SCP-752
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無人調査により撮影された映像からのスチール写真。

アイテム番号: SCP-752

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: エリア752-1から-4は、SCP-752の既知の入口の周りに構築されています。SCP-752から得られた技術による無人の潜入作戦は許可されていますが、人員がSCP-752に立ち入ることは許可されません。制御不能な収容違反が起きた場合は、手順シャンドゥ(Shangdu)1-47を実施してください。制御不能な収容違反でなければ、失敗した場合にSCP-752-1の解放へ至る可能性のある終了は推奨されません。

捕獲したSCP-752-1は、尋問及び実験のためサイト-17へ移送してください。いかなる事情があろうとも、SCP-752への帰還を認めるべきではありません。752のサイトのどれであれ、接近したSCP-752-1は直ちに終了されることになっています。

説明: SCP-752は、█████████山脈の北に位置し、およそ10000人の人口を持つ地下都市です。地熱発電機から電力を供給される多数の電気照明装置により、外界の周期と連動した昼夜が作られています。未知の金属からなる防御壁により都市全体が囲まれており、音波探知を含む全ての既知の信号及び放射線を遮蔽しています。この金属の研究は、収容違反の機会を最小限とするための現場の努力により制限されています。

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SCP-752の既知の入口

SCP-752-1はSCP-752の住民たちです。身体的には、SCP-752-1は人類に見えます。しかしながら、大集団のSCP-752-1が示す社会的行動は、人類あるいはあらゆる社会的哺乳類との類似性を有していません(アリ及びその他の社会的昆虫との類似点は有するが)。SCP-752-1の個々人は、いかなる利己心をも備えておらず、もっぱらSCP-752の'より大きな利益'を促進する願望のみに動機付けされています。SCP-752-1は現在、SCP-752の外部よりも著しく発展した技術を有しています。しかし、その発展速度は停滞しつつあります。

現場で回収された文献では、SCP-752は███年前に、'エウダイモン2'という仮名の元で活動する正体不明の科学者及び哲学者のグループにより構築されたことが示されています。SCP-752-1は、'理想社会'を創る試みとしてエウダイモンにより設計されました。

文献752-3(サイト-752-1より回収された。)

1日目
エウダイモン-アルファ-1
エウダイモニアの人口: 100

なんと輝かしい一日の始まりだろう。ホモ・エウダイモニア(Homo eudaimonia)が自らの暦を記す日だ。最後の一連の大規模実験のあと、50人の男性及び50人の女性を最終実験エリアへ導入した。あるのは、彼らと、人工太陽と、寺院と、我々が家畜化のために導入した動物及び植物数種のみ。

いまや観察以外にエウダイモンが行うべきことはない。

文献752-7(サイト-752-3より回収された。)

8年、24日目
エウダイモン-ガンマ-1
エウダイモニアの人口: 124

我々の幸福論による推測通り、人口増加は平均以上であった。生存競争を行う代わりに、彼らはあらゆる点で協力し合う。提供した全ての動物種は、食料及び労働力として成功裏に家畜化された。まだ農業活動の徴候は見受けられない。技術的発展は、期待された通り寺院に残したデータに基づいて進行している。

文献752-22(サイト-752-4より回収された。)

15年、212日目
エウダイモン-デルタ-4
エウダイモニアの人口: 170

増加は続いており、通常の人類の社会的行動からの著しい逸脱を示している。ホモ・サピエンスが数百人以上のグループで生活することを目的としなかったのに対し、ホモ・エウダイモニアは数千あるいは数百万のグループでも完全に機能するであろう。灌漑に使用可能な帯水層を利用して、現在全力を挙げて農業が行われている。

常軌を逸した行動が表面化し始めている。食人行為に対するタブーは消滅し、死亡したエウダイモニア人が食物として消費されている。加えて、障害を持つ、あるいは衰弱した個体が、自殺あるいは仕事の進度を憂慮して殺害されている。ベータ-1は介入を望んでおり、道徳的ガイドラインの策定を試みたが、アルファ-1は、それらの事柄を不快だと感じることは我々の社会における問題のひとつであり、いかなる交流でもエウダイモニア人を'汚染'することがあり得ると主張している。

技術の発達は、推測された速度よりかなり速く進行している。未知の目的によるいくつかの建築物の構築が開始されており、以前にはエウダイモニアに建築物が存在しなかったことを考えれば興味深い発展である。

