SCP-586-JP
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実験中、破損直後のSCP-586-JP-3(SCP-586-JP-A-3は死角に位置)。内部の液体が気化している事に注目。

アイテム番号: SCP-586-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 全てのSCP-586-JPは保管サイト-8123の低危険性物体保管ユニットに保管されます。活動を停止した全てのSCP-586-JP-A標本は同サイトの冷凍保管ユニットに保存されます。SCP-586-JPを扱う実験はSCP-586-JP-Aとのコミュニケーション手段の確立を目的とした物に優先され、SCP-586-JPへの破壊や衝撃を伴う実験はセキュリティクリアランスレベル3以上の職員2名の同意が必要です。

警察機関へ新たなSCP-586-JP実例の発見が疑われる通報があった場合、調査は財団エージェントに引き継がれます。

説明: SCP-586-JPは小型のスノーグローブです。現在財団では6個のSCP-586-JPが収容されており、それぞれSCP-586-JP-1~6と分類されています。SCP-586-JPの内部は未知の成分と推測される透明な液体で満たされています。この液体は後述のSCP-586-JP-Aの活動状態を維持する役割を持つ物と推測されますが、SCP-586-JPのガラス面の破損により液体は即座に気化するため研究は停滞しています。それぞれのSCP-586-JPの内部に存在する装飾は内容がそれぞれ異なるものの、SCP-586-JP-Aが1体ずつ存在する事が共通しています。

SCP-586-JP-Aは4~12歳の冬着の児童の外見を有する小さな人型実体であり、知性を有し自律行動が可能です。SCP-586-JP-Aは摂食を必要とせず、外傷に対し異常な再生の早さを示します。SCP-586-JPを揺さぶる、あるいは外部から衝撃を加えた場合、SCP-586-JP-Aもその影響を受け、衝撃が激しい物であった場合、内部の装飾や内壁のガラス面への衝突を生じさせます。これによりSCP-586-JP-Aは激しい苦痛を示しますが、先述の再生能力により外傷は生じません。

SCP-586-JP-AはSCP-586-JPの外部を知覚する事が不可能であり、現在まで外部からのコミュニケーションの試みは全て失敗しています。SCP-586-JPのガラス面の破壊によりSCP-586-JP-Aを取り出す試みは、先述の内部の液体の気化に加え、空気に触れたSCP-586-JP-Aの即座の活動停止を引き起こしました。取り出されたSCP-586-JP-Aは解剖の結果一般的なヒトと同一の体内構造を有している事が明らかになっています。

全てのSCP-586-JP-Aは様々な国の不可解な失踪を遂げた児童と同一の外見を有しており、現在全てのSCP-586-JP-Aの身元が判明しています。

現在収容されているそれぞれのSCP-586-JP及びSCP-586-JP-Aの概略については以下の通りです。

SCP-586-JP、内部のSCP-586-JP-Aの分類 SCP-586-JP-Aの略歴 内部の装飾 SCP-586-JP-Aの現状
SCP-586-JP-1、SCP-586-JP-A-1 4歳の男性。ブラジルの[編集済]出身。 針葉樹のミニチュアが1本のみ。 沈静。ほとんどの時間を横たわった状態で過ごす。
SCP-586-JP-2、SCP-586-JP-A-2 7歳の女性。中国の[編集済]出身。 亜寒帯気候に見られる木造の住居のミニチュアが一棟のみ。ミニチュアには内部への開口部が存在しない。 沈静。ほとんどの時間を蹲った状態で過ごす。
SCP-586-JP-3、SCP-586-JP-A-3 10歳の男性。エジプトの[編集済]出身。 煙突を有する住居を模した簡素なミニチュアが1棟、針葉樹のミニチュアが2本。 実験によるSCP-586-JP-3の破壊に伴い活動を停止。
SCP-586-JP-4、SCP-586-JP-A-4 12歳の男性。アメリカの████州出身。 様々な工具のミニチュアが散乱。 発見時、SCP-586-JP-4のガラス面は破損しており、すでに活動停止状態であった。
SCP-586-JP-5、SCP-586-JP-A-5 12歳の女性。アメリカの████████州出身。 様々な工具のミニチュアが散乱。以前発見されたSCP-586-JPよりガラス面が厚くなっている。 沈静。ほとんどの時間を横たわった状態で過ごすが、時折工具を用い力なくSCP-586-JP-5のガラス面の破壊を試みる。
SCP-586-JP-6、SCP-586-JP-A-6 9歳の男性。日本の██県出身。 ホッキョクグマ(Ursus maritimus)と同一の外見を有する小型の活動的な個体が1頭のみ。 [編集済]

発見ログ: 201█年1月8日、北海道の██山中から、民間人より「生きた人間の入ったスノーグローブ」についての通報があり、通報を傍受した財団エージェントによりSCP-586-JP-1~3は回収されました。通報を行った民間人は事情聴取の後に記憶処理が施されています。また同年の4月5日、千葉県の[編集済]の林中より「スノーグローブに収まった小人の死体」についての通報があり、SCP-586-JP-4の回収に至りました。以降、同年の7月10日には熊本県の[編集済]からSCP-586-JP-5が、10月24日には山形県の██山中からSCP-586-JP-6が回収されています。

全てのSCP-586-JPは回収された当初、段ボールに内包された状態でした。これまでの発見において全ての段ボールには油性マーカーで「廃棄 賞見期限切れ(原文ママ)」と書かれたB5コピー用紙が貼り付けられており、SCP-586-JPは不明な人物によって制作、廃棄された物と推測されています。財団によりこれらのSCP-586-JPを廃棄したとされる人物の調査及び捜索が行われています。

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