SCP-908-JP
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SCP箪笥.jpg

SCPー908ーJP

アイテム番号: SCP-908-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-908-JPは遮光性の布により、全体の90%以上を覆い隠した状態でサイト-8123の専用ユニットに収容してください。。SCP-908-JPの移動を行う場合、遠隔作業用アームを利用することが推奨されています。

説明: SCP-908-JPは異常な性質を持つ木製の箪笥です。SCP-908-JPは製造から40年前後が経過していると思われます。同型の箪笥は██県██市に存在した██製作所196█/██/██から198█/██/██にかけて███棹が製作されていますが、異常性が確認されたのは現時点までSCP-908-JPのみです。██製作所は199█/██/██に資金難1から倒産しており、当時の資料は散逸している為、当時の職員に対するインタビューは難航しています。

SCP-908-JPの異常性は、建造物の内部に設置されたSCP-908-JPから一定の範囲内2に最低でもいずれかの足の小指が完全な形で残存する人間(以下被験者)が侵入し、SCP-908-JPを目視した場合に発現します。異常性の発現と共に被験者の足首から先に装着されている器具(靴下も含む)は瞬時に消失し、SCP-908-JPが存在する建造物の、主な出入り口のいずれかの地点に再出現します。この結果、被験者は必ず裸足となります。直後、被験者はSCP-908-JPに対して強い害意を抱き、接近して破壊することを試みます。この際、遠距離からSCP-908-JPを破壊することが可能と思われる装備を所持していたとしても、それを用いることはなく、接近して直接破壊しようとします。この際、被験者の身体能力には一切の変動が見られない為、物理的な妨害により接近を食い止めることは可能ですが、妨害する者が条件を満たしている場合、目視した時点で同様の欲求を覚えることには留意が必要です。

被験者がSCP-908-JPに対する攻撃を開始しようとした瞬間、被験者はいずれかの足の小指をSCP-908-JPの角に強打し、直後にSCP-908-JPの影響は失われます。この接触による被験者の生命活動に対する永続的・長期的な影響は確認されていませんが、通常の場合、被験者は激痛により悶絶します。また、この衝撃が原因と思われる一時的な呼吸停止・心肺停止が複数回確認されていますが、どちらもごく短期間に限定され、これによる死亡例は現時点まで観測されていません。

補遺-1: SCP-908-JPは、200█/██/██にエージェント・戸塚が父親の逝去により██県に存在する実家へ里帰りした際、エージェント・戸塚によって発見されました。発見時、SCP-908-JPは長い間使用されていなかったとされる物置部屋の奥に設置されており、周囲の埃等の状態から、少なくとも20年以上放置され続けていた可能性を高く見積もられています。エージェント・戸塚は生誕から高校を卒業するまでの期間を実家にて過ごしていますが、SCP-908-JPを目撃した記憶はないと証言しています。SCP-908-JPの付近を通過する度に、足の小指を強打する事態に見舞われたエージェント・戸塚により、SCP-908-JPが異常存在である可能性が報告され、実験の結果、上述の異常性が確認されたことから、収容対象として指定されました。

報告時の通信記録より抜粋

あの[編集済み]な箪笥をさっさとぶっ壊してくれ!

被験者はSCP-908-JPの影響から脱した後もSCP-908-JPに対して強い憤りの感情を覚えますが、時間の経過および痛みの鎮静化と共に緩やかに解除されます。これがSCP-908-JPの付属的な異常性か否かは現時点で不明です。

補遺-2:

補遺-3: 201█/██/██、SCP-908-JPの天板の裏に、毛筆によるものと思われる文字が発見されました。この時点での全文は以下のとおりです。

来たれ我が宿敵。我が存在理由は、汝との決着の為にある。
六百四十七勝 零敗

以降、SCP-908-JPの異常性により被験者が小指を強打する度に、不明なプロセスにより2行目の数値が増加することが確認されています。現在の全文は以下のとおりです。

来たれ我が宿敵。我が存在理由は、汝との決着の為にある。
七百二勝 零敗 一分

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