SCP-888-JP
評価: +8+x

アイテム番号: SCP-888-JP

オブジェクトクラス: Euclid Neuturalized Euclid

特別収容プロトコル:


SCP-888-JPはEuclidに再指定されました。経緯については補遺-888-2を参照してください。

SCP-888-JP-1は現在、30m×30m×20mの高セキュリティ収容室に収容されており、収容室の中央に位置するように設置されています。扉のセキュリティ解除キーはセキュリティクラス2以上の職員にしか知らされません。現在、いかなる場合においてもSCP-888-JP-1を用いた実験及び収容室への侵入は、定期的なDクラスを用いた状態保持のためのオブジェクトの清掃を除いて禁止されています。

説明: SCP-888-JP-1は、高さ59cm,幅56cm,奥行47cm,重量3,600gの一般的な達磨の外見をしており、右側の目が白目です両目共に黒目が描かれています。
SCP-888-JP-1を中心とした半径を3m10mとする球状の空間において、人間がSCP-888-JP-1を視野内に入れていない状態で、「だるまさん██████」と念じるか、発言することによって異常な特性が発揮されます(以下、条件を満たした人間を被験者と表記)。また、人間とSCP-888-JP-1の間に壁などを対象の視野を遮るように設置し、上記の行動をとった場合も条件を満たしたとみなされます。
上記の場合において、被験者は消失します。この時、機械類によるGPS反応は途絶え、映像機器類は破壊されますが音声通信は継続して可能です。異常性有効範囲内に被験者が複数人存在する場合はランダムに一人が選ばれます。

SCP-888-JP-2は、被験者によると「狭い通路のような場所で、壁や床から人間の腕のようなものが生えている」と報告されている異常空間です。被験者が問題無く運動を行えることから、空気の成分や重力は地球上のものと同一と考えられています。被験者は消失後、直立した状態でSCP-888-JP-2内に出現します。

SCP-888-JP-3は両腕と両足が無い、十代前半の日本人女性のような外見をしていると報告されている存在です。また、原因不明の力によって空中に浮遊しており、結果として本体に運動能力が無いにも関わらず振り向くなどの動作を可能としています。SCP-888-JP-3はSCP-888-JP-2内において被験者から約30m離れた位置に出現し、被験者に対して「だるまさんが転んだ」の勝負を持ちかけます。この時、SCP-888-JP-3から「だるまさんが転んだ」のルールについての説明がなされます。今まで説明されたルールは以下の通りです。

・ルールは基本的に日本全国各地における「だるまさんが転んだ」と同一のものである。ローカルルールなどは無し。
・被験者の勝利条件は後述の敗北条件を満たすことなくSCP-888-JP-3の肩に接触すること。
・被験者の敗北条件は歩く、腕を振るなど一般的に「動いている」と捉えられる動作を行っている時にSCP-888-JP-3に視認されること(瞬きや呼吸による胸部の運動などは含まれません)。
・SCP-888-JP-2内において被験者が「転ぶ」ことも同様に被験者の敗北条件となる。

また、ゲーム中にSCP-888-JP-3が被験者側を振り向くごとに、被験者の身体が中央から上下に向かって少しずつ「消失する」という報告がされています。この現象の原因は不明ですが、SCP-888-JP-3が10回目に被験者側を振り向いたと思われる時に音声通信が途絶えたため、SCP-888-JP-3が1回振り向くごとに被験者の身体の体積のおよそ10%が消失すると推測されています。この時、事実上身体の組織が失われているのにも関わらず、被験者の運動能力に影響はありません。
ゲーム中、SCP-888-JP-3はフェイントを用いたり、振り向くタイミングをずらしたりなど極めてランダム性のある行動を取り、またSCP-888-JP-2内の壁や床から生えた腕が被験者の邪魔をしたり転ばせようとするように動くため、SCP-888-JP-3に「勝利」することは非常に困難であると見られます。
SCP-888-JP-3との勝負に負ける、または勝負に対して否定的な意見を述べた場合、甲高いノイズ音とともに音声通信が切断され、収容室内の被験者が消失した地点に、四肢、眼球、舌の欠損、内耳部位の欠落により視覚、聴覚、発話能力が失われた人間の胴体とみられる物体が出現します。断面部の筋肉組織や骨の状態から、これらの物体の四肢は[編集済]されたものと推測されています。これらの物体は出現した時点では生存していますが、適切な医療行為を施さなければ四肢跡からの出血多量によって死に至ります。DNA鑑定の結果、これらの物体と被験者のDNA情報は一致することが判明しました。また、この時に出現する物体にSCP-888-JP-3とのゲーム中の影響は見られません(例として、3回振り向かれた時点で敗北した被験者の胴体も、7回振り向かれた時点で敗北した被験者の胴体にも、身体組織の消失は見られません)。

補遺888-1 オブジェクト再分類経緯-い:
20██/09/██、第██回目のDクラスを用いた実験において、D-8520がSCP-888-JP-3の肩に触れ、SCP-888-JP-3との「だるまさんが転んだ」に勝利しました。
その後、D-8520は収容室の自分が消失した地点に出現し、それ以降オブジェクトに異常性は見られなくなりました。その後、SCP-888-JP-1を再調査した結果、SCP-888-JP-1の底面に以下の文章が書かれていました。

あそんでくれて ありがとう おかさんは あそんでくれなかたから

この事例以降、一週間経過後もオブジェクトの異常性が発現しないことが確認され、当該オブジェクトはNeuturalizedへ再分類されました。

補遺888-2 オブジェクト再分類経緯-ろ:
20██/12/██、SCP-888-JP-1の清掃を行っていたDクラス職員が消失。この事態を受け、急遽異常性有効範囲調査のためDクラスを用いた実験を行い、異常性が再発現、かつ異常性有効範囲が半径3mから10mに拡大していることが判明されました。
以上の結果から収容手順を変更、当該オブジェクトはEuclidへ再分類されました。
また、これ以上の実験はSCP-888-JP-1の異常性に何らかの変化を及ぼす可能性があるため、SCP-888-JP-1を用いた実験は禁止されています。

 我々はSCP-888-JPに飴を与えて甘やかしすぎてしまったようだ。どうやら我々は収容に関する知識ばかりでなく、子供のあやし方も学ぶ必要があったらしいな。 -██博士

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