SCP-871-JP
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SCP-871-JPの子実体

アイテム番号: SCP-871-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-871-JPは、サイト-8102の木造の収容ロッカーに鉄筋コンクリートのブロックに着生した状態で収容されます。新たなSCP-871-JP-1が確認され次第、機動部隊う-10("キノコ狩りツアー")によってSCP-871-JPの廃棄、SCP-871-JP-1の破壊が行われます。近隣住民にはクラスA、またはクラスB記憶処理が施され、場合に応じて適切なカバーストーリーが適用されます。SCP-871-JP-1に住んでいた住民にはクラスB記憶処理の後再び適切な住居が与えられ、必要であれば一時的に財団で療養を受けます。
追記: SCP-871-JP-1-12の周囲には臨時サイト-81██が設置され、月に一度機動部隊う-10("キノコ狩りツアー")
による内部の調査が行われます。

説明: SCP-871-JPは糸状菌1の一種です。SCP-871-JPは外見や生態からホンシメジ(Lyophyllum shimeji)の突然変異種と推測されていますが、情報が不足しており種の特定には至っていません。

SCP-871-JPはコンクリートを菌床とし、表面に付着すると非常に硬い菌糸をコンクリート内の鉄筋に侵入させ菌根2を形成します。その後コンクリートに含まれた水分やセメントの成分を養分として成長します。この過程において鉄筋はSCP-871-JPの菌糸の動きを補助します。そのためSCP-871-JPは鉄筋が無い場合でも成長できることが判明していますが、鉄筋がある場合に比べてその成長速度は非常に遅くなります。

SCP-871-JP-1はSCP-871-JPが着生したコンクリートです。SCP-871-JP-1の内外にはSCP-871-JPの菌糸や子実体が多数確認されます。またSCP-871-JPがある程度まで成長し、SCP-871-JP-1の強度が十分でない場合SCP-871-JPの菌糸によってSCP-871-JP-1は崩壊します。以下はSCP-871-JPの事案記録です。


SCP-871-JPの起源はわかっておらず、鉄筋コンクリートの普及に伴い国内での被害が多数報告されました。SCP-871-JPの活動は戦時中の鉄不足の一因とも考えられており、蒐集院による破壊活動や竹筋コンクリートの使用の推奨が行われましたが絶滅には至らず、終戦後財団に収容されました。

補遺-1: 20██年、██山中の旧██鉱山にてSCP-871-JP-1が発見された際、無人探査機による内部の調査中に突如探査機が破壊されました。そのためDクラス職員を使用した探査が行われました。以下はその探査記録です。


補遺-2: SCP-871-JPについての調査の結果、SCP-871-JPと同じ外見の菌類が19世紀、アマチュアの探検家に発見されていたことがわかりました。該当の菌はシメジ属(Lyophyllum)の新種として提出される予定でしたが、提出前に発見者が死亡し後継者がいなかったために正式に認知されませんでした。その時点から該当の菌の発見情報は一切見つかっておらず、SCP-871-JPとの関係性などは現在も調査中です。

情報が少ないため断定はできませんが、私はその菌が一度絶滅に瀕しSCP-871-JPへと変異したのではないかと推測します。その菌の情報が欠落しているのは日本人の自然破壊が活発になった時期です。また、SCP-871-JP-1-12で発見された動物は全て衰退の理由として人間の活動が挙げられます。もしその菌が人間に追いやられていたのだとすると、SCP-871-JPの存在理由も理解できるのではないでしょうか。 -野島博士

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