SCP-7475-J
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アイテム番号: SCP-7475-J

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-7475-Jはサイト69にある6m×6m×6mの太平洋で採取された海水で満たされたタンクに保管されます。タンクは厚さ3mの鋼の厚板で補強され、テストと給餌のときのみ外されます。対象には8時間ごとに1食分の撒き餌を行なってください。対象は防水カメラによっていつでも監視されることになっています。封じ込めを違反するどのような試みも、対象がその性質を思い出すまでは、十分な非致死的な力で対応することになっています。

SCP-7475-Jには、それが忘れているか否かにかかわらず、2時間ごとにその性質を認識させるべきです。万一対象がこの説明を最後まで聞くことを拒絶した場合、力によって強制することになっています。対象が自分自身に激しい攻撃を行う場合、治療は重武装の衛兵の監視下で行われることになっています。

SCP-7475-Jは、それがここ数週間にどんなによい行いをしたかにかかわらず、いかなる種類の要求も許可されません。

説明: SCP-7475-Jは20██年に太平洋で発見された、極度に変異したヒューマノイドです。対象は全長2.3m、重量は155kgです。肌の色は深いグレーで、地上にいると最大10時間の間粘液を分泌します。2000mの深さまでの水圧に耐えることができ、水中では時速80キロで泳ぐことができます。呼吸器系は、水の出入りがあるたびに正常の人の肺から魚のエラのように変化するという異常な機能を持っています。目は水面下の環境に適応し、手足には水かきがあり、最近正面腹部に沿ってわずかにうろこ状の皮膚が発生しました。SCP-7475-Jは、これらの変異が何故起こったのか正確に説明することを現在拒絶します。

SCP-7475-Jは自身を「ターボサメ粉砕機6000」と呼称し、サメ殴りセンターのトップエージェントであると主張しています。対象のサメをパンチしたいという一貫した要求、サメを攻撃する場合に1平方センチメートル当たり85キログラムの力でパンチする能力、およびサメをパンチしている最中に発見された経緯、などからこの主張を疑う理由はありません。SCP-7475-Jはサメを伴わないいかなる状況にも従事することを拒否しており、サメと関わらない条件下で強制的テストした場合、能力が非常に弱まることが明らかになっています。

SCP-7475-JはIQ65ほどの限られた知性を有し、積極的かつひたむきであり、時折サメ以外の物体のことを意識しなくなります。

補遺-7475-J-01: インシデント7475-J-AD3以前、対象は、その性質のほとんどがサメを基準にしており、また職員へ脅威を与えていなかったため、パンチするためのサメが欲しいという要求を別にして、すべての要求を承認されました。しかし、20██年██月██日、対象はそのときの要求(ミズワニ類)を待つことに飽き、子ども用のサメをモチーフにしたスキューバギアを要求しました。SITEコマンドを通過した後、対象の要求は、3時間の間に許可され供給されました。

午後1時、SCP-7475-Jは脱走し、サイト69内を荒れ狂って走り回り、スキューバギアを振り回しながら半狂乱で叫び声を上げました。そして遭遇したすべての人をつかみ、壁に押さえつけて、強制的に彼らにスキューバギアをつけて、その顔面をパンチしていきました。

これは50分間続き、SCP-7475-Jはエージェント██を捕まえてパンチしようとしたところを、研究者および医者により遠距離から鎮静剤を投与され、隔離室へと戻されました。この事件以降、SCP-7475-Jによってなされた要求はすべて、例外なしで拒否されることになりました。

補遺-7475-J-02: インシデント7475-GW6以前、主題のタンクは防弾ガラスからできていました。また、セキュリティは最低限のものでした。事件7475-AD3から1週間後、対象は再び脱走。脱走を記録したビデオでは、対象は、財団のメンバーが鮫との外見の類似性も関係性も持たないにもかかわらず、彼らは「鮫を愛する協議会」の一員であるとわめきちらしながら、ランダムに彼らの顔面を殴りました。

この後、新しい封じ込めプロトコルが設定され、対象のタンクに鋼鉄の厚板が取り付けられました。

補遺-7475-J-03: インシデント7475-GW6のような6回の脱走と、対象を沈静し保管することへの複合的な失敗の後、Kerekes博士は誤って対象に、その皮膚の状態と水中での能力はサメのようだと伝えてしまいました。このことを聞くと、対象は他の情報に反応がなくなり、繰り返し自らの顔面をパンチするようになりました。

これは対象の脱走を防ぐための効果的な方法であることが証明されていますが、サメを攻撃するとき対象がみせる強さは、脳の小規模な損傷、記憶喪失の繰り返しの発作や、一時的な失神につながります。これにもかかわらず、対象がサメとしての自認を繰り返し思い出させられている限り、それを収容しておくために、大怪我のための治療以外には何も必要としません。

SCP-7475-Jの監視複写からの抜粋
SCP-7475-J: いや!私はサメをパンチする必要がある!
Kerekes博士: いいえ、7475、サメはあなたです。

補遺-7475-J-04: 対象が現在のようになった原因がサメ殴りセンターにあるとする仮説を対象は肯定も否定もしていませんが、対象がその組織により変異させられたという強い可能性は財団の注目を集めています。センターを要注意団体に加えるという要求は現在検討中です。

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