SCP-801-JP
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補遺ハの日誌に記載されていた図

アイテム番号: SCP-801-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-801-JPは██湖に完全に定着しており収容には多大なコストがかかるため、現在発見された██湖の周囲半径10㎞を封鎖し収容されています。収容範囲内への海水の持ち込みは禁止されています。また、死骸にも特異性がある為死骸を処理する際に海水に接触しないよう注意して下さい。侵入した一般人を発見した場合クラスA記憶処理を行い解放してください。また、爆発を一般人が目撃した場合はカバーストーリー「花火大会」を流布した後にSNS上の写真を削除してください。SCP-801-JPの成体は現在██個体確認されています。稚魚や卵を含めるとおよそ██尾のSCP-801-JPが生息すると推測されています。

説明: SCP-801-JPはクロマグロ(学名 Thunnus orientalis)に一部を除いて非常に近い外観を有した生物です、通常のクロマグロと異なる点として、本来クロマグロは胸鰭がマグロ属の中で最も短いにも関わらず、トビウオのように胸鰭が発達している点が指摘されています。また、SCP-801-JP個体の平均的な大きさは体長2m体重200㎏です。

体内からは本来存在しないはずの爆発性物質1が発見されています。後の死骸を使った解剖実験により更に多数の爆発性物質が発見されました。補遺ロを参照して下さい。SCP-801-JPが活性化した際、水面から未知の方法を用いて高速で飛び出し、一定時間経過するか目標に衝突することで爆発を起こします。この爆発はTNT爆薬1tに相当する威力を有します。また、SCP-801-JPは、発達した胸鰭を使用することで滑空することが可能です。SCP-801-JPはおよそ1200km/hのスピードで滑空し、飛行可能距離はおよそ100㎞に達すると推測されます。2

この特異性は発見したSCP-801-JPの死骸を解剖する際に海水が付着した手袋で触れた際、実験室内で活性化し実験室の天井を突き破り上空で爆発したため爆発するだけでなく、飛行が可能な事も判明しました。この後の実験により活性化の条件が判明しました。

SCP-801-JPは摂食する事により生体濃縮に似た特異性を発する事が確認されています。また、SCP-801-JPは死骸を視認した際に強い摂食への欲求を発生させます。

SCP-801-JPは██湖付近の漁業組合に漁師達から「湖でマグロを見た」との目撃情報が多数寄せられたため財団のエージェントが██湖を調査したところ発見され収容に至りました。███氏の証言と、それに基づいた資料調査によると、SCP-801-JPは19██年に不審な人物が██湖にバケツに入った稚魚を放流していた事が確認されており、付近に存在する日本生類創研の放棄された研究施設から日誌が発見されており関係性が推測されています。

補遺:イ SCP-801-JPの滑空可能距離、また爆発の威力の実験は広大な水場が必要な点と、収容違反を起こす可能性があるため現在は停止されています。

補遺:ロ SCP-801-JPの体内から発見された可燃性・爆発性物質のリスト
・トリニトロトルエン
・ニトログアニジン
・ニトロセルロース
・ジニトロトルエン
・硝酸アンモニウム
・ニトロベンゼン
これらは本来の結晶構造や形状を無視して体内に存在する事が判明しています。

また、死骸を解剖する際強い桃の様な芳香が確認されました、これは体内に存在するニトロベンゼンによる物と推測されます。

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