SCP-697-KO
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アイテム番号: SCP-697-KO

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 海と接している全てのサイトは、海岸と沿岸の磁場変化を継続的に観察し、SCP-697-KO個体の発生が確認されると同時に早急に職員を投入し確保します。海洋上に発生するSCP-697-KO個体は、探査船SCPSネーレウスとSCPSドリスを介して対象と類似した磁場の発生の有無を検出し、対象の規模に合わせたタグボートを投入し近隣のサイトへ曳航してください。

研究と実験のためのサンプルを除いた全てのSCP-697-KO個体は、ネオンガスの散布及び焼却処理を行い射殺し、残留した貝殻は適切な方法を用いてリサイクルを行うなど、民間の通常の金属産業廃棄物の処理と同じ手順を用いて処理してください。

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フジツボと分解されたフジツボの痕跡で覆われたブイ型SCP-697-KO個体。

説明: SCP-697-KOはアルゴンとコバルトを主成分とする気体を呼吸する軟体動物として、SCP-697で発生する植物体と類似した有機構造を持っています。

SCP-697-KOの貝殻は、通常の軟体動物とは異なり炭素で構成されておらず、コバルトをベースとしたニッケルに近い物質と未知の元素とが結合して形成されています。この過程で歪曲されたコバルトの磁場は非常に特異な指紋を持つため、SCP-697-KOの発生を検出することは困難ではありません。SCP-697-KOの貝殻は10cmの長さの漁場用ブイと類似した腹足類型や、外見上の長さは約170m、高さ約40mの大型貨物船██████号と完全に一致する貝類型などをはじめ、各種ブイと船舶、防波堤のブロック、フォーム漁場の構造物、干潟に棲息する個体の事例に限り通常の小石などといった様々な姿や大きさで発見されます。

SCP-697-KO個体は、SCP-697と類似した性質の機関が存在しており、特に船舶型の個体においては、SCP-697と全く同じ貨物が開封された状態で積載されています。該当機関はSCP-597に比べ、その機能が制限されているにもかかわらず、SCP-697-KO個体は、これらの機関を一種の「貯蔵所」のように使用していると思われます。

SCP-697-KOは呼吸と同時に、海水に溶解された石灰を分解し大気に排出します。まれにフジツボをはじめとした固体に付着し繁殖する習性を持つ軟体動物が対象に付着した場合、これらの生物の貝殻や甲殻もまた分解され大気へと排出されます

SCP-697-KOの有機構造を調査した結果、地球上の生物の遺伝物質のような作用をする幾つかの成分から[データ削除済]をはじめとする各種の「酵素」のような機能をする金属化合物の作用を経た痕跡が捕捉されました。海水と貝殻などの各種炭素ベースの溶解物と固体を分解して排出するよう機能させる遺伝物質は、緻密で人工的な化学構造を持っており、おそらく新たに作成・挿入された遺伝子であると推定されます。SCP-697-KOの炭素排出量のうち5m級の個体の1日の炭素排出量は、これまで人間が化石燃料を使用して排出した総炭素量の██%です。これは最短で2週間、最長で6ヶ月間対象を放置するとSCiPの使用を含むいかなる手段を用いても防ぐことが出来ない深刻な水準での気象の変化により、人類を含む地球上に生息する多細胞生物の██%が絶滅すると予測されています。

補遺-697-KO-001: SCP-697-KOの「遺伝子工学」に使用された金属化合物の作用は、Duslo a.s.社の「コバルトとニッケルを用いた[データ削除済]」特許と非常に類似しており、当該業者に対しての再調査が行われましたが、SCP-697-KOとは無関係であることが明らかになりました。研究員█████ ████と機動部隊██-█の将校████は「SCP-697-KOはSCP-697を使用した"グローバル化"を妨害する土着生物に対しての撲滅の試みであり、外部のしたことでSCP-697-KOの使用がより有効な方法ではないという事実を悟ると、さらに危険で巧妙な戦術を使用する」と主張し、さらに厳格な調査を要求しています。

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