SCP-933
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事案933-004後の█████

アイテム番号: SCP-933

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-933-02および影響を受けたすべての対象者は、電子装置が使用されていない改造型標準的人工物収容ユニットに格納します。SCP-933-02および影響された対象者を警備する職員は、標準型アサルトライフル、大口径拳銃、少なくとも20分間の効果時間を有するクラス3マグネシウムフレア、および防護ゴーグルを装備することとします。

SCP-933-02もしくは影響された対象者が逃走した場合、職員はまずフレアを発火させ、次に防護ゴーグルを着用してください。収容回復にあたっては最大限の実力行使が許可されます。

SCP-933-01はSCP-933-02および影響された対象者と同様の方法で警備してください。SCP-933-02および影響された対象者は常にSCP-933-01へ直接向かおうとします。彼らがどのように経路を決定しているのかは不明です。

説明: SCP-933-01は無害な一巻きのダクトテープのような外見をしています。影響を受けていない人員がそれを使おうとしても効果は発生しないことがわかっています。

SCP-933-02は顔の部位を一切持たない、マントを着た男性のような外見をしています。影響を受けた対象は同様の状態となりますが、顔以外の身体の部分は以前と同様の状態が保たれます。

影響を受けた対象者はSCP-933-02と同様の行動を取りますが、膂力や俊敏性はそれまでと変わりません。影響を受けた対象者は通常の人間を殺害する場合と同等の攻撃によって終了することが可能です。事案933-004において、SCP-933-02は倒れるまでに57発の弾丸に耐え、それらの傷は238日後までに回復しました。

SCP-933-01を所持しているとき、SCP-933-02は知覚可能なもっとも近くの標的のもとに向かい、押さえつけようとします。対象を押さえつけると、SCP-933-02はSCP-933-01を引き出して対象の目、耳、鼻あるいは口に、特に優先順位なく貼り付けます。その後SCP-933-01が除去されると、該当する顔の部位は完全に除去されます。解剖によればこれによる損傷は重篤なもので、影響を受けた顔の部位の部分は完全に肉と骨に置き換えられていました。SCP-933-02は阻止されるかすべての顔の部位が除去されるまでこれを継続し、すべての部位が除去された時点でその対象者は他の影響された対象者と同様に扱われることとなります。

SCP-933-01に影響された対象者はSCP-933-01を取得しようとする強い衝動を覚えます。この衝動は原因不明のメカニズムによって強化され、SCP-933-01の位置を遠距離から特定することが可能になります。

理由は不明ですが、SCP-933-02は100ルーメンの光源から1メートル以内にいる生物を知覚することができません。この範囲は光源の明るさに応じて拡大します。

SCP-933-02は電子機器の周囲にいるだけでそれらを故障させることができます。これにより電子的照明装置は電力を失い、電子錠は開錠されてしまいます。この能力の範囲はわかっていません。

SCP-933-02は人員を直接殺傷することはなく、武器を破壊して対象にSCP-933-01を使用しようとします。

補遺:

顔の一部に被害を受けた犠牲者はSCP-933-01に接触することを禁じられ、他の施設にすみやかに移送されます。顔の一部に被害を受けた犠牲者が施設に残っていると、彼らはSCP-933-01を入手できれば顔の部位を取り戻すことができるという考えに取りつかれるようになります。すべての事例において、そうした対象者は単に自らの顔の部位をすべて除去するという結果に終わっています。

事案933-002後のエージェント████████に対するインタビューの書き起こし:

<ログ開始>

エージェント████████にインタビューを行うため██████博士が部屋に入る。

██████博士: 具合はどうだね、████████?

エージェント████████: 誰だ?

██████博士: 私だ、██████だよ。
エージェント████████: ああ。また声が聞けて…よかったよ、たぶんな。どういう具合だと思う? 目を無くしちまったんだぞ! 俺は689や他のクソをガードする仕事に回されるんだろうな。

██████博士: すまない、だが君もここの仕組みはわかっているだろう。

エージェント████████: ああ、ああ。我々は己のできうる限りにおいて、己のできることをするというわけだ。でもこれはそんな程度の話じゃない。俺が射撃の練習に割いた時間が全部無駄になったってことよりも悪いことだ。本当に恐ろしいのはもう誰も俺には話しかけてなんてくれないだろうってことさ。

██████博士: 私は話しているじゃないか。

エージェント████████: そうしなければならないからだろう。あんたは報告書を書く仕事がある。目を失ったときから、俺はもう人間じゃないんだ。

██████博士: 冗談を言ってるわけじゃない。私が今まで君のところに来なかったのは、単にくだらん事務上の理由だよ。これからも隔週の金曜日には███████████に行こうじゃないか。サングラスでもかければそれで済む。

エージェント████████: そうだろうともさ。

長い沈黙が降りる。

エージェント████████: ドク、俺はあのテープについて考えてた。俺の目を取ったやつだ。まだあれを持ってるんだろう、なあ? たぶん、もしあれを手に入れられれば、俺は取り戻せると思うんだ。

██████博士: それを使うことは誰にも許可されていないが、要請を出して私に何かやれることがないか見てみよう。

エージェント████████: ありがとう。

<ログ終了>

(書き起こし終わり)

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