SCP-641
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解体開始からおよそ45分後の人形

アイテム番号: SCP-641

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 研究者や収容チームが扱っていない時は、人形は安全な金庫にカギをかけて保管してください。箱は安全性を確保するためにフェルトで裏打ちし、充填材を詰めておく必要があります。

説明: SCP-641の見た目は一般的なロシアのマトリョーシカ人形のようですが、それぞれの層はあり得ないほど薄くなっています。人形には1347の層があり、平均の厚さは0.04ミクロン、標準偏差は0.02ミクロンと測定されました。もし解体された人形がある時間(5分~7分)触れられずにいると、人形は動き出し最も大きい人形が次に大きい人形を「飛び越えて」、とても速い速度で人形が元に戻るまで組み立て直されます。この現象の最長の時間は3分46秒で、人形は自身を3228個の部品から組み立て直しました。人形を解体している被験者は、人形を放っておくことに顕著な嫌悪感を覚えます。強制的に制止されると怒り出し、人形の終わりの部分まで近づいている場合は人形が再組立てを始めるまで制止に対して物理的抵抗を行います。そして、一般的に被験者は制止した相手に対し興奮し、沈静されるまで汚い言葉を叫びます。人形を取り扱っている被験者は解体行為への集中を見せ、被験者の安全や健康を脅かすような顕著な妨害がない限り気が散ることはありません。その後でSCP-641の解体を思い出した被験者は、せいぜい若干のいらだち程度しか示しません。

文書641-1: この文書は、SCP-641を扱った際のフレドリック・ハイデン博士のコメントを書き起こしたものです。

ハイデン博士: 実験641-1。私はこれからSCP-641を解体し、5分ごとに記録を行います。私が自分を制御できなくなる事態に備え、ドアに見張りを配置し、私は非武装です。

ハイデン博士: 5分3秒経過。32の層を取り除きました。もっと速くしろという私の中の衝動に反して、努めてゆっくりと進行させています。

[時間経過]

ハイデン博士: 9分59秒経過。68の層を取り除きました。衝動は大きくなっています……この人形の中にあるものをどうしても見てみたい。

[時間経過]

ハイデン博士: 16分23秒経過。483の層を取り除きました。これは最初に思っていたより楽しいです。ストップウォッチに気を払っていませんでした。次の記録は20分の時点で行います。

[時間経過]

見張り: ハイデン博士、記録を取ら……

ハイデン博士: 黙れ。待ってろ、畜生。あっ……、45分43秒。何てこった。実験を終了します、私はSCP-641に屈してしまったようだ。*椅子を引く音* スティーブンス、そいつを収容箱に戻しておいてくれ。私は精神鑑定を受けてくる。

(椅子が床にこすれる音。その後、足音)

追記: ハイデン博士は文書の事案後、SCP-641に接触することに嫌悪感を示しましたが、彼の心理分析では危険な傾向は見られませんでした。1カ月後、彼はSCP-641の研究主任の職務に戻りました。

補遺: SCP-641は個人的な娯楽やレクリエーションのために使われるものではありません。SCP-641を不適切に使用した全ての職員は懲戒処分とし、別のプロジェクトに転任させます。これを使用した全ての実験は、アルコールや薬物乱用の歴がなく、心理分析で常習癖が認められなかったDクラス職員によって行われます。SCP-641による「捕獲」を防ぎ無効化する必要がある場合は、現在の研究ではハンマーや強く握った拳が有効だろうとされています。

追記: SCP-641は危険な人型SCPを穏やかにする可能性を示しており、どのように効果が表れるかの研究が続いている。SCP-641に接触したいフィールドチームは私に直接要請してよい。その際はSCP-641に接触する人物が誰なのか記載し、そいつの信頼性を示すこと。もし壊しでもしたら、ただじゃおかんぞ。 - フレドリック・ハイデン博士

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