SCP-909
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アイテム番号: SCP-909

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-909は標準的な人間体収容セルに収容されます。ただし、一切の筆記用具の持ち込みは許可されていません。SCP-909の現在の状況を書いたメモは、ベッドサイドの壁に貼り付けられることになっています。SCP-909には一日三回のピーナッツの入っていない食事を提供しなければなりません。SCP-909が何かを描いたり録画しようとする場合、速やかに非致死的手段で無力化しなければいけません。

SCP-909を用いた実験は、現在それそのものがSCPの収容の失敗を起こす危険性があるために禁止されています。現在の支部長の許可があった場合のみ研究の許可が出されます。

「ミスターズ」に関する現在の規定に従い、SCP-905はサイト██のホール██内に収容されます。

説明: SCP-909は恒久的な前向性健忘症に苦しんでいる若い白人男性のように思えます。SCP-909は自身の状態を認識しているようですが、SCP-909の過去の経験は、その効果のために獲得した記憶は別として、思い出すことはできません。

SCP-909が作業記憶を書き取った時に、SCP-909の変則的な影響が明らかになります。執筆された記憶はSCP-909の長期記憶に残ります。しかし同時にその記憶は、それを保持している全ての人物の脳から消えます。

SCP-909はピーナッツアレルギーを持っており、ピーナッツ製品を摂取した場合アナフィラキシーショックを起こします。

SCP-909は██支部の[削除済]エントランスで発見されました。

補遺909-1: 「リトル・ミスターズ®の一員、ミスター・わすれっぽいbyワンダーテインメント博士」という言葉がSCP-909の右ふくらはぎに刺青されています。発見された時SCP-909は「博士の特注品」とタグに縫い付けられた三つ揃いのスーツを着ていました。財団の担当者は未だこのスーツを提供した衣料品会社を見つけるにいたっていません。

補遺909-2: SCP-909の服のさらなる検査で、左ズボンのポケットの内側(文書-909-aを参照)からSCP-909のような異能の人間の実例を挙げたリストが発見されました。

補遺909-3: SCP-909へのインタビュー

インタビュー: SCP-909

インタビュアー: ███████████博士

事前報告: SCP-909は7時間の初期観察の対象になり、その途中でSCP-905が発見されたため、SCP-909の異能と前向性健忘症、そしてSCP-905との関係を質問するためインタビューが行われました。

<記録開始>

███████████博士: おはようございます、909。

SCP-909: 909? 何故あんたは俺のことをそう呼んでいるんです? そしてここはどこで、どうして俺はここにいるんですか?

███████████博士: (1枚の紙を読み上げる)「あなたはSCP-909。そしてあなたは私の管理下にあります。私は財団の医師で、あなたの異能を研究するつもりです」

SCP-909: 財団? なんだそれは? どういうことなんだ先――

メモ: この時点で、███████████博士は小さなボタンを押す。ボタンは5秒間大音量のブザーを鳴らし、それによりSCP-909は記憶の焦点を喪失するとみられている

███████████博士: こんにちは、909。

SCP-909: 909? 何故あんたは俺のことをそう呼んでいるんです? そしてここはどこで、どうして俺はここにいるんですか?

███████████博士: (1枚の紙を読み上げる)「あなたはSCP-909。そしてあなたは私の管理下にあります。私は財団の医師で、あなたの異能を研究するつもりです」

SCP-909: 財団? なん――

███████████博士: 他のことを試してみましょう。あなた、私の言ったことを書き留めてくれますか?

SCP-909: あ、ああ。(SCP-909はペンでメモ帳に書き込みを行う)

メモ: 後の調査の結果███████████博士のノートにはこの直後にブザーを鳴らすことが計画されていた。

███████████博士: (しばらく静止して)……あの、あなたは誰ですか?

SCP-909: え? えーっと、俺はあんたに管理されているSCP909号だろ? 憶えてないのかよ?

███████████博士: えっ?

SCP-909: だから、あんた憶えてないのか?

███████████博士: いえ……あの、ここはどこなんですか? この場所は何なんですか!?

<記録終了>

事後報告: ███████████博士及びSCP-909に関する事件の記憶がすべての関係者の中から消去され、混乱の中で彼らは部屋から離されました。SCP-909は事件に非関与であった職員に事情を説明し、彼の保持セルに戻りました。███████████博士は任務を解かれ、クラスBの記憶処置を与えられました。

補遺909-4:
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