SCP-763-JP
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アイテム番号: SCP-763-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-763-JPはサイト-81██のsafe用パスワード付きのロッカーに畳んだ状態で保管してください。セキュリティクリアランスが3以上の研究者が研究を行うことができますが、女性を対象とした摂食実験を行う際は摂取した相手に直接接触せず、モニターなどを使うようにしてください。

説明: SCP-763-JPは100円ショップ███で実際に市販されているものに酷似した寸法225×167×90mmの洋菓子用の取っ手のついた菓子箱です。ピンクに白の水玉模様で、取っ手と袋の接触部分に赤いハートの飾りがついています。全て厚紙で出来ていますが破る、燃やすなどの破壊活動は意味を為しません。
しかし解体可能で、解体すると普通の菓子箱と変わりが無く、下記の特性も喪失する事が分かりました。これはSCP-763-JPを収容する最適な手段だと思われます。

SCP-763-JPの取っ手部分に人が触れると、SCP-763-JP内部にSCP-763-JP-1が出現します。

SCP-763-JP-1は基本的に洋菓子の形をした直径5cm~10cmのオブジェクトで、見た目からは特に異常性が見られません。出現するオブジェクトの種類は様々で、ケーキのような生クリーム菓子やマドレーヌのような焼き菓子、チョコレートなども確認されています。

SCP-763-jp-1

SCP-763-JP-1の一例

SCP-763-JPの持つ異常性の大半はSCP-763-JP-1によって引き起こされます。
SCP-763-JP-1を摂取した男性は3~5分後に足先から粒状の物体へと変化し始めます。摂取量によって進行スピードは異なりますが、進行を阻止することは現在不可能です。最大でも8時間後には身体の自由が利かなくなり、24時間の内に対象は完全に茶色の粉末で構成された像に変化します。その変化による痛みなどはありませんが、自分の身体が粉末へと変化していく事を認識することが出来、大抵の場合その事に関し非常に恐怖を抱きます。周囲に自傷に使えるようなものがあればそれを用いて自殺しようとしますが、それによって変化が止まることはありません。時間と進行スピードの詳しい関連性については、下記を参照下さい。
この粉末は三温糖に酷似していますが、一般的にお菓子作りに使われるグラニュー糖、及びSCP-763-JP-1に使われている砂糖と思われる甘味料と成分が合致していることが研究により判明し、後述する女性に対しての異常性を持つことが分かりました。
又、粉末となった対象をSCP-763-JPと共に置いておくと少しずつ粉末が重量体積共に減少します。
消えた粉末が何処へ行ったのかは現在調査中です。


女性がSCP-763-JP-1を摂取した場合、大半が思春期程度までの精神的後退と共にSCP-763-JP-1に異常に執着するようになります。そして、SCP-763-JP-1がどれだけ美味しく、素敵なものであるかを他者に積極的に伝えようとその菓子を振る舞う、又は贈り始めます。この伝達の対象は男女問いませんが、対象は親しい友人、又は負の感情のない同僚やクラスメートに限られます。強制力はありませんが、もし勧めに応じSCP-763-JP-1を他の女性が摂取した場合はその執着が感染し、対象とSCP-763-JPを共有するようになります。共有者が5人以上になると最初の摂取者が管理者になりSCP-763-JPを携帯し、SCP-763-JP-1を配給するようになります。
なお、この効果はBクラス以上の記憶処理を行うことで完全に除去できますので、もし研究員が感染した場合は必ず記憶処理を受けるようにしてください。

SCP-763-JPは██県██市のとある全寮制の女子校に通っている生徒の親から「電話で話した娘がおかしい」と財団の傘下企業が通報を受けたのち非常勤講師として潜入したエージェント・██によって発見されました。 この学園ではおよそ10日前からSCP-763-JP-1が日常的に摂取されており、全生徒の内半数、そして勤めていた女教諭全てがSCP-763-JP-1の影響下にあり、かつ軽度の栄養不足に陥っていましたが、現在は全員がBクラスの記憶処理を健康診断と称して外部から機械を導入し行ったため数kgの体重の増加を除き日常生活に戻っています。体重の増加に関しては、カバーストーリー「ケーキ大食い選手権の開催」が適用されました。 このSCP-763-JPが何処から学園に入ってきたかは現在調査中ですが、二週間前、ある生徒の寮の冷蔵庫にSCP-763-JPが突如出現し、それを食べた生徒が広めたという証言が残されています。 又、証言で言及された生徒の冷蔵庫には「美味しいお菓子で幸せになってね!」と書かれたメッセージカードが残されており、外部からの干渉の可能性が疑われています。

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