SCP-824-JP
評価: +8+x

アイテム番号: SCP-824-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-824-JPはセクター81██の、周囲30m以内に他の有人施設が存在しない昆虫飼育施設の収容室の中央に設置したケージで飼育されています。給餌や清掃などは全て室内に備え付けられた機器によって行われます。機器の修理等で収容室への入室が必要になった場合は職員一名のみに入室が認められます。入室者への指示が必要な場合は後述の監視室から指示を行ってください。

SCP-824-JPの研究にあたる職員は互いを視認しないよう収容室の各壁の外側に設置された監視室1に一人ずつ入室するようにし、職員同士の会話には通信機器を使用してください。D-クラスを収容室に入室させて実験を行った後など、新たなSCP-824-JP個体が発生した場合は最低限の試料を残して殺虫剤などで処分した後に死骸を焼却処分してください。

説明: SCP-824-JPは異常性を持つヤスデの一種です。外見やライフサイクルはキシャヤスデ(学名: Parafontaria laminata armigera)とほぼ同一ですが、調査によって別種であることが判明しています。

SCP-824-JPの異常性はSCP-824-JP個体の周囲約10m以内に、人間とその人間が不快感や嫌悪感を催す対象が存在する場合に発現します。SCP-824-JP個体に最も近い位置にいる人間(以下「被験者」とする)が直接目視した対象に明確な不快感などを覚えた場合、その対象は数十秒から数日をかけて同質量分のSCP-824-JPの個体群に変化します2。この変化は一度始まると対象が完全にSCP-824-JP群に変化するまで止めることが出来ません。SCP-824-JPがどのようにして範囲内の人物の認識を読み取っているかは不明です。この変化は効果の範囲内で被験者が不快だと感じる固形物であれば生物非生物問わずに発生します3。対象が生物の場合、SCP-824-JP群に変化している間に対象が死亡する事はありません。変化に要する時間は一定ではありませんが、対象の大きさは変化の進行速度に関係しません。

なお、SCP-824-JPに対する不快感、嫌悪感はSCP-824-JPから新たな個体を生み出します。しかし、元となった個体は死亡してしまうため、SCP-824-JPの総量は変化しません。

SCP-824-JPは199█/08/██、長野県で「登山に向かった家族が帰ってこない」という通報を受けた際に存在が明らかになりました。現地で警察官として潜入していたエージェントの捜索により、封鎖された登山道から800mほど離れた場所にある廃屋の周辺で、2名の行方不明者と身元不明の1名が身に着けていた衣服や所有品と共に大量のSCP-824-JP個体が発見されました。

SCP-824-JP個体が周囲に拡散している可能性を考慮し、小屋を中心とした半径1kmの範囲を封鎖し研究に最低限必要と考えられる数のSCP-824-JP個体のみを回収、残りの個体群は殺虫剤の散布と焼却処分により処分しました。被害者の関係者には記憶処理が施され、収容処理については「害虫の大量発生」、被害者については「登山道からの滑落によって死亡した」というカバーストーリーが適用されました。

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