文献752-70(サイト-752-2より回収された。)

24年、4日目
エウダイモン-ベータ-4
エウダイモニアの人口: ~300

人口は突然爆発的に増加し、10年以内にほぼ2倍に達した。おそらく、この増加は建築物と関係があると思われる。

他に非常に憂慮される行動が表面化し始めている。エウダイモニア人は能力主義カースト制度を開発し、知性的に最高あるいは最低の人物に対して、彼らのために組織を築くことを強いている。いや、強制ではない――労働者達は自発的だ。だが彼らは自分が死ぬまで働いている。実際のところ、この社会では誰もが死ぬまで働いている。推定寿命は45歳であるが、我々は初期実験においてエウダイモニア人が容易に150歳まで生存しうることを証明していた。彼らが残酷なまでに厳格な道徳的システムに組み込んだエウダイモンと呼ばれる'創造者'のあいまいな神性の気配を除いて、今までのところ文化的な発達の徴候は見受けられない。明るい面として、我々が意図していたように、いつかエウダイモンが帰還し、別の世界へ導いてくれるという考えを彼らは抱いている。

我々は、それらの奇妙な行動を'常軌を逸した'と呼んでいる。しかし彼らにとってはそうではない。この社会に逸脱は存在しない。全ての新しい着想がその利点に基づいて評価され、実行あるいは破棄される。私はこの全ての事柄の価値について強い疑念を抱き始めている。アルファ-1及び彼の遺伝学者チームは、このような発展に対して奇妙にも驚いていないようだ。このようなことが起こりうると彼らは知っていたのだと、私は強く確信している。

文献752-142(サイト-752-1より回収された。)

40年、325日目
エウダイモン-アルファ-1
エウダイモニアの人口: ~1000

人口は増加し続けている。技術力は指数関数的に向上し続けている。この分だと、公表日のかなり前に我々の水準に達するであろう。

ベータ、ガンマ及びデルタには展望がない――私の素晴らしい創造物に対して、彼らはますます嫌悪感を高めている。彼らをこの計画の仲間として迎え入れた覚えはない。開発室を構築するために、その専門知識を必要としただけだ。私は、彼らが決してエウダイモニアの新生児室の中身を嗅ぎつけないよう手段を講じている。反抗を未然に防ぐのに十分だといいのだが。

文献752-314

70年、87日目
エウダイモン-デルタ-1
エウダイモニアの人口: ~3000

人口増加は減速の徴候を示していない。未知の建築物に加えて、更なる増加を可能とするために、高層型のシェルターが現在構築されている。技術的進歩は、全ての予想を上回り続けている。我々は、寺院に残したものを消費し尽くした時点で成長が止まるのを祈ることしかできない。望ましくない行動は悪化している。ガンマは介入を試みて虐殺された。我々の残りは、アルファに対するクーデターを試みた。アルファ-3は同調を装い、大部分のベータへ致命的に毒を投与してのけた。

にも関わらずクーデターは成功した。我々は、まだそれらの建築物で行われていることを承知していない。しかし、ガンマに起こったことを考慮して、接触はしていない。アルファ-1、-2及び-5は逃亡した。その他は殺害あるいは捕獲されている。我々は解放メカニズムを動作不能とし、可能な限りこの場所を封鎖した。エウダイモニア人は、いまだガンマが構築した防御壁の向こうには世界が存在しないと信じている。ああ、願わくは、彼らが別の方法で学ぶことのなからんことを。

██/██/20██、無人探査ユニット752-aがSCP-752へ潜入しました。'新生児室'構造物の中から得られたカメラ映像により、受精前の大規模かつ外見上は自発的な[データ削除済]が示唆されています。UEU-752-aは、調査に入って██時間後に通信が途絶しました。その後2ヶ月以内に、SCP-752において、明らかにUEU-752-aに由来する技術が広範囲に使用されていることが確認されています。更なる調査では、可能な限り先進的ではない技術が使用されるべきです。

ホモ・サピエンス及びSCP-752-1間の直接的な生存競争はSK-クラス支配シフトシナリオへ至ると予測されており、いかなる代償を払ってでも、SCP-752-1が彼らの大洞窟より外部の世界について無知なままであるよう保たれなければなりません。

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