SCP-833-JP
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アイテム番号: SCP-833-JP

オブジェクトクラス: Safe

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臨時サイト-6003で収容中のSCP-833-JP。19██/█/██撮影

特別収容プロトコル: SCP-833-JPは現在█°██'██''、███°██'██"に位置する臨時サイト-6069の収容下にあります。SCP-833-JPの周囲15mには高さ3.5mの鉄製のフェンスを設置し、警備チームを収容エリアに配置して一般人の侵入を防いでください。SCP-833-JPの転移イベントの少なくとも15時間前には、SCP-833-JP担当職員は転移予定エリアで待機しておく必要があります。転移イベント発生時は、目撃や録画などによる情報漏洩を防ぐために周辺の警備を強化してください。担当エージェントは常にSCP-833-JPの収容に最適なエリアを探し、財団のフロント企業を通じて買収・接収を行います。人口密集地に近い場所や山林など、オブジェクトが極端に目立つエリアは候補から除外されます。エリアの整地のため、小規模な土木工事を行う事が許可されています。

説明: SCP-833-JPは3階建ての住宅団地です。外観上の劣化から、建築されてから少なくとも50年以上が経過していると推測されています。SCP-833-JPの内部調査では全ての部屋が無人であることが確認され、構造や空間にはいかなる異常も発見されませんでした。この調査結果にもかかわらず、SCP-833-JPは約4800時間周期で特定のエリアへの転移イベントを発生させます。これまでの分析調査から、SCP-833-JPが転移するエリアには以下の共通点があることが判明しています。

  • 木などが生えていない約20×50㎡の平坦な敷地
  • 転移イベント以前のSCP-833-JPの所在地から半径100km圏内
  • 以前の転移イベントで転移したことがないエリア

上記の条件を満たしたエリアが存在しなかった場合、SCP-833-JPは現在の所在地から最も近い位置にある約20×50㎡の平坦な敷地への転移イベントを発生させます。転移イベントはごく短時間で終了するため、SCP-833-JPがどのような方法でこの転移イベントを発生させているのか、またどのようにして条件に合致するエリアを「選択」しているのかは不明です。

収容の初期段階においてSCP-833-JPの転移イベントの阻止が試みられましたが、これらは全て失敗に終わりました。またその失敗の結果としてSCP-833-JPが市街地へと転移し、収容違反が発生する事態となりました。これを受け、あらかじめSCP-833-JPが転移する条件を満たしたエリアを財団が接収し、意図的にそのエリアへの転移イベントを発生させることでSCP-833-JPの収容を維持するという特別収容プロトコルが制定されました。財団保有のエリアへの転移を確実なものとするため、SCP-833-JPが存在する地点から半径100km圏内の他の候補地にはエージェントチームが派遣され、手順-833-JP("ソーラー発電")を実行します。
これまでにSCP-833-JPが転移イベントの周期と条件を逸脱した例は存在しないため、このプロトコルを遵守し続ける限り、SCP-833-JPの収容は維持されると考えられています。

SCP-833-JP 関連資料

補遺: 20██/██/█

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