SCP-662-JP
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不定形状態のSCP-662-JP

アイテム番号: SCP-662-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-662-JPは、サイト-8105の空調が管理された免震構造の密室に収容されており、5つのステンレス製フックを用いた固定具によって、常時SCP-662-JP-Bの状態に維持されています。収容室は、SCP-662-JPの形状に影響を与えないように配慮された集塵装置によって、定期的に清掃を行ってください。万が一、SCP-662-JPの形状が崩れることがあれば、直ちにSCP-662-JP-Bの状態に復元してください。現在SCP-662-JPを用いたさらなる実験は凍結されています。

説明: SCP-662-JPは、柔軟性のある未知の材質の紐で構成される一周80 cmの輪です。この紐は赤色で光沢を持ち、その直径は常時0.█~█.█ mmの間で変動しているように見えます。SCP-662-JPはあらゆる汚染の影響を受けず、輪の切断、及びその構成する物質の採取は成功していません。

SCP-662-JPは特定の形状に保たれた時、その形状に対応した異常現象を発生させます。SCP-662-JPによって発生した現象は実験記録、及び事故記録662-JP-5を参照してください。現在のところ、不定形の状態にあるときに記録された現象はありませんが、観測できない現象が発生している可能性があります。これについては補遺を参照してください。

SCP-662-JPは財団のフロント企業が管理するマンションの住民より、「娘があやとりをしていたら、突然部屋が水浸しになった」との通報があったことから、発見、収容されました。SCP-662-JPの所持者が未就学児童ということもあり、その出所について有力な証言は得られませんでした。引き続き調査が行われています。事情聴取後、住民にはクラスB記憶処理が施され、カバーストーリー「ボヤ騒ぎ」が適用されました。

実験記録: 各実験記録には比較のため、異常性を持たない紐を用いて作成した同一形状の画像が添付されています。

実験記録662-JP-1: 19██/██/██

形状名: ”川” (SCP-662-JP-A)


実験方法: サイト-8105標準実験室内において、D-58██にSCP-662-JPを用いてあやとりの要領で”川”を作成するように指示しました。

結果: D-58██にSCP-662-JP-Aを崩すよう指示するまでに、周囲に約1 L/secで水が発生しました。この水自体に異常性は見られませんでした。

コメント: このことからSCP-662-JPの所持者が作成したのはSCP-662-JP-Aであったと考えられる。 ―██博士

実験記録662-JP-2: 19██/██/██

形状名: ”ほうき” (SCP-662-JP-B)


実験方法: 実験662-JP-1の生成物を処理後、D-58██にあやとりの要領で”ほうき”を作成させました。

結果: D-58██にSCP-662-JP-Bを崩すよう指示するまでに、周囲に約2 g/secで粉末状の物質が発生しました。構成物質は実験室内に存在する埃と同一のものでした。

コメント: これでSCP-662-JPがあやとりの形状に対応した現象を発生させることはほぼ間違いない。次は生物を試してみよう。 ―██博士

実験記録662-JP-3: 19██/██/██

形状名: ”うさぎ” (SCP-662-JP-C)


実験方法: サイト-8105生物用実験室内において、D-61██にあやとりの要領で”うさぎ”1を作成させました。D-61██は世界各国のあやとりに精通しています。

結果: 異常な現象は観測されませんでした。

コメント: 生物には対応していないのだろうか? ―██博士

実験記録662-JP-4: 19██/██/██

形状名: ”こぶた” (SCP-662-JP-D)


実験方法: 実験記録662-JP-3に引き続き、D-61██にあやとりの要領で”こぶた”2を作成させました。

結果: D-61██の周囲にSCP-064-JPが発生し、[編集済]。発生したSCP-064-JPは非活性化の後、即座に回収、収容されました。

コメント: 豚の発生は予想の範囲内であるが、こんな”形”でとは思わなかった。発生させられるものの大きさに制限があるのだろうか? ―██博士

以上の記録、及び補遺を踏まえ、比較的収容の容易なSCP-662-JP-Bの状態を維持する現在の特別収容プロトコルが制定されました。

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