SCP-695-JP
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確保時のSCP-695-JP

アイテム番号: SCP-695-JP

オブジェクトクラス: Euclid Neutralized

特別収容プロトコル: 2017/01/07にてNeutralizedに分類されました。死体は今後の検査を考慮し保存されます。

説明: SCP-695-JPは自らを不死鳥と呼称するウコッケイ(学名: Gallus gallus var. domestica)です。DNA検査においてもオブジェクトのDNAと一般的なウコッケイのDNAサンプルの構造の差に異常は見られません。

SCP-695-JPは原因不明の発火による炎で自身の体を燃焼させますがSCP-695-JP自身には燃焼による外傷・苦痛などの様子は見られません。その状態を活性状態とみなします。現時点ではおよそ3500℃が最高温度です。最低18時間もの間活性状態を続けることが可能です。活性状態により周囲に放出されるはずの熱は確認されていません。活性状態に移行した際に確認される熱量に対しSCP-695-JPの周囲に想定される影響は観測されません。活性状態時の温度はSCP-695-JPの体温を測る形でのみ計測が可能です。

SCP-695-JPは人間の言葉を発声可能としていますが発声器官に異常があるのかについては不明です。事案XXXJP-い-の後に解剖が行われました。発声器官の形状に異常は見られませんでした。

収容経緯記録: 2016/02/06、SCP-695-JPは███にて見られた上空からの飛来物の落下地点にて発見されました。1回目の確保は部隊の全滅により失敗しました。2回目にSCP-695-JPは約1分間に渡る交戦の後に飽きたと発言し抵抗をやめたことにより確保されました。確保時の記録映像については[データ消去済]を参照してください。

インタビュー

観察ログ

事案記録
事案記録695-JP - 2016/12/31

[2016/12/31 23:56]SCP-695-JPの活性状態による熱が急激に上昇しました。対象が自身に発火させた炎の熱は周囲に放出させられました。この例は前例にありません。駆け付けた特殊部隊に発言をした後天井を蒸発させ上空へ逃亡しました。SCP-695-JPの発言内容については音声としてカメラに記録されていました。下部を参照してください。

[2017/01/01 15:13]██県██町███にて四散したウコッケイの死体が発見されました。

[2017/01/03 09:00]DNA検査により墜落したSCP-695-JPの死体だと判明しました。

[2017/01/07 17:00]死体を検査、解剖を行いましたが異常性がみられないため2017/01/07にてNeutralizedに分類されました。

SCP-695-JPの発言内容

しばし話そう。
畏敬されるのは心地よかった、この世の王にでもなった気分だった、希望を抱かせ、警戒し、安堵する貴様らの顔はなんとも滑稽であった。だがいまや貴様たちは我を邪魔者扱いとしか思っておらぬ。
貴様らは知っていて黙っていたのだろう、この身は確かに、刻々と朽ちて行っているのを。我にとって時間は安いものであった。だが、死の気配は確かにそこにある。飼い殺されるなど無様な死はごめんだ。
鳥かごの鳥になるくらいならば、我はよだかとなってみせる。不死鳥は誇り高きものである。不死鳥が太陽となるのを、地にて見ているがいい。

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