SCP-902-JP
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アイテム番号: SCP-902-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-902-JPは、現在SCP-902-JP-1と指定されているサイト-81██所属のD-902-1が着用しています。SCP-902-JP-1とその取り巻きであるSCP-902-JP-2群は月例解雇免除の上他のDクラス職員から隔離し、所定の職務のみを与えて下さい。現在のSCP-902-JP-2は3名のDクラス職員D-902-2、-3、-4であり、サイト-81██第4倉庫を一時的に雑居房として改装、SCP-902-JP-1と共に収容しています。
SCP-902-JP-1との直接の接触及び、SCP-902-JP-1が「裸に見える」旨の疑問ないしは確信を口に出す行為は堅く禁止されています。また、サイト-81██所属の全職員は当報告書の熟読と理解を徹底して下さい。

説明: SCP-902-JPは視認不可能な一着の服です。それが光学的な要因によるものか、もしくは未知の特性によるものかは現在不明です。回収時任務に当たったエージェントや、これまで影響に晒されたDクラス職員へのインタビューによって、SCP-902-JPが上質な絹のように滑らかな手触りであり、ローブかガウンのような長い丈の洋服である事は判明しています。

SCP-902-JPの異常性は、それが誰にも着用されていない時、素肌で触れた人間に強烈な着用欲求を煽る事に端を発します。この欲求及び着用行動は外部からの物理的な妨害が可能ですが、記憶処理でこの欲求を完全に抹消する事は不可能です。SCP-902-JPを一度着用した人間(以下、SCP-902-JP-1)が何らかの共同体の頂点の立ち位置1である場合、元々の性格如何によらず以下のような傾向が見られます。

  • SCP-902-JP以外の服(下着を除く)の着用を嫌悪・拒絶する
  • 共同体リーダーとしての職務や義務に対して真摯に取り組み、それ以外の物事への興味関心が希薄になる
  • 共同体メンバー(以下、SCP-902-JP-2)とのコミュニケーションを好む一方、SCP-902-JP-2以外との直接的なコミュニケーションを拒む

SCP-902-JP-2への変異は、SCP-902-JP-1の共同体メンバーである人間がSCP-902-JP-1を直接・間接問わず視認すると起こります。SCP-902-JP-2に見られる傾向は以下の通りです。

  • SCP-902-JP-1を「王」と称し、常に肯定する言葉2をかけながら、出来るだけ傍を離れず行動しようとする
  • 全ての興味関心がSCP-902-JP-1に向く。それに伴い、SCP-902-JP-1を全思考・行動の指針とし、その命令には如何に無理のある内容であろうとも喜んで従おうとする
  • 外部の人間がSCP-902-JP-1と接触しようとした場合は必ずそれを止め、会話であれば自分達を通して行うよう要求し、攻撃行為からは身を挺してでも守ろうとする

以上の行動傾向により、SCP-902-JP-1との直接的な会話・接触や、SCP-902-JPの回収・形状の把握は為されていません。しかしSCP-902-JP-1、ひいてはそれに従うSCP-902-JP-2の思考が基本的には非敵対的であり、両者とも共同体の職務や義務以外の物事3への関心を失うという特性から、現時点でSCP-902-JPの回収は検討されていません。

補遺1: SCP-902-JP-1が「裸に見える」旨の発言は疑問・確信を問わず、SCP-902-JP-2の強力な敵対化を招きます。原理は不明ですが、視覚的・聴覚的に届かない位置での発言も的確に認知可能です。この敵対化は共同体の外にいる人間すべてに対して起こるため、発言が行われた時点で、収容違反を始めとした深刻な被害を招きかねない点に留意する必要があります。
サイト-81██所属職員が閲覧を義務付けられた文章は以上です。
 
補遺2: 以下の文章は閲覧が制限されます。SCP-902-JP収容・研究に直接関わる職員以外は、セキュリティクリアランスレベル3を持つ職員のみが承認を受けた上で閲覧可能です。閲覧を希望する者は所定の届け出によりパスワードを入手後、以下のフォームから認証して下さい。
 
 

Security Clearance Level 3 only

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