SCP-730
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██████博士の研究室、感染した羊の被験体

アイテム番号: SCP-730

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-730とそれに関連する資料、そして被験者はセクター07のデルタレベル収容施設に保管されます。現在進行中の研究は正規職員が影響を受けた材料を扱う必要があります(適切な隔離機器を用いる)。研究者は収容施設を退出する際に36時間の隔離と除染処理を受けることを義務付けられます。SCP-730に暴露したあらゆる職員は研究対象として再分類され、無期限に収容施設へ配属されます。

説明: SCP-730は████████████博士により、イタリアの████████で開発されたレトロウイルスです。SCP-730は人間を含む哺乳類の発生中の胚に感染して突然変異を引き起こし、異常な胎児の発育を齎します。感染した個体は出産予定日まで健康な胎児として成長し、かつ脳幹より上部の解剖学的特徴が完全に欠如します(疫学的調査報告書を参照)。

この退化した脳幹は、心拍、呼吸、消化、恒常性維持機能、老廃物の排泄を含む身体機能の受動的維持が可能です。感染した個体は痛覚刺激に反応する以上の高位機能を示さず、痛みを感じた場合は萎縮するか、可能な限りの動作で逃走します。点滴による生命維持装置を使用することで影響を受けた個体の生物学的機能は無期限に延長可能ですが、SCP-730による完全なゲノムの変質のために回復は不可能です。

成体の生物はSCP-730の影響を受けませんが、一旦曝露した以後は受動的なキャリアとして機能します。SCP-730は発汗を含むあらゆる排出物との接触で伝播します。曝露した個体は一切の悪影響を受けないままSCP-730を蓄積し続け、妊婦と接触して始めて症状が発現します。抗ウイルス剤と予防接種は現時点でSCP-730のキャリアの浄化に対して効果を発揮していません。

SCP-730の採取ならびに公共機関による拡散抑制を支援する財団の作戦は成功しましたが、このキャリアが無視できない数残存している可能性が残されています。公共保健機関の監視は現在も継続しており、また初回のアウトブレイク時に採取した素材による治療法の確立を目的とした研究が進行中です。

事件730-01: 回収の概要
SCP-730は受精した哺乳類の胚に作用し、発育過程に介入して”除脳された”脳を持たない生物を生み出すように設計されています。この性質から███████博士はSCP-730を使用して高次脳機能を持たない動物を生産することで、食肉生産における思考力を持つ動物を殺害するという倫理的問題を回避できると考えました。

羊胚を用いた実験が初めて成功した直後、SCP-730は突然変異によって研究室の職員メンバーへの伝播を可能としました。SCP-730は成体に対して影響を発現させないため、この急変は当初検出されませんでした。付近の病院から1件の前例がない先天性欠損症の報告があったことで財団はこれを注視し、原因を特定しました。

SCP-730の流行はその後、国境を越えて世界的に拡散する以前に収束しました。公衆衛生手順により、SCP-730固有の受動的キャリアの総数が更に増大する事態は回避されました。この事件において採取された素材や感染した被験者(初動捜査の際に曝露した財団職員など)は、更なる研究のために財団の保護下に置かれ、隔離されました。

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