SCP-621-JP
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アイテム番号: SCP-621-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-621-JP-1は茶封筒へ入れられた状態で、サイト-81██のSafeオブジェクト収容金庫へ施錠して保管されています。財団全職員はSCP-621-JP-1の閲覧を制限されています。実験の際はDクラス職員を使用して下さい。

説明: SCP-621-JPは、SCP-621-JP-1を閲覧する事で発生する認識災害です。SCP-621-JP-1は██県██小学校の図書室で発見された、A4サイズの紙片に書かれた文書であり、紙片自体は一般的なコピー用紙である事が判っています。SCP-621-JP-1を閲覧後、およそ1分前後で、被験者が「文章である」と認識したすべての文字列が鏡文字あるいは逆さ文字として認識されます。この反転現象は周期的に変化をするため、被験者は文章の読解が困難になります。反転現象は被験者がSCP-621-JP-1を文章として読む事が出来なくても発症、図形としか認識できなくても発症します。現在までにSCP-621-JP-1に耐性がある被験者の存在が明らかになっていますが、割合や条件については現在研究中です。

SCP-621-JPは20██/██/██、██県山間の集落にて「学校で集団的に非識字に陥る」との事件で、最初に確認されました。現地へ赴いたエージェント█名及び回収部隊員█名が曝露、発症しましたが、回収部隊長の機転により同学校図書室にあったSCP-621-JP-1の収容に至りました。SCP-621-JP-1に曝露された█名の児童は記憶処理及び[編集済]を施し、財団が経営する特別支援学校へ編入されました。また、同時に曝露された教員の██氏は、本人の同意の上、財団で研究対象となっています。

補遺: インタビュー記録

補遺: 20██/██/██、██小学校図書室より回収されたSCP-621-JP-1

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