SCP-775-JP
評価: -2+x

アイテム番号: SCP-775-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: SCP-775-JPはサイト-81██にて低危険度生物収容エリアの水槽にて繁殖に問題無い数が飼育されます。水槽内は深海に近い環境を作り出し、水槽内外に備え付けられた二台の赤外線カメラにより監視されます。1日に1度給餌として数匹の魚を水槽内に投下し、定期的な掃除をロボットアームを用いてSCP-775-JPに触れないように行って下さい。卵が確認された場合実験に使用するものを除き必要最低限を残し処分して下さい。

発見が確認された、または生息していると思われる地域には湿度20%以下の晴または快晴の時にカバーストーリー「無料交換サービス」の適用の元、回収部隊か-12("潔癖蟹")による調査を行い、発見されたSCP-775-JPは高吸水性ポリマー入りの低密度ポリエチレン製袋に入れて回収、熱圧着による密閉後袋ごと焼却炉を用いて処分して下さい。

SCP-775-JP研究担当者、SCP-775-JP-aの認定を受けた対象はプロトコル-乾燥掌握の元2枚以上のハンカチ、1個以上のポケットティッシュの所持が義務付けられます。担当の異動が発生した場合Cクラス記憶処理を受けて下さい。詳細は追加情報3を参考して下さい。

説明: SCP-775-JPはアンボイナガイ(Conus geographus)に近しい遺伝子を持った貝類の一種です。一般的なイモガイ属とは異なりほぼ完全に閉じきった殻の表面は鉄を主成分とした合金によって薄くコーティングされており、一般的なステンレスや真鍮等の金属に比べてやや高い硬度を備えています。殻の外見は一般的にドアノブと認知される形状であり、非活性時には乾眠状態による代謝の著しい低下により推定20年以上は生存が可能と予想されています。

表面に対して一定の水分が付着した場合、SCP-775-JPは活性状態に移行します。活性状態のSCP-775-JPに触れた場合体内より殻を貫通しながら毒銛が射出され、触れた対象に毒が注入されます。この時触れた対象が無機物、有機物等を問わず毒銛内から毒が放出される事からクラゲ種と近しい反射的な作用によるものと予想されており、一般的な軍手、革手袋、漁業用ゴム手袋等は容易に貫通する事が出来ます。殻に空いた穴は体内より分泌される鉄を主成分とした粘液により塞がれ、5分以内に硬化、外見は元の状態に戻ります。

活性状態は20分程度続きますが、その間に更に水分を与えた場合は活性化は続き、室内の温度上昇、ヒーターを用いた乾燥によりSCP-775-JP内の水分を減少させた場合即座に非活性状態に移行させる事が可能です。空気中での40分弱の活性状態の継続、5回の活性~非活性状態の変化を行ったSCP-775-JPは死亡しますが、この時SCP-775-JP内に水分が残っていた場合触れた場合は問題なく毒が注入されます。完全に乾燥した死骸の調査結果、全ての死因が餓死、或いは外部からの負傷に基く衰弱死と見られています。

一般的なアンボイナガイが生息する海中を模した環境下においては水槽内の全個体が円形に集まるコロニーを形成した状態で体表のほぼ半分を砂に沈めたまま動かない様子が確認され、集団の攻撃による魚類の確保効率の上昇、波に対しての身体の固定が目的と予想されています。

補遺: SCP-775-JPは199█年、千葉県███町にて「来客がドアノブを握って死んだ」との通報を行った住居内のトイレ用ドアに埋め込まれた姿で活性状態で1匹、その他非活性状態の姿で5匹が救急隊員内に潜入していたエージェントにより回収されました。当時は新築記念のホームパーティ中であったとされ、他の参加者、家の住民には一切被害は無く、全員にBクラス記憶処理、カバーストーリー「持病の悪化」が施されました。

追加情報: 初めて回収された家の情報を元に中部地方に位置する家具専門店「█████店」内部への調査を行った結果一般的な水槽を用いたSCP-775-JPの繁殖、SCP-775-JPを扉へと螺子、溶接による接着、並びに溶接した体内へ鍵を埋め込んでいる様子が確認されました。この際作業を行っていた二人の内一人は後の機動部隊突入時にナイフを用いて自殺、一人はSCP-775-JP幼生体入りのクーラーケースを所持したまま逃走、途中で川へ落下して[データ削除]。カバーストーリー「緊急工事」の流布と共に全SCP-775-JP幼生体の回収に成功しました。店の発注数から現在SCP-775-JPは中部地方を主に█████体が存在していると予想、Euclidクラスの再分類が決定しました。

後の周辺での調査においては二人は「反人造ハイパーオーガニックマナークラブ」なる組織の会員であり、同組織は現在調査中です。以下は店内にて発見された関連性があると見られる資料です。

以下の要望を受理します。
              199█年██月█日 日本生類創研 ███ ██


要望:と-23の廃棄処分
理由1: 検体ε-13の衰弱による血清製作の難化・高コスト化
理由2: ███上級研究員の死亡事故による埋め合わせに基き、今検体の担当の不在化
              199█年█月██日 日本生類創研 御枕 途吉

通行人と思わしき人物を途中で確認した為、記憶処理を施しました。周囲の封鎖はもっと丁寧に行って下さい。-黒██隊長

追加情報2: 200█年8月2日、サイト-81██内の個人用オフィス内にて█博士の死亡が確認されました。発見された状況から実験により濡れた手のままドアノブに触れた際の心臓発作が直接の死因と見られており、7月19日のSCP-775-JP回収に参加していた木██隊員の死亡状況と極めて高い類似性が確認されました。、濡れた手でドアノブに触れた際の精神影響の存在が示唆されています。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。