SCP-708-JP
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記録・情報保安管理局より通達

この文書は発見・分類に先立って既に無力化していた異常存在について記述しています。この記録はRAISA-3010 ("無力化済み異常存在の文書アーカイブ")に基づき、歴史的および科学的な参照のために維持されています。

アイテム番号: SCP-708-JP

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-708-JPは回収後まもなく無力化したため特別収容プロトコルは制定されませんでした。SCP-708-JP-1は現在サイト-8181の低脅威物保管庫にて保管され精密検査が行われ、その後別途オブジェクトへの指定が行われます。一部収容が難しいと判断されたものは審議の上で破壊を行うかどうか検討します。
SCP-708-JP-1のアーカイブデータ保存USBはサイト-8181の情報セキュリティロッカーに保管され、バックアップデータは通常の異常存在に関するデータと同様にデータベースへ保存されます。情報の閲覧に関しては、SCP-708-JPへのアクセスとみなし対応します。

説明: SCP-708-JPは別次元に存在すると考えられている異常空間でした。SCP-708-JPへ侵入する手段は地球上でランダムに出現する「扉」を通じてのみ行えるものと推測されていましたが、詳しい調査の前にオブジェクトが無力化したため詳細は不明です。空間内部の詳細な構造・外見等も同様の理由から判明していません。

SCP-708-JP内にはSCP-708-JP-1に分類される異常物品が特殊な収容房と見られる施設にて保管されていました。総計でおよそ█████個存在していたと推測されていますが、回収に成功したのはわずか一部であり残りはアーカイブデータのみが記録されています。データによればSCP-708-JP-1はすべて形状および異常性に関しては統一性がなく、一部に関しては人型異常存在や財団の保有するいくつかのオブジェクトに類似した特異性を有していました。
アーカイブデータの主たる”作品リスト”は、「F-175-E」のような[F-”数字”-”アルファベット”]での形式でナンバリングがされており、その後危険度・友好度に関する表記、オブジェクトに関する説明がなされています。ナンバリングは制作順ではなく、001番に分類されたものは複数存在します。危険度・友好度は高・中・低の3段階評価が主ですが”危険度:死亡済み”や”友好度:なし”などの例外的な記述もあります。オブジェクトに関する説明は主観的な記述が多く、一部に関しては記述に誤りがあることもあります。
アーカイブデータは他に”物語””作者リスト””展覧会”などがあり、それぞれ”作品リスト”のオブジェクトに関する物語、オブジェクトの製作者と思われる人物の情報、オブジェクトを描いたイラストや動画などの文章・オブジェクト以外の作品ですが、その存在が示唆されるのみでデータは残されていません。

SCP-708-JPは「突然現れる白い不思議な扉」の目撃証言が世界各地で相次いで報告されたことが財団の目に留まり調査が行われました。その後、エージェント早川が「扉」を発見。財団への報告直後に「扉」が消失の兆候を見せたため緊急的にSCP-708-JPへの侵入が許可されました。侵入後通信は途絶しましたが、2時間後エージェント早川が帰還し、SCP-708-JPの無力化が進行中であることを報告。直ちに機動部隊が派遣され、SCP-708-JP-1の確保が行われました。機動部隊の到着からSCP-708-JPの無力化までの時間がわずかであったこと、SCP-708-JP-1の数が膨大であったため、SCP-708-JP-1の情報アーカイブデータと、有用であると判断されたSCP-708-JP-1の回収の後、機動部隊とエージェントはSCP-708-JPより撤退。まもなくSCP-708-JPは無力化が確認されました。

SCP-708-JP無力化に関してはいくつかの疑問が研究者から挙げられています。無力化の兆候から実際の無力化までの時間・変化が通常の異常空間が無力化する際のパターンとは異なる点、エージェント早川が全SCP-708-JP-1の完全なアーカイブデータを[編集済み]によって入手できた点、回収可能だったSCP-708-JP-1がすべて危険性の低いものであった点などから、SCP-708-JPの無力化は何者かにより意図的に行われたのではないかとする声が挙げられていますが、詳細はわかっていません。アーカイブデータには以下の文章が最初に挿入されていました。この文章が挿入された理由はわかっていません。

Item #: F-000-Z

危険度: なし。これ自体にはね

友好度: 君たち次第。でも、慎重にね

説明: ただの記録。ここの全ての作品のアーカイブデータが保存されている。「見てはいけないもの」「知ってはいけないもの」は除いてある。作品についてより詳しく知りたければ自分で調べるように(ただし壊さないこと)。
どうか、残るように。[データ破損]          ―――Administer █████ ██████

現在、SCP-708-JPに対する直接的な研究は行われず、回収されたSCP-708-JP-1を新規オブジェクトとして分類・研究することが決定されました。そのため、SCP-708-JP-1に関する詳細な情報は各オブジェクトの報告書を参照してください。

補遺: 20██/██以降、回収されたSCP-708-JP-1の多くが異常性を失いつつあります。回収されたものの7割が異常性を喪失しており、それ以外も効果範囲の縮小・活性条件の限定化などが発生しています。多くはAnoumalousアイテムとして再指定されたものですが、詳しい原因や対象の共通点等は不明であり現在調査中です。
現在も回収当時と同じ異常性を保持し続けているオブジェクトは以下のナンバリングがされていたオブジェクトです。各オブジェクトの詳細については個別の報告書を参照してください。

  • F-173-E
  • F-1002-R
  • F-173-K
  • F-032-F
  • F-047-P
  • F-099-E
  • F-400-T
  • F-094-J
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