







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AI-2471GH2に関する資料集


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画像31: AI-2471GH2の外装の一部。



Anomalousアイテム: 2471GH2

アイテムの説明: 産業廃棄物を小さなキューブ状に圧縮する目的で設計されたと思しき巨大な機械。しかしながら、投入シャフトに入れられた物体は圧縮される代わりに、完全かつ不可逆的に破壊される。この機械は外部動力源を必要としないようである。投入シャフトの近くには“MOLOCH”と刻印された大きな銘板が貼り付けられている。

回収日: 1970/07/24

回収場所: イギリスのウェストビュー工業団地にある、使用されなくなった広大な産業廃棄物処理センター。AI-2471GH2の起源の調査で、これまでのところ成果は上がっていない。

現状: 試験中



試験ログ
投入物 結果
200gの鉄の錘 アイテムは回収されなかった。破壊されたものと推定。
ロープに取り付けた200gの鉄の錘 30秒後にロープをたぐり寄せたところ、切断されていた。ロープの先端はやや湿っており、後の化学分析で微量のアミラーゼ1が検出された。
生きたMus musculus2、1匹 アイテムは回収されなかった。破壊されたものと推定。
長距離無線送信機及び放射性同位体トレーサー、1個 無線信号は投入から7秒後に途絶えた。外部からのスキャンで、放射性同位体はAI-2471GH2の内部から消えていることが確認された。
映像記録装置、1台 記録装置がシャフトを降下し、広い収納区画に落下する映像が受信された。他の物品や出口は全く映らなかった。映像は数秒後に途絶え、接続は再確立できなかった。後ほど録音の音量を上げたところ、カメラ映像が途絶える前に、激しい息遣いが背景に聞こえるのが確認された。



調査ログ
試行 結果
既に設けられている修理用ハッチを開ける ハッチは全て溶接され、開放不可能になっている。
排出シャフトから内部に入る 小型の遠隔操作車両を排出シャフトから挿入。映像記録によると、排出シャフトは4.6m時点で閉塞していた。回収時、車両のタイヤに暗色の物質が付着しているのが確認され、後ほど糞便であると判明した。
外装パネルを強引に除去する 外装機構の大半は、当該異常装置の機能とは無関係であることが判明した。メインシャフトが特定され、2m×1.5m×1.5mの内部収納区画に接続されているのが確認された。内部収容区画は排出シャフトと繋がっていないようである。
内部部品を分析し、機能性があるかを探る 当該装置は、複数の非異常な産業廃棄物処理装置の部品で構築されているように見受けられる。これらの部品は本来なら正常に機能しないような形式で組み立てられ、如何なる動力源にも接続されていない。配線や配管は、ダエーバイト文明が妖魔界実体の撃退に用いていたルーン文字のパターンで張り巡らされていることが判明した。
ドリルで内部収納区画への穴を開ける 内部収納区画への穴が開いた際、ドリルは電源コードと共に消失した。収納区画の穴は急速に塞がったが、その前に粘性のある透明な液体が少量漏れ出した。この液体の主成分は希塩酸だった。


AI-2471GH2 ファイル更新 1970/8/18


AI-2471GH2の活性部品はサイト-109に移送され、現在はAnomalousアイテム保管庫に収容されています。正式なSCPオブジェクトへの再分類は保留されています。

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