実験記録627JP
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SCP-627-JPはレベル3以上のクリアランスを持つ職員による許可と監督があれば実験が可能です。単独での実験は禁止されています。実験内容は全て記録されます。記録が不明瞭である場合、実験の参加者全員にクラスA記憶処理が施されます。実験結果は以下の書式で記録してください。

実験者:

内容:
結果:

 


実験者: 江戸川博士

内容: レモンと発声。
結果: 変化無し

内容: SCP-627-JPを手に持ち「レモン」と発声。
結果: 水飴のような物が生成部から滲み出し、精巧なレモンの形をした飴が形成された。味はレモン味。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「刺身」と発声。
結果: 水飴のような物が生成部から滲み出し、精巧な魚の切り身の形をした飴が形成された。形状と色から鮪の赤身と思われた。味はりんご味。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「鮪味の鮪の刺身」と発声。
結果: 水飴のような物が生成部から滲み出し、精巧な魚の切り身の形をした飴が形成された。形状と色から鮪の赤身と思われた。味はいちご味。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「レモン味の苺」と発声。
結果: 水飴のような物が生成部から滲み出し、精巧な苺の形をした飴が形成された。味はレモン味。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「苺」と発声。しかし頭では「アップルパイ」を望む。
結果: 水飴のような物が生成部から滲み出し、アップルパイの形をした飴が形成された。この事から発声に関係なく、保持者が望む物が形作られる事が確認された。味はレモン味。
レモン味が一番好みだ。 — 江戸川博士


実験者: 芹沼研究員

内容: SCP-627-JPを手に持ち「綿」と発声。
結果: 綿を模した飴が形成された。
綿飴だこれ! — 芹沼研究員

内容: SCP-627-JPを手に持ち「りんご」と発声。
結果: りんごを模した飴が形成された。味はりんご味。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「りんご飴」と発声。
結果: りんご飴を模した飴が形成された。味はりんご味。
りんご飴の形をしてるだけで、中のりんごも飴でできてますね。 — 芹沼研究員

内容: SCP-627-JPを手に持ち「金太郎飴」と発声。
結果: 金太郎飴を模した飴が形成された。
飴なら何でも作れそうかな? — 芹沼研究員

内容: SCP-627-JPを手に持ち「のど飴」と発声。
結果: メントールを含む飴が生成された。のど飴として問題無く機能した。


実験者: エージェント・泉山

内容: 左手でSCP-627-JPを持ち「虹」と発声。
結果: 赤、橙、黄、緑、水色、青、紫の七色で構成された虹の形をした飴が形成された。味はそれぞれイチゴ、オレンジ、レモン、メロン、ソーダ、ミント、ブドウ。

内容: 手袋をした左手でSCP-627-JPを持ち「オレンジ」と発声。
結果: 変化無し。

内容: 義手の右手でSCP-627-JPを持ち「オレンジ」と発声。
結果: 変化無し。

内容: SCP-627-JPを頭に乗せ「オレンジ」と発声。
結果: 精巧なオレンジの形をした飴がエージェント・泉山の毛髪を巻き込みながら形成された。形成された飴はお湯で溶かされた。

髪に乗せるのだから皮膚には接触しない。故に我々はSCP-627-JPは飴を生成しないと予想した。しかし結果は飴の生成に成功した。何事も実際にやってみなければ分からないのです。 — 芹沼研究員
そんな事より、僕の髪の毛まだべたべたするんだけど。 — エージェント・泉山
すいませんでした! — 芹沼研究員


実験者: 芹沼研究員

内容: 日本猿にほんざるMacaca fuscata)にSCP-627-JPを持たせる。
結果: 柿を模した飴が形成された。形成された飴は日本猿に摂食された。日本猿に変化無し。

内容: 阿亀鸚哥おかめいんこNymphicus hollandicus)にSCP-627-JPをくわえさせる。
結果: 雌の阿亀鸚哥を模した飴が形成された。

内容: 手袋を装着しSCP-627-JPを持ち、金鮒きんぶなCarassius auratus ssp. 2)に触れさせる。
結果: 沙蚕ごかいと思われる形の飴が形成された。

内容: 手袋を装着しSCP-627-JPを持ち、秋茜あきあかねSympetrum frequens)に触れさせる。
結果: 雌の秋茜と思われる形の飴が形成された。

人間以外でもSCP-627-JPが機能するのは分かったからこの実験はこれでお終い。 — 芹沼研究員


実験者: 訓覇研究員

内容: SCP-627-JPを手に持ち「鶏」と発声した後、SCP-627-JPを机に置き手を放す。
結果: 鶏を模した飴が形成された。制作時間は3分40秒。飴は机に付着した為、熱湯で溶かされた。

内容: SCP-627-JPを手に持ち、生成部を熱湯に浸ける。その状態で「鶏」と発声。
結果: 10分経過しても変化無し。SCP-627-JPを熱湯から取り出しビーカーに立てるも変化無し。熱湯からは飴の成分が検出された。SCP-627-JPは鶏の模造に必要な量の飴を生成し、その後飴の生成が停止したものと思われる。

内容: SCP-627-JPを手に持ち、生成部を熱湯に浸ける。その状態で「鶏」と発声。2分後、熱湯からSCP-627-JPを取り出す。
結果: 一度目の実験で形成された鶏よりも二回り小さい鶏の形をした飴が形成された。


実験者: 江戸川博士

内容: SCP-627-JPを手に持ち「松茸」と発声。
結果: 松茸の形をした飴が形成された。味はイチゴ味。

内容: 形成された飴を取り除かないままSCP-627-JPを使用。形成される飴は「兎」を望んだ。
結果: 新たに生成された飴に押し出されるように、松茸形の飴はSCP-627-JPから剥離した。松茸形の飴は落下せず、兎の形に形成された飴の頭部に付着していた。

