SCP-834-JP
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アイテム番号: SCP-834-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:SCP-834-JP-1は、最低3体が人型オブジェクト標準収容プロトコルに基づいて、個別に収容されます。SCP-834-JP-1には簡易な健康診断が週に一度行われます。また、前夜からの絶食を含む入念な健康状態の測定を、二カ月に一度行ってください。SCP-834-JP-1の健康状態に異常が発見された場合、適切な手法により治療を行ってください。なお、SCP-834-JP-1に対してアセチルサリチル酸を含有する薬物の投与は禁止されています。

SCP-834-JP-1のうち最年長の個体が満35歳を迎えるか、健康状態の維持が困難な場合、手順834-JPによりSCP-834-JPの増殖を行ってください。新たに発生したSCP-834-JP-1は生後5年まで、母体のSCP-834-JP-1との同時収容が認められます。SCP-834-JP-1が生後5年を迎え個別収容の確立に成功した場合、最年長のSCP-834-JP-1は834-JP駆除薬を投与し、記憶処置の上Dクラス職員として雇用されます。なお、SCP-834-JP-1の母子を隔離する際には、記憶処置の使用が認められます。

収容中のSCP-834-JP-1が心不全など、予測できない要因により死亡した場合、女性のDクラス職員に対する緊急手順834-JPの適用が許可されます。SCP-834-JP-1の死後2時間以内に緊急手順834-JPを適用し、SCP-834-JPとして分類の上収容してください。死亡したSCP-834-JP-1の死因が致死性の感染症の場合は、別のSCP-834-JP-1を終了させ、緊急手順834-JPを2名以上のDクラス職員に適用してください。

説明:SCP-834-JPは、福岡県南東部の山間に位置する複数の集落から成る地域(834-JP地域と指定)にて蔓延していた、ウズムシに類似した形態の寄生虫です。SCP-834-JPは人間を宿主とし、脳内に定住します。SCP-834-JPは宿主の脳内で脳組織と癒着し、脳内物質の分泌の制御や、神経活動への干渉を行います。SCP-834-JPに寄生された人間(SCP-834-JP-1と指定)は、SCP-834-JPにより敵対心や闘争心が喪失する一方、忍耐力や共感能力が向上します。結果SCP-834-JP-1は気質が非常に我慢強くかつ穏やかなものになり、相手がSCP-834-JP-1であるかないかに関わらず協力的な姿勢を取るようになります。SCP-834-JPのもたらす影響により、SCP-834-JP-1は安定した社会を構築する傾向にあります。また、SCP-834-JPは妊娠中のSCP-834-JP-1から胎児への母子感染と、[編集済]以外の方法では感染しません。そのためSCP-834-JPが蔓延していた834-JP地域では、「嫁を貰うならば██████の娘を貰え」という言葉が伝えられていました。

SCP-834-JPの存在を財団が把握したのは、19██年にSCP-834-JP-1が834-JP地域付近の町の診療所を訪れた際、アセチルサリチル酸を含有する薬物の投与直後に全身の痙攣とともに死亡した事例によるものです。死亡した患者を病院が調査した結果、脳組織の物理的な損壊が原因であることを突き止めました。異常な死因の情報を福岡県医師会に潜入していた財団職員察知し、財団の知るところとなりました。死亡した患者の解剖により、脳組織内からSCP-834-JPの破片が発見されました。SCP-834-JPは後の研究により、アセチルサリチル酸に対して過剰反応を示し、全身を大きく痙攣させてSCP-834-JP-1の脳組織内部で動き回ることが判明しています。

当初SCP-834-JPは834-JP地域全体を監視下に置くことで収容されていましたが、のちに安全な駆除薬の開発と、母子間及び[削除済]によってでしか感染が広まらないことが判明したため、196█年に女性のSCP-834-JP-1のみを複数名財団が収容する手法へと変更されました。196█年のプロトコル変更に伴い、834-JP地域内の住民1███名には駆除薬が与えられ、SCP-834-JPの駆除に成功しました。現在、SCP-834-JPのみを摘出して保存する方法が研究されていますが、宿主からの摘出後2時間ほどで生命活動が停止するため、SCP-834-JP-1を収容する手法が継続されています。

なお、196█年以降の834-JP地域内における事件事故発生件数は、それまでの年間平均0.2件から13500%増となりました。しかし人口100名当たりの事件事故発生率では福岡県の全体平均とほぼ同程度なので問題ありません。

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