SCP-752-JP
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ベルト型のSCP-752-JP-b

アイテム番号: SCP-752-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-752-JP発生の事前予知が困難であるために、収容として全国27カ所の主要な医療施設に潜入している財団関係者による、SCP-752-JPに関するものと思われる胎児の死亡事例の察知・報告が行われています。SCP-752-JPの発生が確認された場合、カバーストーリー「自然流産」に基づく関連する医療関係者の記録の改竄、記憶処理が行われます。

SCP-752-JPにより死亡した胎児の母親に対する精神的なケアを目的とした心理処置は、胎児の母親たちの傾向から基本的には不必要であると判断されました。当該人物に関する調査結果から特別に必要であると判断された場合のみ心理処置を行ってください。

説明: SCP-752-JPは妊娠18週期から33週期までの人間の胎児を対象とする異常な死産事例です。SCP-752-JPは日本国内でしか発生せず、財団が把握している事例だけで年に平均して70件ほどが確認されています。SCP-752-JPは胎児の死因から3つのパターンに分類されます。

第1パターンでの胎児の死因は水死です。このパターンでは、兆候として母親の胎内の羊水が全て水(H20)に置き換えられる現象(SCP-752-JP-aと指定)が発生します。この水は若干の不純物1を含むことを除けば通常の水です。SCP-752-JP-aの発生後、母体からの胎児への酸素供給が完全に絶たれることで結果として胎児は水死します。またどの段階で発生しているかは未判明ですが、胎児の頭部に人間の手形のような痣が現れることが確認されています。

第2パターンでの胎児の死因は出血死です。このパターンでは、前兆として胎児の頭部、胴体に複数の起源不明な殴打痕が現れます。この痕は胎児の脳内出血あるいは外出血を起こし、胎児の死亡を引き起こしています。解剖検査の結果からこれらの痕が胎児の母親の子宮の異常な変形・閉塞による胎児の圧殺の痕跡であると判明しています。

第3パターンでの胎児の死因は窒息死です。このパターンでは、死亡した胎児の首にSCP-752-JP-bが巻き付いた状態で発見されます。SCP-752-JP-bは電荷製品のコード、ベルト、タオル、ネクタイ、ハンガーのいずれかの外観を持つ物体です。SCP-752-JP-bは一般的に市販されている品と同じ外観をしていますが、販売元や製造番号などの記載がありません。

第1,3パターンに関して、胎児の窒息は発生したSCP-752-JP-a,bによって直接的に呼吸が妨げられているわけではないことに留意してください。胎児の呼吸は本来自身の呼吸器系には依存しておらず、胎盤及び臍帯2を通して母体からの酸素供給という形で行われています。そのため通常ならば胎児の呼吸がSCP-752-JP-a,bによって妨げられることは本来ありません。従って、第1,3パターンでは胎児の死は発生したSCP-752-JP-a,bによって直接的に引き起こされるわけではなく、むしろ母体からの酸素供給の遮断によって引き起こされています。また、SCP-752-JPに含まれる全てのプロセスにおいて、対象の母体の生命活動は一切脅かされていません。

補遺: 胎児の母親への調査結果から以下の2点が傾向として判明しています。

  • 比較的若年層3である。
  • SCP-752-JP発生以前に軽度重度問わず鬱状態にある人物が多い。

鬱状態に関してはそれがSCP-752-JPの持つ副次的な効果なのか、母親たちが置かれている状況4に依るものであるのか不明です。

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