内容: 生成部に金属板を押し付け、SCP-627-JPを使用。形成される飴は「レモン」を望んだ。
結果: 飴の生成が確認されると、行き場を無くした飴の圧力が増大していく。推定されるSCP-627-JPの耐久限界値に近付いた為、金属板の固定を解除。金属板がSCP-627-JPから離れると、苺を模した飴が形成された。金属板には少量の飴が付着していた。味はレモン味。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「猫」と発声。その後、飴の生成中に「犬」と発声する。
結果: 猫を模した飴が形成された。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「猫」と発声。その後、SCP-627-JPを芹沼研究員に手渡し、芹沼研究員が「りんご」と発声する。
結果: 猫を模した飴が生成された。
最初に望んだ飴が出来上がるまで、他の飴は作れないらしいな。 — 江戸川博士


実験者: 霧崎博士

内容: SCP-627-JPを手に持ち「リゴレットナンテーズ」と発声。
結果: リゴレットナンテーズを模した飴が形成された。本物のリゴレットナンテーズに含まれるフルーツピューレの代わりに水飴が入っていた。
あ、凄い、正にこの味です。 — 霧崎博士

内容: SCP-627-JPを手に持ち「壊れない飴」と発声。
結果: 飴に掛かる圧力を分散させ、およそ8700Nの力に耐える構造をした飴が形成された。熱を与えると通常の飴と同様に溶け始めた。
メモ: この構造は記録文書252899に保管されています。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「絶対に壊れない飴」と発声。
結果: 流動性の高い水飴が生成された。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「溶けない飴」と発声。
結果: 砂糖水が生成された。
『溶ける』の定義は『個体が液状に変化する』のようですね。 — 霧崎博士

内容: SCP-627-JPを手に持ち「気体の飴」と発声する。
結果: 辺りに甘い香りが漂った。SCP-627-JPからカラメルや果糖等の粒子が放出されている事が確認された。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「酸素」と発声。
結果: 酸素の分子模型の形をした飴が形成された。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「毒」と発声。
結果: シアン化水素の分子模型の形をした飴が形成された。分析の結果毒性は確認されず、摂食可能と判断された。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「オーロラ」と発声。
結果: オーロラを模した飴が形成された。
こんなに正確に形作れるものなんですね……素晴らしい出来上がりです。 — 霧崎博士


実験者: エージェント・泉山

内容: SCP-627-JPを手に持ち「拳銃」と発声。
結果: ベレッタM92に酷似した飴が形成された。実弾を装填し発砲を試みるも不発。調査した所、実弾装填時に部品のいくつかが破損した事が判明した。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「手榴弾」と発声。
結果: 手榴弾を精巧に模した飴が形成された。形成物のピンを抜き投擲した所、爆発は発生しなかった。形成物は異常性の無い飴でできており、爆発は起こりえない事が確認された。ピンはメロン味だった。


実験者: 芹沼研究員

内容: SCP-627-JPを手に持ち「未発見のオブジェクト」と発声。
結果: 地球儀と思われる球体に矢印が向いている飴が形成された。球体に地形は描かれておらず、矢印は南北いずれかの緯度54度を指している物と推察された。
これって地球に未発見のオブジェクトがあるかもしれないって表現してるだけじゃ。 — 芹沼研究員

内容: SCP-627-JPを手に持ち「第████回のロト6の当選番号」と発声。
結果: ロト6の申し込みカードを模した飴が形成された。番号は不鮮明で確認できず。
きっとこの回は当選者が居ないって事なんだよ。1 — 芹沼研究員


実験者: 芹沼研究員

内容: SCP-627-JPを手に持ち「頼む! 第████回のロト6の鮮明な当選番号を!」と発声。
結果: 非常に美麗な文字で『当選番号』と形作られた飴が形成された。その後まだ抽選の行われていないロト6の当選番号を得ようと芹沼研究員が試行錯誤したが、『当選番号』、『当選番号!』、『当選番号!!』という文字以外が形作られる事はなかった。

この実験から得られた事は、SCP-627-JPは未来予知ができないという事です。有益な実験であった事を主張します。 — 芹沼研究員


実験者: 訓覇研究員

内容: SCP-627-JPを手に持ち「明日の天気」と発声。
結果: 天気予報を表した飴が形成された。天気予報は実験日に気象庁が発表した週間天気予報と一致した。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「一年後の天気」と発声。
結果: 一年後の日付の書かれた天気予報を表した飴が形成された。肝心の天気は描かれていなかった。


実験者: エージェント・砂原

内容: SCP-627-JPを手に持ち「エージェント・███の現在地2」と発声。
結果: 地面に横たわる白骨を模した飴が生成された。実験室に居た職員は一分間の黙祷を捧げた。
もしかしたら、俺が███はもう死んでると思ってたから、こんな物が作られたのかもしれない。……いや、いい、忘れてくれ。 — エージェント・砂原


実験者: 芹沼研究員

内容: SCP-627-JPを手に持ち「世界一の美人」と発声。
結果: 絵画「モナ・リザ」に描かれた女性を立体的に形作った飴が形成された。

内容: SCP-627-JPを手に持ち「私は博士になれるかな?」と発声。
結果: 胸に『芹沼博士』と書かれた白衣を着た芹沼研究員を模した飴が形成された。


実験者: 甘夏博士

内容: SCP-627-JPを手に持っていた。
結果: 六十代と思われる人間の男性を模した飴が形成された。甘夏博士は涙を流した。生成された飴は検査を受けた後、問題無しと判断され甘夏博士が持ち帰った。

ありがとうございました。 — 甘夏博士

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