SCP-941-JP
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アイテム番号: SCP-941-JP

オブジェクトクラス: Euclid (推定Neutralized)

特別収容プロトコル: 現在SCP-941-JPの発生する████村はエリア-██に指定され、カバーストーリー「地盤沈下による壊滅」を流布し、エリア周辺を立ち入り禁止にしています。常に5名以上の警備員による監視が行われ、侵入を試みる人物が現れた場合ただちに捕縛し、記憶処理を施した後解放します。

SCP-941-JPの影響を受けていない人物は全員財団施設にて保護されており、SCP-941-JP-a内に残っている人物全員の救助に成功した後、記憶処理を施し解放することになっています。

説明: SCP-941-JPは長野県████村で発生する異常現象です。SCP-941-JPの主な異常性は、████村内にいる人物のうち1人が夜間にSCP-941-JP-aに瞬間的に転移するというものです。SCP-941-JP-aは████村西区に位置し、現在廃校している████小学校と同様の内装をした空間です。SCP-941-JP-a内部にはそれぞれSCP-941-JP-1、-2、-3に指定される実体が存在しており、内部に転移してきた人物を追跡し殺害します。これらのオブジェクトは移動速度が極めて遅く、また破壊可能であることが確認されています。

当初SCP-941-JPは20██/█/█から発生し始めた、毎晩村人1人が突如消失する現象として財団の監視下に置かれていました。発見時には既に██名の村人が消失していました。その後消失した村人のうち槙野██氏と津田████氏の2名がエリア内に再出現し、そのときに行われたインタビューから異常性の再検討がされ、再調査の結果SCP-941-JPの全容が発覚しました。また、SCP-941-JPの発生時期と████小学校の廃校がほぼ同時期であったため何かしらの関連性が疑われています。

以下は槙野氏に対するインタビュー記録です。

インタビュー記録 日付20██/█/██

担当: 廿酒はっさく交渉人

対象: 槙野██氏(以下"槙野氏"と表記)

<インタビュー開始>

廿酒交渉人: 槙野さん、突然呼び出して申し訳ございません。私は廿酒といいます。少し話を聞かせていただきたいのですが、構いませんか?

槙野氏: え、ええ、はい、大丈夫です。

廿酒交渉人: ありがとうございます。槙野さん、いままであなたはどこで何をしていたのか、憶えていらっしゃいますか?

槙野氏: [数秒間の沈黙] いや、いつも通り寝て、いつも通り起きただけだと思いますが……。

廿酒交渉人: 槙野さん、今日は██日です。あなたが夜のうちに神隠しにあってから5日も経っています。

槙野氏: えっ、██日!?本当ですか?というより、神隠しって……?

廿酒交渉人: 槙野さん、本当に何も憶えていないのですか?

槙野氏: [数秒間の沈黙] うーん、久々に悪夢を見たことくらいしか、特には。

廿酒交渉人: 悪夢?

槙野氏: ええ。ほら、この村の西のほうに████小学校ってあるじゃないですか、この前廃校した。僕も昔あの学校に通ってたのですぐわかったんですが、その夢の内容ってのが、小学校の中で変な何かに追いかけられるってものでして、もうほとんど憶えてないのですけど、気持ち悪いほどリアルだったような……。それくらいしか憶えていることはないですね。

廿酒交渉人: もう少し詳しくお聞かせ願えますか?

槙野氏: すみません、これ以上は何も……。

廿酒交渉人: そう、ですか。ありがとうございます。これでインタビューは終了です。槙野さん、お疲れさまでした。

槙野氏: いえいえ、よくわかりませんが、悪夢の内容が役立つなら嬉しいですよ。

<インタビュー終了>

もう一方で行われた津田氏へのインタビューでも類似する内容の証言が取れたため、20██/█/██に異常性の再調査が行われました。再調査の方法はD-6663に通信機器とカメラを持たせエリア-██に投入するというものでした。結果として、投入日の夜にD-6663は消失、4日後に5名の男性とともにエリア内に再出現しました。再出現した人物及びD-6663へのインタビューでは槙野氏同様SCP-941-JP-a内で何かに追いかけられる悪夢を見たという証言しか得られませんでしたが、SCP-941-JPの全容はD-6663が撮影した映像記録から判明しました。また、別の調査の結果████小学校自体に異常性は見られませんでした。

映像記録: 以下はD-6663が持ち帰ったカメラに記録されていた音声と映像記録です。

補遺: カメラ映像と再出現した人物を照らし合わせた結果から、SCP-941-JP-aから脱出する方法は内部にいるオブジェクトに殺される、または死亡するかのどちらかであると推測されています。また、SCP-941-JP-1とSCP-941-JP-2の無力化は判明していますがSCP-941-JP-3が無力化されているかは不明のままであったため、オブジェクトの確認とSCP-941-JP-a内部に残っている村人を救出する目的で別のDクラス職員を3名エリア内に投入しSCP-941-JP-aへの転移を待ちましたが、1ヶ月間滞在したにも関わらずDクラス職員たちはSCP-941-JP-aへ転移しませんでした。以上のことから、SCP-941-JP-a内のオブジェクトが全て無力化され、SCP-941-JPの異常性は失われたものと推定されています。SCP-941-JP-a内部に残る██名の救出方法は20██年現在も模索中です。

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