SCP-679-JP
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whitecabin

SCP-679-JP

アイテム番号: SCP-679-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-679-JPを中心とした半径500m以上の土地を財団のフロント企業により買収し、フェンスを設置して民間人の立ち入りを禁止してください。エリア内は自動装置による監視を行い、侵入者の発生時には近傍のサイトから警備員を派遣し、拘束及び強制退去を実施してください。SCP-679-JPの周囲にはカント計数機によるヒューム値1測定を含む複数の測定機器による観察を行い、常時SCP-679-JPの状態と現実改変の有無を遠隔監視してください。異常が認められた場合、特殊現実対策班が初動調査と事態の収拾にあたります。

説明: SCP-679-JPは長野県████の山中に存在する建造物です。SCP-679-JPは外部からの観測では2階建ての木造家屋と地下1階までのコンクリート製の地下室で構成されています。しかし探索の結果、地下部分は外部からの計測よりも遥かに広い内部構造を有していることが判明しています。

SCP-679-JPは19██年、長野県███在住の██氏が狩猟の途中で行方不明になったことをきっかけとしてその存在が発見されました。██氏に対しては家族から地元警察に捜索願が出されていますが、██氏が狩猟の途中でSCP-679-JPを発見した痕跡が見つかっており、なんらかの原因でSCP-679-JP内に囚われたかSCP-679-JP内で死亡しているものと考えられます。SCP-679-JPは公的には長野県███在住の犀川氏所有の邸宅となっていましたが、当該人物は19██年に転居したのち行方不明になっていることが判明しています。

SCP-679-JP内部地上部分は、現実改変能力を持たない民間人であっても軽度の現実改変が行えるほど、現実強度が失われた不安定な空間となっています。強い思い込みや思考は予期せぬ現実改変を引き起こすおそれがあるため、進入の際には細心の注意が必要です。現在もSCP-679-JP内地上部分では、不定期に予測不能な異常現象が発生します。これは財団による収容以前に発生した民間人の侵入者がSCP-679-JPを「お化け屋敷」または「幽霊屋敷」であると認識していたために発生した現実改変の結果であると推測されています。SCP-679-JP内部地下部分は、恒常的に広大な空間であるという異常状態でありながらも、不規則な異常現象および現実改変が発生した事例は確認されていません。カント計数機による測定では地下部分も地上部分と同様に現実強度が低下していますが、 地下部分で不規則な現実改変が発生しない理由は不明です。現実改変の影響および現実強度低下エリアはSCP-679-JP内に留まっており、SCP-679-JP周辺への影響は現在まで発生していません。しかし有事に備え、SCP-679-JP周辺の現実強度の変動および異常現象の発生は、現在も厳重な監視状態にあります。現実強度低下エリアがSCP-679-JP外に及ばない理由は、SCP-679-JPの建材内に多量に含まれる銅ベリリウム合金と未知の物質による作用と考えられていますが、詳細は不明です。

SCP-679-JPの地上部分で発生した異常現象のリスト

  • 壁面に手の跡に見える複数の染みが浮き出る。
  • オーブントースターのベルが連続で鳴る。
  • ソファの色が目を離す度に変化する。
  • 鏡の中に「NO MORE WAR」と書かれたプラカードを持った様々な人種からなる群衆が映る。
  • 目覚まし時計が人間のイビキに似た音を立てる。
  • 鉢植えの観葉植物が笑うような音を立てる。

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第2次探索において、調査隊は地下室エリアで複数の敵性実体と遭遇しました。敵性実体は対話に応じず、調査隊を複数名殺傷したため、機動部隊による制圧が行われました。敵性実体はいずれも未知の動物であり、既存の生物との遺伝的類似性はみられませんでした。第2次探索終了時点では多くの敵性実体の個体が生存していたものと思われますが、続く第3次探索時には全個体が死亡していることが確認されました。死因は餓死または脱水によるものと思われますが、生態の違いから詳細は不明です。調査の結果、敵性実体は現実改変の結果として生じたものではなく、不明な場所からSCP-679-JP内地下エリアへ移動させられ、家畜として飼育されていたものであると、回収された文書やSCP-679-JP内地下エリアの設備から推測されています。

