SCP-948
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アイテム番号: SCP-948

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-948はサイト05に収容されています。構造物は島の中心に位置しており、財団の施設で囲われています。

サイト05の周囲半径6キロメートルへの民間人の進入を制限するため、標準的サイト保安手順を実施することとします。当該島嶼はあらゆる公的文書において軍の管理下にあると記載されています。保安作業に従事する職員はそれに関連した偽装用手段を使用することとします。

職員はSCP-948内ではなく、現地の標準的な財団宿泊施設で休息するよう指示されます。SCP-948に許可なく立ち入ったと判明した者はただちに配置転換されます。

サイト05に配属された職員はSCP-948の効果への反復した曝露を避けるようにしてください。個人的な治療のために本アノマリーの利用を希望する職員はブリッジ博士(Dr. Bridge)に要請を提出してください。承認を受けた職員は曝露の前後に心理的評定を受けます。望ましくない効果の兆候が発見された場合、影響を受けた職員は回復する、もしくは終了されるまで隔離されます。

説明: この文書の主題であるSCP-948は、ギリシャの南東沖にある島の放棄された病院内に存在しています。この病院はもともと1918年のインフルエンザ大流行の際に患者を隔離する目的で作られ、比較的遠隔地にあったことから1950年には放棄されることとなりました。外部からは、壊れた窓や外観の相当の損傷など、SCP-948は相応の破損状態にあるように見えます。しかし、SCP-948は常に内部から未知の手段によって照らされています。電気および水道は外部からは建物にいっさい供給されていません。

個人または個人の集団がSCP-948にいずれかの出入口から進入すると、ただちに幸福感および満足感を覚え始めます。この場所は精神的な安定と健康を促進する効果を植えつけるものとみられています。職員はこの建物の内部では日常的な悩みや不安が消え失せ、説明し得ない「平穏」を感じたと報告しています。

また、なんらかの「精神的疾患」を患っている個人はその疾患が治癒されます。鬱病、統合失調症、心因性精神病などを患っていた実験被験者はSCP-948内部に長期的に滞在した後にそれらが「治癒」されており、完全かつ恒久的な効果が3日から7日の間に現れます[補遺948-Aを参照]。

先天的および遺伝的な病に対する治癒効果は永続的なものですが、後天的に患った不安症、抑鬱症および関係する疾患は再発する可能性があります。簡潔に言うならば、SCP-948はネガティブな感情を抱く性質を除去するのではなく、それによって生じたあらゆる損害を修復するということです。

ただし、反復的な使用は推奨されません。SCP-948に繰り返し曝露された者は、1週間から3週間の間に退行を起こすこととなります。そうした事例(60パーセント)では、濫用者は徐々に正気を失っていき、話し方が支離滅裂になったり複雑な言語の理解に問題が生じます。こうした症状は最初の発現から1か月の間が最も重篤なものとなり、それから1週間から3週間をかけて徐々に減衰していきます。

濫用者がこうした症状を呈している間にSCP-948に曝露された場合、その症状は会話する能力を失うほどに悪化します[補遺948-Bを参照]。この状態に至ると、回復は不可能となります。言語能力を完全に喪失すると、対象は続いて数学への理解が退行し始め、さらに空間認識能力[データ抹消]。最終的には、犠牲者は純粋な本能のみによって行動する野獣のような状態まで退行することとなります。

現在までに、███名がSCP-948による治癒に成功しています。濫用による効果によって失われたのは██名です。

補遺948-A: 病名および回復例の完全なリストはブリッジ博士に要請してください。

補遺948-B 言語能力の喪失の兆候を示した職員はただちに終了されます。これらの事例についてはブリッジ博士に通知してください。

補遺948-C 職員はペットをSCP-948に曝露させないでください。これは飼い慣らされた動物がSCP-948の効果を受けた場合、あらゆる従順化、訓練、および人間に対する信頼がただちに消失することが判明したためです。エージェント ██████は彼女のジャーマン・シェパードであるマキシー(Moxie)によって襲われ、現在すみやかな回復が待たれています。職員各位は財団が飼育する動物たちの中で行動が予測不能なものは安楽死させられていることを忘れないようお願いします。

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