SCP-821-JP
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アイテム番号: SCP-821-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:SCP-821-JPは標準のA4ファイル内に封入した状態でサイト-81██内の低脅威物品保管ロッカーにて保管されます。実験の為の持ち出し、または写しの作成はレベル2以上の職員で行って下さい。電子的なコピーを取る事は許可されていません。写しを用いた場合実験終了後速やかに処分して下さい。被験者には実験中強く歯に力を入れない事への説明を行う事が推奨されます。SCP-821-JPと関連性があるとされるオブジェクトは現在捜索中です。

説明: SCP-821-JPは標準的なA4コピー用紙に記載された合計24の手順から成る口腔部の運動により発生する異常現象です。それぞれの手順には簡素なイラストと説明文が描かれており、どちらか一方を閲覧する事で異常性が発現する運動に関して十分な理解を得られます。それぞれの動作の特異性及び一連の動作を連続して行わなければ異常性が発現しない事から、偶発的、断片的な記憶を元に再現、異常性が発生する可能性は限りなく低いと見られています。

以下はSCP-821-JP内に記載された動作の一部です。漏洩防止の為に一部に検閲が施されています。

1.歯を見せて[検閲]の様に笑って下さい。

13.[検閲]の下を押さえたままの左手小指を[検閲]度回転させながら、右手[検閲]指で[検閲]歯を軽く弾いて下さい。

24.舌を素早く[検閲]と[検閲]の間から引き抜いて下さい。

一連の動作を行った人物は約70分間、現存している全ての歯が毎秒凡そ200000回の振動を発生させます。この時振動する歯に対して舌や唇の接触による負傷、口腔内の影響、分子運動による温度の上昇は確認されていません。
異常性が発生している最中口に入れた食物、他異物に歯が触れた場合、共振作用により一瞬で崩壊またはペースト状に粉砕されます。
同じく異常発生中の人物が歯を軽く噛み合わせるだけならば上下歯列の振動が相殺される事によりその間振動は消失しますが、噛み締める、歯を食い縛るといった行為により歯に強く力を加えた場合、頭蓋骨及び頭部を中心とした共振に伴う脳内出血、脳幹の重篤な損傷等により確実に死亡します。

SCP-821-JPは20██年、兵庫県███群███町に位置する入居者の転居・死亡に伴って収入を確保出来ず199█年3月に近隣の不動産へ売却された老人ホーム「楽壮館」内で発見されました。当時解体業者が偶然にSCP-821-JPを発見、休憩時間中に作業員の一人が一連の動作を行った結果異常性が発生。作業員内に潜入していたエージェント・████により収容され、作業員全員にはクラスA記憶処理、カバーストーリー「不幸な転倒事故」が流布されました。

以下はSCP-821-JP上部に記載された文章の写しとなります。本オブジェクトの製作者、関係者と思わしき氏名は部分的な腐食により完全に解読出来ていません。下線部は鉛筆によりごく薄い筆圧、走り書きと思わしき崩れた文字で記されていました。

目的1: 入居者の楽しい食事への支援の為

目的2: 「ガブガブ体操ウルトラハードモード」で満足出来ない入居者の為

注意: ガブガブタイム中「かくほ」の徹底。噛み締めさせない、食い縛らせない、放っておかない。やっちゃった人が出た場合は火葬場の手配と精神安定剤を入居者に

楽壮館わくわく食事部門担当 █部 彦██
タイムが終わってないのに何故そんなに話すのか 話しながらせんべい食べてもう今月2人やっちゃったぞ

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