SCP-858-JP
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拳銃.JPG

SCP-858-JPの使用に必要な指鉄砲の形

アイテム番号: SCP-858-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-858-JPはサイト-8192の中脅威物品ロッカーに収容されます。SCP-858-JPが収容されている中脅威物品ロッカーには警備員を二人以上付け、常に監視カメラで監視されます。実験を行う場合はDクラスを用いずに、レベル2以上の職員のみで行われます。また、SCP-858-JPを実験室以外で装着することは禁止されています。事件記録-858-JPより実験を行う職員は、責任者に許可された場合のみ自由に会話をすることが可能です。また、実験管理者はSCP-858-JPを装着した職員の発砲回数を必ず記録し、合計で70回を超えないように管理してください。未収容のSCP-858-JPを発見した場合は即座に回収し所持者を拘束してください。

説明: SCP-858-JPは、黒色の合成皮革を主素材とする1双の手袋です。両人差し指に直径7.8mmの開口部が設けられており、これは7.62x25mmトカレフ弾の弾丸の直径と同様です。SCP-858-JPは、成分検査において異常な点は一切見られませんでした。

SCP-858-JPを着け、手を指鉄砲の形1(画像資料を参照)にした状態(以下、この状態の人間を装着者と呼称)で装着者が銃の発砲音だと判断する擬音語である発音をすると、装着者の指骨の太さに関わらず7.62x25mmトカレフ弾の形状に加工された指骨が人差し指の先端から発射されます。人骨にも関わらず、その威力は7.62x25mmトカレフ弾と同様と確認されています。この際、SCP-858-JPがその発音が装着者にとっての発砲音だと判断する方法は判明していません。しかし、SCP-858-JPを装着した側の手の指骨が損傷している場合は、弾は発射されません。

SCP-858-JPの弾丸とするための指骨の消費は親指から始まって人差し指、中指、薬指、小指の順番で消費され、基節骨から末節骨まで使われ合計で14本です。全て指骨を消費した場合はSCP-858-JPから指骨を発射させることは不可能になりますが、SCP-858-JPを装着したまま24時間経過すると消費した分の指骨が復活します。また、指骨が消費されてもSCP-858-JPを装着している場合は指骨がないのにも関わらず、通常の手と同じように動かせます。この異常性は、SCP-858-JPを使用した際の指骨の消費にのみ発生します。しかし指骨を消費した後にSCP-858-JPを外すと、手が通常の指骨がない場合と同様になります このため実験後はSCP-858-JPの24時間の着用が義務付けられました。

SCP-858-JPは、20██/02/14に███県で起きたテロ事件の首謀者のテロリストが使用していたものを、後に警察が接収したものを、鎮圧に向かった警察官の「銃を持っていないのに銃弾が発射された」という証言により財団が警察から回収収容に至りました。SCP-858-JPを目撃した住人、鎮圧に向かった警察官にはAクラス記憶処理を施しました。首謀者であるテロリストは財団が確保し、現在情報を収集中です。

実験記録858-JP-3 - 日付20██/09/14

対象: SCP-858-JPを装着したエージェント・志賀

実施方法: 様々な材質の板を撃ち威力を確かめる。

結果: 実験の結果、威力は7.62x25mmトカレフ弾と同様の380ft-lbsだと確認された。エージェント・志賀は全ての指骨を消費し回復のため24時間の間、SCP-858-JPを装着させた。

分析: 撃った時に痛みは感じなかったし撃った後も痛みはなかった。ただ反動は拳銃よりも強いように感じたな。-エージェント・志賀

実験記録858-JP-4 - 日付20██/09/17

対象: SCP-858-JPを装着した██研究員

付記: ██研究員には銃を扱った経験がない

実施方法: 実験記録858-JP-3と同様。

結果: 実験記録858-JP-3の結果と同じく、威力は7.62x25mmトカレフ弾と同様の380ft-lbsだと確認された。██研究員は全ての指骨を消費し回復のため24時間の間、SCP-858-JPを装着させた。

分析: ██研究員とエージェント・志賀の映像を比較すると██研究員の方が反動が強いように見えたがこれは経験の差だろう。SCP-858-JPの威力は経験によって左右されないようだ。-██博士

実験記録858-JP-5 - 日付20██/09/20

対象: SCP-858-JPを装着したエージェント・志賀

実施方法: SCP-858-JPを使用し、発砲の瞬間をハイスピードカメラで記録し発砲のメカニズムを調査する。

結果: 記録映像を確認したところ、SCP-858-JPに設けられた開口部から指骨のみが瞬間移動し発射されました。エージェント・志賀の指骨の回復のため24時間の間、SCP-858-JPを装着させた。

分析: 何回か発砲し記録してみたが瞬間移動の方法がわからなかった。一体どうやっているのだろうか…。-██博士

事件記録‐858-JP - 日付20██/12/27

対象: SCP-858-JPを装着したエージェント・志賀

付記: 本映像は本来、実験-858-JP-10用の記録映像で実験は終了しており、エージェント・志賀の指骨は3本残っている状態となっている。

<録画開始, 20██/11/24>

エージェント・志賀: ふぅ、疲れたな。

[エージェント・志賀は手を指鉄砲の形のまま下に向けている]

██博士: エージェント・志賀、実験室から退出してくれ。

エージェント・志賀: 了解、ところでこの実験って何番[発砲音][悲鳴]

[エージェント・志賀の太ももに向かってSCP-858-JPから指骨が発射され負傷する]

██博士: 早く医療班を!

<録画終了>

終了報告書: エージェント・志賀にはSCP-858-JPの性質を話していたはずだが…迂闊だった…今回のことからSCP-858-JPの実験方法の改定を提案する。-██博士

 
追記-1: ██博士の提案により実験方法は変更されました。変更後の実験方法はマニュアル-858-JP-2を参照してください。

補遺-1: 事件記録-858-JPの後、エージェント・志賀の身体を検査したところ右手の指骨の骨量が減少し、骨粗鬆症と同様の状態となっていることが判明しました。そのためエージェント・志賀に対して骨粗鬆症の治療を受けさせSCP-858-JP実験参加者から外しました。

追記-2: 追加実験を行ったところ、SCP-858-JPを装着した側の手からの発砲回数が合計で70回を超えると指骨の骨量が減少し、骨粗鬆症と同様の状態になることが判明しました。しかし、SCP-858-JPの使用において問題点は見つかりませんでした。このため実験方法が変更されました。詳細はマニュアル-858-JP-3を参照してください。

補遺-2: SCP-858-JPを所持していたテロリストから、SCP-858-JPの入手元を調査したところ紛争地域である████国の██████にいる商人から購入した、ということが判明したため、現在その商人の調査が進められています。また、SCP-858-JPと同一の異常性を持った別のオブジェクトが存在する可能性が出てきたためその調査も進められています。

補遺-3: 20██/04/01に██県上空で起きたハイジャックの首謀者がSCP-858-JPを使用していましたが、坂東██機長の名を呼び、自らの脚を誤射したところを偶然搭乗していたエージェントによって、事態は鎮圧されました。その後、財団によってAクラス記憶処理やカバーストーリーの流布などが施されました。空港の検査では検出されなかったため、この事件後SCP-858-JPと思わしき物品があった場合は空港職員に扮したエージェントが回収し、所持者を拘束することが決定されました。

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