SCP-784-JP
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SCP-784-JP-1a

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SCP-784-JP-1b

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SCP-784-JP-1c

アイテム番号: SCP-784-JP
 
オブジェクトクラス: Euclid
 
特別収容プロトコル: 各SCP-784-JP-1個体は同一の大型テラリウム内に収容してください。テラリウムの内部環境は各個体の収容前の生育環境を参考に維持されますが、定期的な整備には、SCP-784-JP-1個体がこれまで一切攻撃的な徴候を見せていない事実を踏まえた上で、耐獣防護服を着用したDクラス職員を労働力として使用してください。
 
テラリウム内は26基の監視カメラと7基のサーモグラフィーを用いて監視し、各SCP-784-JP-1個体に対しては1週間に一度、二名以上の獣医師による健康診断を行ってください。SCP-784-JP-1個体への給餌サイクルと内容は、これら獣医師の判断に基づいて決定されます。
また、獣医師によって必要と判断された場合に限り、SCP-784-JP-1への投薬もしくは特例的な措置の申請が可能です。
 
イベント:784-ユカラが発生した場合、イベント中はテラリウムへの監視レベルと収容サイト内の警備レベルは自動的に一段階引き上げられます。イベント:784-ユカラの完遂は、収容サイトに対して課せられる優先レベル4の義務であることに留意してください。
 
説明: SCP-784-JPは3体の動物です。SCP-784-JP-1aはキタキツネ(学名:Vulpes vulpes schrencki)、SCP-784-JP-1bはシマフクロウ(学名:Ketupa blakistoni)、SCP-784-JP-1cはエゾヒグマ(学名:Ursus arctos yesoensis)としてそれぞれ通常の個体であり異常な性質を有していません。
ただ特筆に値する点として、人間に対しては関心を一切寄せていないような素振りを見せており、現在はその人間への無関心さを利用した上で簡略化された収容プロトコルが活用されています。また、繁殖期に於いても繁殖への意欲、求愛行動への準備が見られません。
 
SCP-784-JP-1個体はそれぞれが、その種としては通常のサイクルで生活します。その状態では、それぞれに対して特に大きな関心を持つことも、お互いに積極的に干渉し合うようなこともありません。
しかし年に一度、主に1月初旬から2月下旬にかけてイベント:784-ユカラを発生させます。イベント:784-ユカラの終了後、各SCP-784-JP-1個体は散開しますが、イベント直後は3体ともが通常サイクルに関係無く12時間以内の睡眠を行います。
 
イベント:784-ユカラ中にのみ見られる発光現象と、不明な音声については、現在も研究が継続されており、イベント:784-ユカラの観測記録は必ずデータベース上に保存されています。
 


 
補遺1: 1991年、イベント:784-ユカラの観察実験によるデータの採取は完了したと見なされたため、次なる実験段階への移行として、イベント:784-ユカラの発生を妨害した場合の実験が実行されました。
3個体はそれぞれ異なる収容房へと収容され、100m以上の距離を置かせた状態で1月から3ヶ月間の観察を行いました。
 
その結果、2月1日15:23にSCP-784-JP-1aとSCP-784-JP-1cが収容房内を落ち着き無く徘徊しながら、唸り声をあげ始めました。この行動は40分後に鎮静化しましたが、同時にSCP-784-JP-1cの収容房内に大音量の不明な音声が16秒間発生しました。
SCP-784-JP-1cはそれに対して恐怖の反応を示し、31時間食事を行いませんでした。また、SCP-784-JP-1aは65時間に渡って人間に対して異常に警戒心を持ち、収容房からの脱出を試みるような素振りが見られました。
SCP-784-JP-1bのみ表面的な変化が見られませんでしたが、1ヶ月の間、排出するペレットにSCP-784-JP-1a、-1cの大量の体毛が混入するようになっていました。
その後3個体を同一のテラリウムに再収容してもイベント:784-ユカラは行われず、翌年の1月27日まで同イベントは発生しませんでした。
 
翌年のイベント:784-ユカラ実行時にはこれらの変化は見られなかった事から、上記の変化はイベントが行われなかったことによる固有の変化であると考えられます。
 
補遺2: 1991年に動物によるものと思われる人的被害件数、環境への被害件数が、日本全国でこれまでの平均値より約73%上昇していること、その内の68%に於いては被害をもたらした野生動物の個体特定が出来ていないことが発見されました。本現象では被害をもたらした動物の目撃証言が寄せられているのにも関わらず、その動物が存在したとする物証が殆ど発見出来なかったこと、証言等から動物の種類の同定には成功しても個体の特定と発見には至っていないことが報告され、異常性の調査が行われました。
 
財団によって本現象の調査は5年間行われ、その一環として1991年はイベント:784-ユカラが実行されなかった年である点、翌年のイベント:784-ユカラが実行された日時を含んだ期間中に、現象が統計的終息を見せていた点が着目されました。
それに基づいた2年間の実験によって、本現象はイベント:784-ユカラの不実行によってもたらされる影響であると結論付けられました。
 
この結論から、SCP-784-JP-1個体によるイベント:784-ユカラの実行を確実なものとするための特別収容プロトコルと、特例的な医療監視体制が施行されました。
 
現在、経年による各SCP-784-JP-1個体の自然死に対処する手段が議論されています。
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