SCP-615
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偶然テリトリーに侵入してしまった地元トラックからテリトリーを守るSCP-615

アイテム番号: SCP-615

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-615は無機物質で構成された安全な檻の中に閉じ込めなければなりません。周囲には一切の有機物、特に植物を持ち込まないという条件でしか、レベル4研究員の認可なしでSCP-615の収容域に入ることは許可されません。安全のため、およびSCP-615の攻撃性とテリトリーを持つ性質のため、担当職員は焼夷武器を装備した保安部隊と同伴せずに収容域に進入することはできません。

脱走が発生した場合、エリア内の全職員は即座に避難し何としてでもSCP-615を回避しなければなりません。SCP-615を元の収容域に戻すため焼夷武器を装備した収容チームを出動させなければなりません。このような作戦が不可能である場合、保安部隊はSCP-615を破壊することが許可されます。

説明: SCP-615はどのような理由でか自我を獲得した、枯死し廃棄された植物の巨大な塊です。完全に機能する生きた生物が大抵持っている中枢神経系ないし他の系やあらゆる内臓器官が欠けているにも関わらず、SCP-615は自立移動し、周囲にある物を操り、本能的な活動が可能です。

SCP-615の構成物を分析したところ、無数の枯死に廃棄された植物の混合物であり、その多くは小枝や折られた枝であることが判明しました。遠隔スキャンからはSCP-615の特異性は見つかりませんでした。どのようにして植物が1つの塊に融合した状態を維持しているのか、生存活動のためにどのように自身の質量を操っているのかはいずれも不明です。現在分かっていることは、SCP-615が地上を自転することで移動できるということです。試験によりどのような地形でも同じ速度で移動することが可能だと判明しました。障害物があればわずかに減速しますが、SCP-615自身がばらばらに分かれて移動を続けるため、効果は僅かです。さらに、通常の感覚器官が明確に欠如しているにも関わらず、周囲の環境を理解できます。どのようにしてこ現象に至ったのかは不明です。

自然環境下でSCP-615を観察したところ、枯死し廃棄された植物を摂食することが分かりました。そのため、SCP-615は森林やジャングルなど植物の群生地に生息する傾向があります。SCP-615はテリトリー内を地面の廃棄された植物を自身の体に吸収しながら回遊します。さらに生えている木々の余計な枝を剪定する「天然の庭師」としても機能するようです。これにはSCP-615の給餌と周囲の植物の寿命を伸ばすという2通りの効果があります。植物を撤去した場合、SCP-615がまるで飢餓状態のようになることが観察されました。飢餓状態を長期間強いるとSCP-615は自身を構成する植物を生物分解し、消滅するまで萎縮することが分かっています。過剰摂取した場合、SCP-615は自身を支えられなくなるほどの危険な大きさにまで到達します。これは再生反応を引き起こし、それぞれ独立して行動できる複数の小さな個体に分裂します。

SCP-615は他のテリトリーを持つ生物と行動面で違いがありません。通常、数平方マイルの領域を巡回し自身のテリトリーを侵す存在に対し積極的に攻撃を仕掛けます。SCP-615の攻撃を回避し逃げ切るのは容易ですが、獲物を捕らえた場合非常な強さと残酷性を示します。SCP-615の攻撃は獲物を完全に内部に取り込み自身に取り込む、押しつぶす、あるいは窒息させることです。ラボ実験でも現場目撃者の証言でも、十分な大きさであれば大型トラックを押しつぶす力もあることを示しています。

構成物の性質のため、SCP-615は非常に燃えやすく、対抗するには焼夷武器が選択肢となります。SCP-615はこの事実を認識しているようで、裸火を明らかに嫌がることが分かっています。何としても火を避けようとするので、収容することは比較的容易です。

SCP-615は█████の森で伐採活動が襲撃されたため発見されました。伐採者の失踪と伐採設備の破壊の報告により財団は単なる野生動物の襲撃ではないと察知しました。財団の偵察により実際にSCP-615と遭遇し、その経過で少々の犠牲者が出ました。さらに専門特化した部隊が派遣され、閃光弾や松明を用いてなんとかSCP-615を一カ所に収容することができました。

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