SCP-724-JP
評価: +3+x
SCP-724-JP-3.jpg

サイト-81██。██山に偽装済み

アイテム番号: SCP-724-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-724-JP-1は、対象を取り囲む形で建造されているサイト-81██内部に常に留め続けてください。90日に1度、記録装置を所持させたDクラス職員7名をSCP-724-JP-1内部へ送った後、経過を観察してください。SCP-724-JPの終了後、生存しているSCP-724-JP-2はクラスB記憶処置を行い、Dクラス職員として再雇用してください。この際、記憶処置の効果が見られないSCP-724-JP-2が確認された場合即座に対象を終了させてください。SCP-724-JP-1内部へのDクラス以外の職員の立ち入りは、必要のない限り禁止されています。SCP-724-JP-1内部で撮影された映像媒体はサイト-81██の専用収容施設にて管理・保存してください。

199█/██/██追記: SCP-724-JP-1内部へ侵入するDクラス職員には、必ず以下の物品を所持させてください。

バナナの皮、詩集、クラッカー、ホラー映画および再生機器、新聞紙の切り抜き、ハリセン、画鋲、縫い針、双眼鏡、豆本、砂時計、ピコピコハンマー、和紙、電話機、ブルーシート、名刺、ゴミ袋、チューインガム、ブーブークッション

説明: SCP-724-JPは██県██山に存在する山荘(SCP-724-JP-1)、およびSCP-724-JP-1の内部へ侵入した人間(SCP-724-JP-2群)によって引き起こされる一連の異常現象の総称です。

SCP-724-JP-1内部は浴室、化粧室の付属する客室が8部屋に談話室、および食堂と調理室で構成されており、談話室に存在する暖炉は不明の原理により火が絶えることはありません。また、SCP-724-JP-1に隣接する形で存在する建造物には、常に豊富な食糧が貯蔵された状態です。Dクラス職員によって持ち帰られた食糧を調査した結果、一般的に市販される食糧および飲料と物質的な違いは存在せず、摂取による身体に対する異常な影響は存在しないことが判明しています。

SCP-724-JP-1には120から180日に一度の周期で、最大8組の人間が訪れます。これらの人物は同時にSCP-724-JP-1に到着するとは限りませんが、共通して実際の天候とは無関係に“猛烈な吹雪の中で遭難し、山荘に迷いこんだ”と認識するようになります。山荘へ侵入した段階で全ての人間はSCP-724-JP-2と認められますが、財団による追跡調査の結果、SCP-724-JP-1への出発以前の経歴に異常な点は存在せず、大半の場合は問題のない一般人です。

19██/██/██追記: 実験記録724-JP-03および以降の経過から、自主的にSCP-724-JP-1内部へ侵入した人間が同時に7名以上存在する場合、即座に異常性が発現、次回の異常性の発現までの期間がその時点より120から180日の経過後となることが判明しました。安全マージンを確保した上で、収容プロトコルに反映させます。

SCP-724-JP-2群は上述の認識災害による吹雪がおさまるまでの間、SCP-724-JP-1内部に滞在することを選択します。SCP-724-JP-2は基本的に平常通りの振る舞いを行い、集団生活に対する積極性は個体ごとに異なるものの、概ねにおいて他のSCP-724-JP-2とは良好な関係を築こうとする傾向にあります。滞在から48時間以上が経過した時点で、2体のSCP-724-JP-2による諍いが発生します。この際、他のSCP-724-JP-2は他の部屋にいる等の事情によって諍いを認識することがありません。諍いは確実に一方の殺害にまで発展し1、殺害者側のSCP-724-JP-2(以下SCP-724-JP-2-A)は以降潜在的に攻撃的な性格を獲得し、極力露見しない形で殺害可能な機会が発生した場合、他のSCP-724-JP-2を積極的に殺傷しようと試みるようになります。この際に試みられる殺害手段は現在の物理法則を完全に無視したものとなり(参考:資料-724-JP-001)、目撃される等のリスクに対し、見合わない程度の利益を発生させるであろう仕掛けを用いることで、自身の容疑を回避しようとする傾向があります(参考:資料-724-JP-002)。

資料-724-JP-001:殺害手段の例
殺害手段 結果
対象の部屋に侵入、サプライズパーティを実施 心臓麻痺によって死亡
対象をピコピコハンマーで殴打 頭蓋骨が破損し死亡
バナナの皮を設置し、対象の接触を待つ 接触の瞬間転倒、衝撃により死亡
対象の発言に動作つきで指摘を行う 10m後方へ吹き飛び、衝突時に死亡
対象に指定した文章を音読させる 単独で部屋に閉じこもり、原因不明の出血により死亡
対象の[削除済み]を名刺で[削除済み] 出血多量により死亡
[削除済み] [削除済み]
資料-724-JP-002:SCP-724-JP-2-Aの用いた仕掛けの例
釣り糸を用い、30分以上かけて廊下から鍵をかける
死体を刃物によって3時間以上かけて切断、SCP-724-JP-1内に分割して隠す
殺害後鍵をかけ、音を立ててSCP-724-JP-2を誘導、突入後に合流し今来たかのように振る舞う
[削除済み]

SCP-724-JP-2が一定以上死亡した時点で、生存しているSCP-724-JP-2のうちランダムな1名が本来の能力とは関係なく、正確な科学知識や鋭い洞察力などを発揮するようになり、SCP-724-JP-2-Aの一連の行為を推察。犯行を告発します。SCP-724-JP-2-Aは自己弁護により抵抗を行いますが、何らかの直接証拠を提示されることによって抵抗を諦めます。この際に殺害へと至った理由を語りますが、その内容は事実と異なる場合が大半です2

イベントが終了すると同時に異常性は全てが失われ、SCP-724-JPは不活性状態となります。

補遺: 財団による追跡調査の結果、SCP-724-JP-1は197█/██/██、脚本家であった戸塚 ██氏の依頼によって別荘として建造されたことが判明しました。戸塚氏は198█/██/██に自宅で転倒した際に頭部の強打が原因で死亡しています。警察による検視の結果、戸塚氏の後頭部に豆腐の破片がめり込んでいることが判明し、財団により関係者に対する記憶処理が行われ、カバーストーリー「強盗事件」が流布されました。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。