SCP-711-JP
評価: +16+x

アイテム番号: SCP-711-JP

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-711-JP-1から3は無力化しました。現在はセクター-8192のエントランス内で、展示ケースに収められています。

説明: 最終実験711-ツイのために、複数のSCPオブジェクトを用いてSCP-711-JPは作られました。SCP-711-JPは3つの小箱とその中の物品で構成され、箱から物品: SCP-711-JP-1から3を「一つだけ」取り出すと、その物品は下記の特性を持ちます。

SCP-711-JP-1: 野球ボール大の地球の模型。
特性: この物品を通して実際の地球に干渉できます。模型の表面は大気の層と見られる薄い膜に覆われ、手に持っただけでは持った手に面した地域が夜になる(それ以外の空には覗き込む目等が映る)程度ですが、多少の力を加える事で膜の内側にも干渉ができ、北極の部分を親指で強く押すと実際の北極も破壊され、北半球の大半の陸地が津波等の被害を受けました。

SCP-711-JP-2: 紙のノート。
特性: 文章を書くとその内容は5分後に実現します。「太陽が爆発する」と書くと、5分後、太陽が白色矮星に変化し、8分以内に超新星爆発を起こす状態になった事が観測されました1。また、いかなるクロステストでも破壊できなかったとされるSCPオブジェクトの破壊を記述すると、いずれのオブジェクトも、各実験の5分後から実験中止までの間、再生する事はありませんでした。

SCP-711-JP-3: USB接続の外付けハードディスク。世界中で発見された計算式のデータベースが保存されています。
特性: データベースを編集すると、その内容に現実が適合します。「$E=mc^2$」を「$2E=mc^2$」に変えると、例えば、原子力発電の発電量や地球が受ける太陽光・太陽エネルギー(それに伴う太陽光発電の発電量)等に著しい減少が見られるようになり、世界各地で都市機能の深刻な障害が発生しました2

各物品は次のいずれかの方法で無力化され(特性を失い)ます:

  • 物品を箱に戻すと、その物品の特性は失われます。
  • 別の物品を箱から出す: 2つ以上の両立しない特性を同時に存在させる事によっても、それぞれの特性が打ち消し合い、いずれも失われる結果となります。

物品が無力化されると、同時に現実も修正されます。物品の特性により起こった(上記で例示したような)出来事は全て無かった事にされ、その出来事による建物や人命の被害といった影響も全て復元されます。最終的には、実験関係者の記憶・記録だけが残ります。

以上のような動作や実験結果が充分に確認された後、最終実験711-ツイが実施されました。

最終実験711-ツイの記録-概要

様々なSCPオブジェクトの研究から導き出された複数の仮説: 711仮説群に基づき、最終実験711-ツイは計画されました。SCP-711-JPもまた、711仮説群を元に設計・作成されています。

実験手順: SCP-711-JP-1から3を全て箱から出し、全ての物品の無力化が確認された後、全ての箱を破壊しました。

実験結果: 実験直後、予想されたとおり、それまでに発見されていたSCPオブジェクトの大多数が無力化しました。更に、実験から7日後までの間に、

  • 連続的な発生が確認されていた超常現象もまた、大多数が発生しなくなった事が確認されました。
  • 一部の要注意団体が活動の終了(もしくは解散、解体)を宣言しました。また、複数の要注意団体の拠点や多数の構成員(幹部クラスを含む)が一般の警察等の組織により発見され、確保されました。

しかし、実験の8日後から実験結果の観測期間が終了するまでの間に、無力化した全てのSCPオブジェクトの特性は復旧しました。超常現象も再発生するようになり、要注意団体の活動も再開されました: 確保された殆どの構成員が脱走し、活動終了の事実から各団体の存在そのものに至るまでの多くの情報が、記憶処理と未知の技術によって一般社会から抹消されました。

現在まで続いている、最終実験711-ツイの実施による変化は、下記の2点だけです:

  • 破壊されたSCP-711-JPの箱、もしくはSCP-711-JP一式を、実施前と同じ手順で再作成する試みは、必ず失敗するようになりました。
  • 711仮説群の可能性を示唆していた全てのSCPオブジェクトが、実施前とは異なり、711仮説群の可能性を否定する実験結果を示すようになりました。
特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。