SCP-856-JP
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エージェント・エドモンドによって送信されたSCP-856-JP内の画像

アイテム番号: SCP-856-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 現在、SCP-856-JPへの侵入経路の捜索は機動部隊と10名3名のエージェントによって行われています。研究スタッフはSCP-856-JP異空間班とSCP-856-JP通信班の二チームに分かれて、それぞれの業務を行ってください。異空間班のスタッフ長には梁野博士、通信班のスタッフ長にはペインハイル博士が割り当てられます。また、エージェント・ベルナドットの所持していた携帯電話をオブジェクトに認定する議論はペインハイル博士を議長に置いた上でサイト-076の第5会議室にて行ってください。SCP-856-JP異空間班はSCP-856-JPに関する報告をする際、エージェント・エドモンドからの定期報告を元にそれらを行ってください。20日以上の期間、エージェント・エドモンドからの通信が断絶した場合、24時間待機した後にエージェント・エドモンドの死亡報告書を作成してください。その後、エージェント・エドモンドの救出作戦は凍結されます。エージェント・エドモンドの救出作戦は凍結されました。
現在、エージェント・エドモンドは公式の記録では死亡したことになっており、遺族関係者などには隠蔽工作を行ってください。

説明: SCP-856-JPの全貌は正確には判明していません。SCP-856-JPは、20██/3/██/AM11:34にエージェント・エドモンドが失踪した事件をきっかけにその存在が明らかとなりました。当時、エージェント・エドモンドは、エージェント・ベルナドットと共に███県██市の███山の森林部でSCPオブジェクトと思われる実体(現在のSCP-███-JP)が発見されたという報告を受け、その現地調査のために出動していました。その後、エージェント・ベルナドットがSCPオブジェクトを発見し捕獲、その連絡をエージェント・エドモンドが行おうとした際に当人が失踪しました。当初、SCP-███-JPの影響による被害を受けた結果、███山内で負傷したのではないかという見解の元、現地の警察と協力した捜索活動が行われましたが、その10日後にエージェント・エドモンドからエージェント・ベルナドットの携帯に連絡が来たため、現状の把握が可能になりました。

現在、SCP-856-JPに関する最も有力であると思われる見解が二つ存在します。一つ目はSCP-856-JPは植物以外の生物が一切存在しない人類が現在生活している世界とほぼ同様の地形、大気、建造物などを有していると思われる異空間であるという説、二つ目はSCP-856-JPに関する情報の交換が行われた通信そのものがオブジェクトであるという説がそれに該当します。その為、財団上層部によりSCP-856-JP異空間班とSCP-856-JP通信班という二つの研究チームが設立され、現在これらのチームによってオブジェクトに関する議論が継続されています。(この報告書はSCP-856-JP異空間班の担当であるため、SCP-856-JPが異空間であるという説を肯定した上での概要を記載します。SCP-856-JP通信班の報告書はペインハイル博士の許可を得た上で閲覧してください。)

エージェント・エドモンドの報告から、SCP-856-JPは地球と同様の面積と環境、大陸、海洋を有していると予想されます。また、世界各国の現在の建築物、地形などはエージェント・エドモンドの視認範囲外で常に更新されていることが判明しています。現在、SCP-856-JP内に侵入する方法は判明しておらず、エージェント・エドモンドの消失地点の捜索を決行しましたが、侵入および消失に繋がる手がかりを発見することは出来ませんでした。また、SCP-856-JP内部では一部現代の技術では建築することが不可能であると思われる建築物などの存在も確認されており、SCP-856-JP内部と我々の生活している世界ではいくつかの相違点が存在するものと予想されています。現在、建造物以外の相違点は発見されていません。また、SCP-856-JP内部では太陽の動きが一切観察されないという特徴を有しており、その為、エージェント・エドモンドがSCP-856-JP内に侵入してからおよそ█████時間以上経過した今でも、気温:およそ24度、時刻:東京の午後7時台、月:東京の5月中旬の状態の太陽の位置を維持していることが判明しています。また、SCP-856-JP内では、移動距離に関係なく常に太陽を観察することが可能であり、いかなる地方、国、山岳部に移動した場合も前述した月と時間の気温と太陽の位置を維持しているという現象が確認されています。(高山地帯においても、積雪は確認されていますが、前述した気温を維持しています。)天候の変化は確認されていません。

過去にエージェント・エドモンドにはSCP-856-JP内部の調査と侵入方法および脱出方法の特定任務が割り当てられ、SCP-856-JP内部の状況やデータの収集はエージェント・エドモンドの所持する携帯電話からの連絡を利用して行っていました。なお、これらの連絡はエージェント・ベルナドットの携帯電話でのみ受信が可能であり、なおかつ、エージェント・ベルナドットが応答した時のみ通話/録音が可能になるという現象が確認され、これらの原理などについても調査が行われていました(こちらからの通信、およびエージェント・ベルナドット以外の応答は遮断されます)。

現在、エージェント・エドモンドからの通信は断絶しており、財団の記録上死亡したことが決定しています。今後、SCP-856-JPに関する研究と調査活動は継続されますが、一部制限がかかります。(制限に関する内容はプロトコル856-JP-Worldを参照してください。また、新たなエージェントがSCP-856-JPの担当に割り当てられた場合、担当研究者は制限に関する資料を該当するエージェントに配布してください。)
以下はエージェント・エドモンドからの報告の抜粋です。全ての資料を閲覧する場合は梁野博士の許可を得た上でサイト-076資料室に報告してください。なお、抜粋された報告書の内容は、主にSCP-856-JP内で新たな発見がなされた報告、および最終報告を記載しています。

エージェント・エドモンドの報告記録の抜粋

追記1: 20██/8/8、エージェント・ベルナドットの申請により、再度エージェント・エドモンドの失踪した地点を捜索した結果、エージェント・エドモンドの物と思われるバックパックが発見されました。遺留品の状態は極めて悪く、およそ████年以上経過していると思われます。現在、発見された遺留品はサイト-076の保管用ロッカー内にて管理されています。

追記2: エージェント・ベルナドットの個人で所有し、執筆していた詩集の中に、エージェント・ベルナドットとは異なる筆跡の文章が発見されました。調査の結果、エージェント・エドモンドの筆跡と一致。また、過去にエージェント・エドモンドが報告したSCP-856-JP内の様子とエージェント・ベルナドットの詩集の内容にいくつか類似する点が見られることが発覚し、現在、エージェント・ベルナドットの詩集を保管し調査を行っています。

これらの事象に伴い、エージェント・ベルナドットには尋問、精密検査、詩集の編集を行わせるなどの実験を行いましたが、異常性は認められませんでした。現在、エージェント・ベルナドットの身柄はサイト-███の通常隔離室にて拘束されています。

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