SCP-842-JP
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アイテム番号: SCP-842-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 1名のDクラス職員にSCP-842-JPを発病させて、標準人型収容室に隔離してください。上記の職員の死に備え、標準人型収容室はDクラス職員の収容房の近くに置いてください。収容房には常に20人以上のDクラス職員を配置しなければなりません。

説明: SCP-842-JPは顔のような見た目の組織塊です。由来は発病者の組織ですが、意志を持ち、対話することができます。必ず発病者の身体には2種類のSCP-842-JPが発生します。男性を自称する組織塊と女性を自称する組織塊で、以降それぞれをSCP-842-JP-A、SCP-842-JP-Bと呼称します。

SCP-842-JP-AとSCP-842-JP-Bは発病者のある程度離れた2つの位置で発生します。体内のあらゆる組織を由来として発生する能力があります。発生したSCP-842-JP-AはSCP-842-JP-Bの元へ近づき、接触しようとする性質があります。ほとんどの場合、発病者はこの性質により絶命します。

発病者が死亡すると、SCP-842-JPも意識を失います。いかなる検死によっても有用なデータは得られず、ただの腫れであると診断されます。発病者の死亡した場所から最も近い位置にいる人類にSCP-842-JPは新たに発生します。ここで発生したSCP-842-JP-A、SCP-842-JP-Bはそれまでの記憶を受け継ぐことが分かっています。これらの性質によって、SCP-842-JPは多大な人的被害を出しましたが、現在は保護に成功しています。(資料 842-a参照) なお、メカニズムは不明ですが、SCP-842-JPを除去して治療しようとすると、SCP-842-JPとともに発病者も死んでしまいます。


 
SCP-842-JP-A、SCP-842-JP-Bとの対話の結果、これらが何よりも先んじて接触状態を果たせる限りにおいて、人類に敵対しないことを明確に示しています。さらなる対話内容については資料842-bを参照してください。
 
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