SCP-936
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SCP-936のいくつかの個体

アイテム番号: SCP-936

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-936のサンプルは生物研究所サイト-104の土地に収容されます。権限のないアクセスを防ぐためにフェンスで囲まれており、日に一度水が与えられます。およそ月に1度、適切な身体能力のある2名のD-クラス職員が樹木にSCP-936-1があるかどうかを検査し、サイト計画に従ってSCP-936-1は収穫されます。

収穫されたSCP-936-2は焼却処理されますはもし使用されていないのならば、種を取り除いた後に収容されている肉食動物に与える事ができます。種は焼却処分されます。

事件936-1を受け、検査を行うD-クラス職員は感染症の検査を徹底的に受け、汚染を防ぐために殺菌手袋と防護マスクを使用します。

収容されていないSCP-936個体は掘り出され、全てのSCP-936-1及びSCP-936-2は焼却処分されます。収容を行なう目的で、財団は確実に地方自治体がSCP-936を外来種と宣言するようにしており、このための検閲された説明が公表されています。

説明: SCP-936はFagus sylvatica(ヨーロッパブナ)に似た、落葉性で自家受粉を行なう木の種族であり、ヨーロッパ北部および西部地域に生息しており、とりわけウクライナ、██████周辺に密集しています。SCP-936はクローンコロニー1を形成する能力があり、[削除済]。

SCP-936の根は、マメ科植物と同じように、窒素固定細菌のホストと成ることが示されています - そのライフサイクルの殆どの期間それは異常な性質を見せず、地中の異常な窒素レベルを測定することが有用な識別手段となっています。

SCP-936は雌雄同株であり、開花の際は異常なほど雄の花の割合が雌の花の割合に比べて高くなります- 通常は古い木より直接成長する、数十の雌の花があるだけです。それらの内、平均して6つ未満が継続して成長し、1つ以上の実が成熟することは稀です。

その実は、SCP-936-1と分類され、緑の殻斗に覆われており、約85kgの成熟した重量になるまで素早やく成長します。エネルギー消費量をカバーするためにSCP-936の葉はより密集して成長します。解剖によりSCP-936-1の内部には人間の体に非常に似た構造を包んでいる花梗が含まれていることが判明しており、これをSCP-936-2と呼びます。SCP-936-1より収集された組織サンプルは生理学的に人体組織と似て、多くの面で機能を有しており2、例外は約直径3cmの黒茶色の種を含んでいる██████、█████、および█████ ██████です。

SCP-936-1が成熟すると、花梗は非常に固くなり殻斗は萎れ、最終的に破れてSCP-936-2が落下し、多くの場合はそれの頸部を包んでいる花梗からぶら下がります。

1つのSCP-936から生産されるSCP-936-2の外観は、サイズや見た目、見かけ上の性別が様々に異なり、認識可能なパターンはありません。

SCP-936-2内部にある種には硬い皮があり、発芽するまでおよそ16ヶ月要します。しかしながら、酸性環境(pH < 2)に晒されると、発芽は██週以内に発生します。

回収記録: SCP-936は初め、異常に高い自殺率の報告の後にフィンランド、██████の近くで発見されました。諜報エージェント・████の報告は、これは統計に近くの███森で定期的に発見された裸のぶら下がった死体の数が数えられていたためであり、また地元の墓地ではそれらの身元を決定することが不可能であったことを明らかにしています。

知覚災害3の疑いがあっため、キクイムシ病が蔓延しているとの根拠のもとにその場所の周辺境界が定められ、監視下に置かれました。観測期間中、推定死亡時刻内に境界を侵犯した人影がセキュリティカメラに映っていないにもかかわらず、新たな死体が発見されました。検死は人間の人体構造との異常な不一致を示し、特に[削除済]の場所に種がありました。エージェント・F████は全ての被害者が1本の木からぶら下がっていることに注目し、徹底した調査により未成熟のいくつかのSCP-936-1サンプルが調達され、SCP-936の分類につながりました。

MTF Xi-8"Spearhunters"(若葉ハンター)が周辺45平方kmの範囲内のSCP-936個体の除去を行いました。獲得された種子は生物研究サイト-104に収容されました。

補遺936-1:

実験記録SCP-936

対象: D-532, 25才男性
移植片: SCP-936-2より採取された100平方cmの皮膚
結果: 皮膚移植は成功しました。皮膚はより高い機械耐性を見せ、これは組織内のセルロース繊維のおかげである可能性があります。しかしながら、切り傷が癒えるまでにはより長い時間がかかり、UV光に対しては弱い耐性を見せています。

対象: D-821, 25才男性
移植片: SCP-936-2の上腕二頭筋より採取された筋肉組織
結果: 筋肉移植は成功しました。筋肉組織は通常どおり動いているようであり、同様の強さ/質量比率を持っています。D-821は手術のために数日間拘束されていましたが、移植された筋肉には萎縮の痕跡はありませんでした。被験者D-821の食事はプロテインが欠乏しているものに替えられました。筋肉の落ちる比率の測定ではこれが██の倍率で低いことが示されました。

対象: D-231, 30才男性
移植片: SCP-936-2より採取された腎臓
結果: 移植は成功しました。腎臓は顕著な液体サイクル(訳注: liquid economy)を示しました。被験者は7週後腎不全のため死亡しました。

対象: D-512, 23才女性
移植片: SCP-936-2より採取された消化器系
結果: 移植は成功しました。D-512は通常の消化を行なう代わりに、バクテリア腐敗物を吸収するようです - 腸内微生物相は大きく変化しました。D-512はやつれたように見えます。D-512の尿は異常であり、さらなる実験により腸内生物相が彼女の血流よりcca.██%の尿素を取り除き、再処理していたことが判明しました。
私は新しい腸管はこの種の消化を行なうために十分長くはないと疑っている。 - ██████博士

対象: D-721, 25才女性
移植片: [編集済]
結果: 移植は成功しました。D-721は安定して種子を生産しているようです。

対象: D-723, 31才女性
移植片: SCP-936-1より採取された精液を用いて妊娠させられました。
結果: 妊娠は当初通常通り進行しているように見えました。しかしながら、██週後、超音波計は[削除済]01を見つけました。胎児は人工的に中絶されました。
注: この事はなぜ [削除済] であるかを説明するかもしれない - アイゼンバーグ研究員

補遺936-2:

事件936-1:
19██/██/██、SCP-936-1の収穫タスクをしていたD-クラス職員の1人が、その後ライノウイルス感染症で苦しむ姿を見せ、少なくとも1つのSCP-936-1にウイルスを感染させました。感染は現在までに不明の手段で広がり、SCP-936の作物不良を引き起こし、研究の進行を大きく遅らせました。感染した/死亡したSCP-936-1を除去することで感染進行を抑えることに成功しました。

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