SCP-941-JP
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アイテム番号: SCP-941-JP

アノマリークラス: Euclid (推定Neutralized)

特別収容プロトコル: SCP-941-JPの発生する旧鏡沢村はLoI-941に指定されており、アクセス可能な経路を封鎖することで一般人の侵入を防止しています。また、一般には旧鏡沢村について少子高齢化に伴い既に存在していないという偽情報が流布されています。配備されている警備員らはLoI-941内に侵入した一般人らを捕縛し警察機関へと引き渡します。LoI-941内で睡眠を取ることは禁止されています。LoI-941内に再出現した人物らはサイト-8165にて保護します。現在のところ該当する人物らを解放する予定はありません。情報収集のために、該当する人物らへは再出現から可能な限りすぐ(最低でも4日間が経過するまで)にインタビューを行う必要があります。

説明: SCP-941-JPは日本国長野県旧鏡沢村(LoI-9411に指定)の民家内で発生する人体消失現象です。午前2時の時点でLoI-941の民家内で睡眠を取っている人物は突発的に消失します。しかしながら、消失した人物らのうち数名は消失前に睡眠を取っていたと思われる民家内に再出現しています。これらの人物は証言に共通性が見られる特定の悪夢に関する曖昧な記憶を保持しています。この記憶は大抵、再出現から約5日間程で完全に忘却される傾向にあります。原因は不明です。

補遺941-JP.1: 発見

SCP-941-JPは2008/04/01の時点から発生し始めたものと考えられています。当時旧鏡沢村の村民から警察機関へと殆どの村民の集団失踪が発生した旨の通報があり、調査に当たった警察官らは村民全87名のうち71名が失踪していたことを報告しました。翌日の2008/04/02において残る16名のうち9名が失踪したことが判明し、何らかの異常が関与していることが考えられたため、警察機関に潜入していた財団エージェントらにより以降の調査が行われることとなりました。

監視を行っていた間、失踪が確認されていた村民が数名LoI-941内の民家に再出現し始めました。これらの人物へのインタビューから、SCP-941-JPの起源が2008/03/31をもって廃校となった鏡沢小学校にあると推測されました。しかしながら、鏡沢小学校内の探索と調査においてSCP-941-JPに関連すると思われる物品や情報の取得には成功しませんでした。

補遺941-JP.2: インタビュー

以下は2008/04/03の早朝にLoI-941に再出現した旧鏡沢村の村民である槙野██氏へのインタビュー記録です。インタビュアーは廿酒研究員でした。

その後再出現した村民らへとインタビューをした結果、SCP-941-JPの影響を受けた人物らが見たという夢には以下の共通点があることが判明しました。

  • 鏡沢小学校と思われる場所に自身が居た。
  • 小学校内で何らかの存在2に追いかけられた。
  • 追いかけてくる存在は、足が遅いので容易に逃走が可能であった。

これらの証言から、消失した人物らは鏡沢小学校に類似する異空間へと転移しているという仮説が立てられました。この仮説の検証のため、Dクラス職員を用いた実験が計画されました。

補遺941-JP.3: 映像記録

2019/04/05にD-941-1によるSCP-941-JPの調査が行われました。これはD-941-1に撮影機器を持たせた状態でLoI-941で睡眠導入剤を用いて睡眠を取らせるという形で実行され、睡眠中のD-941-1は午前2時になった時点で消失しました。

D-941-1の消失から翌日の2019/04/06、D-941-1とともに鏡沢村の男性9名がLoI-941に再出現しました。該当人物らへのインタビューでは補遺941-JP.2のものと相違ない証言が得られるのみでしたが、D-941-1が持ち帰った撮影機器に残されていた映像記録から、消失した人物らが鏡沢小学校に類似する異空間へと移動していることが確実視され、加えて異空間内部の状況が判明するに至りました。

以下は回収された映像記録です。

補遺941-JP.4: 異常性の喪失

再出現した一般人らと映像記録内で死亡が確認された人物らを照らし合わせた結果から、LoI-941に再出現するためには異常存在らにより殺害される、あるいは異空間内で死亡することが必須であると考えられました。この結果から、再びDクラス職員を投入して村民らを救出する計画が試みられましたが、3名のDクラス職員をLoI-941に1ヶ月間滞在させたにもかかわらず、SCP-941-JPは発生しませんでした。この原因は不明ですが、現在のところ異空間内の異常存在らをD-941-1含む男性らが無力化したことが原因の1つと有力視されています。

以上のことから、SCP-941-JPが無力化された可能性が浮上しました。現在も、再出現していない71名の村民らを救出する方法が模索中です。

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