SCP-750-JP
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行動-45"手招き"中のSCP-750-JP-2

アイテム番号: SCP-750-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 現時点でSCP-750-JPを観測することが可能であると思われる宇宙望遠鏡及び無人探査機について、研究チームはそれらが撮影した写真の全てに検閲を行います。SCP-750-JPが写り込んでいる写真については、研究チームによる確認用の写真を除き全てを破棄してください。

また現在SCP-750-JP、旧火星サイト-05、並びに財団保有施設"ヘルメース"の残骸への接触はO5命令により全て禁止されています。旧火星サイト-05についてはその規模から各国の宇宙開発機関の火星探査による偶発的接触が懸念されるため、全て財団による直接介入及び探査ルートのチェックを行い、接触が発生しないと推定されるルートへの誘導を行う必要があります。

説明: SCP-750-JPは火星公転軌道上で確認されている実体群の総称です。現時点で実体は5体まで確認されており、先頭から順にSCP-750-JP-1から-5に分類されています。隊形について軌道移動時には15メートル間隔の単縦隊列を維持していますが、後述の移動停止時には隊形を崩し互いに接近する行動も確認されています。

SCP-750-JPの外見は主に宇宙船外活動で用いられる宇宙服1であり、ヘルメット部分については写真の解析を試みたものの内部の状態を確認できる結果は得られませんでした。そのため中に生命体が入っているのか、あるいは宇宙服だけが動いているのかは未だ不明です。

SCP-750-JPは通常時、火星公転軌道上を火星の公転速度とほぼ同等の速度で移動します。この際宇宙服に取り付けられた有人機動ユニットと補助推進装置を用いていることは確認済みですが、現在確認されているこれらの推進装置の出力では火星の公転速度とほぼ同等の速度まで加速することは不可能であると考えられ、仮に可能であったとしても後述する移動停止状態からの加速に耐えうる設計の宇宙服が存在するとは考え難いため、この移動はSCP-750-JPの異常性に起因するものであると考えられます。

またSCP-750-JPは月に一回の頻度で移動を停止します。移動停止時には推進装置の逆噴射などが確認されず、突如移動の停止及び推進装置の機能停止が発生します。移動停止状態への移行が完了した場合、SCP-750-JPはそれぞれがその場で特定の行動を開始します。これらの行動の意味は現時点では不明ですが、明確に異常な行動と取れるものはなくどれも一般的な人間の身体運動に類するものであると考えられます。以下の表は観測された行動の一部(識別番号は最初に確認された日付順)です。収容のため全51パターンを確認する必要がある場合は別紙対応表を参照してください。

識別番号 詳細
行動-1 全員がそこに椅子があるかのように振る舞い着座する。行動-1が完了した場合、軌道周回行動に復帰するまで行動-2とのループが発生するケースと静止するケースが確認されている。
行動-2 全員がその場で直立する。これも行動-1と同様にループ・静止の2ケースが確認済み。
行動-5 有人機動ユニットを用いてその場で縦に回転する。5人全員が全く同じタイミングで回転するが、SCP-750-JP-1,-3は直立姿勢を維持した状態で、SCP-750-JP-2,-4,-5は若干姿勢を崩した状態で回転。
行動-13 全員が踊る。この行動と同一のパターンを持つ踊りは現在まで地球上で確認されていない。
行動-28 SCP-750-JP-1が宇宙服に取り付けられた通信モジュールと思わしき部分を操作、SCP-750-JP-2~4はその場であぐらをかいて待機する。
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旧火星サイト-05

SCP-750-JPは200█/██/██に行われた、旧火星サイト-052の定期観測中に発見されました。当初はスペースデブリの類ではないかと想定されていましたが、████博士(現SCP-750-JP収容担当主任)による追跡調査の結果上述の異常性及びパターン行動が確認され、オブジェクトとして指定されました。


 
 
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