第2次探索で殺害した敵性実体のリスト
# 外見上の特徴 接触ログ
1 体調3m程度、牛に似るが鋭利な牙と緑に光る目を持つ。 出会い頭の攻撃により機動部隊員4名が重傷を負う。火器にて制圧。6体殺害。
2 体調1m程度、犬に似るが足と目が8つずつあり、尾が発光している。 非常に凶暴。機動部隊員が先に存在を発見するも、俊敏な動作により初期制圧に失敗。3名死亡、5名重傷の被害を出す。4体殺害。
3 全身に布が撒かれた広葉樹に似る。扉を開ける知性を持つ。 機動部隊員に掴みかかり腕の骨を折る。その後も踏みつける、床に叩きつけるなどの攻撃を続けたが、援護射撃により無力化。1体のみ存在を確認。
4 蛇に似るが全身が柔らかな突起に覆われており非常に不快な見た目をしている。 隊列の頭上から突如現れ降下し、機動部隊員██の皮膚に接触。見た目と触覚の嫌悪から██は軽度のパニック状態に陥り、対象を射殺。殺害は1体のみ。個体数は無数に確認。

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rubberdoor

SCP-679-JP-A収容室のドア

第3次探索において、SCP-679-JPの地下室エリアの深部からSCP-679-JP-AおよびBに指定される稼働中の機械装置が発見されました。現実改変エリアの発生原因はSCP-679-JP-Aにあることが判明しています。回収された文書によればSCP-679-JP-Aは隣接した部屋に設置されたSCP-679-JP-Bに指定される機械装置と対になっており、A地点周囲の現実強度を消費してB地点周囲の現実強度を強化する、一種の反現実改変装置ともいえる機能を有していることが示されています。カント計数機による測定では、B地点の周囲はSCP-679-JP内部で最も高い現実強度を示しました。しかし失われたA地点の現実強度に対し、強化されるB地点の現実強度はわずかに減衰が発生します。このためSCP-679-JP-AおよびBの稼働は場全体の現実強度の緩やかな減衰を引き起こし、継続した運転は現実改変に対し脆弱な空間を作り出します。SCP-679-JP内の現実強度の低下はこれらの装置が原因で発生したものと考えられています。

また第3次探索において、以下に示す文書が発見されました。発見された文書やその他複数の形跡から、SCP-679-JP内には少なくとも一体以上の知的存在が生息していたものと推測されています。知的存在はSCP-679-JP-AおよびB、また地下部分に生息する家畜的生物群の管理者であったものと思われますが、現在の所在や素性は不明です。

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第3次探索で発見された文書

██にちめ

Englishはだいたいおぼえた。
つぎ べんきょの りゆうで にっき にほんご かく。

じっけん、じゅんちょ。
りろんうちゅうち いどう せいこう。
でもすこし よそう ちがう ある。

はやく ふるさと すくう したい。

[以下不明な文字列。おそらく執筆者の母語による詳細な日誌。現在解析作業中。]

██ にちめ

じっけんけっか、いまひとつ。
理論宇宙値はいどうすると少しなくなる?
こまる。

ふるさと助けるをいそぎたい。

[以下不明な文字列]

理論宇宙値いどうきかい 操作マニュアル

あとでほんやくする

[以下不明な文字列]

██ 日日

妻が侵入者にころされた。
しん入しゃはうしにくわれた。
私はとてもながい時間ないた。

[以下不明な文字列。他の日誌に比べて判読不能な文字が多く、執筆者の心理状態に乱れがあったことが推測される。]

██ 日目

事故が発生。先生に頂いた本やこれまで書きためた英語の資料のほとんどが消失。しかし再ほんやくをしている暇はない。早く研究を完成させなければならない。

[以下不明な文字列]

██ 日目

牛たちが騒がしく鳴いている。また侵入者か? 実験の途中だが見に行ってみることにする。

[この日誌のみ母語による記述なし]

せんせい しやしん とったくれた

treeandhands

きねん

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補遺: 19██/██/██現在、SCP-679-JP内の現実強度の低下は依然として進行中であり、SCP-679-JP-AおよびBの安全な停止または破壊方法についての研究、検討が進められています。またSCP-679-JP内に生息していた知的存在はSCP-679-JP-AおよびBの停止方法を知っていたものと推測されるため、知的存在の捜索が並行して進められています。

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補遺: 19██/██/██、長野県███在住の██氏は失踪宣告の要件を満たしたため、公的に死亡したものとみなされました。

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