SCP-952-JP
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アイテム番号: SCP-952-JP
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消失前のSCP-952-JP

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SCP-952-JPの上に存在する道路

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-952-JPとその周辺の道路は一般人が立ち入れないよう、常に侵入規制を掛け、カバーストーリー「長期間の地層および水質検査」を流布してください。
SCP-952-JPの約150m周辺を侵入規制として、警備員に扮した財団職員を両側ずつで少なくとも2名、計4名以上を4時間ごとに交代制で常に配置してください。侵入規制を強引に突破しようとする一般人がいた場合、即座に身柄を拘束した後、クラスA記憶処理を施し、SCP-952-JPの侵入規制区域より1km離れた地点で開放してください。

SCP-952-JPに直接的又は、間接的に触れるような実験を行う際には、セキリュティクリアランスレベル3以上の職員の許可が必要です。
 
 
説明: SCP-952-JPは██県██市に存在している67cmの幅を持った用水路です。1本車線ほどの幅のあるアスファルト舗装の道路の下をトンネル状に貫通して流れています。SCP-952-JPが、どのような経緯でいつから存在しているかは解明されていません。また、SCP-952-JPを視認出来るのはこの道路側から見た時のみであり、SCP-952-JPの上流や下流が存在しているはずの地点から観測すると地面が存在しており、周辺に水源の様なものは存在していません。
 
SCP-952-JPは一見、どこまでも真っ直ぐに続いているように見える水路です。しかし、SCP-952-JPに添うように辿っていったときにSCP-952-JPの異常性が発揮されます。(以下、SCP-952-JPを辿る者を被験者と表記)
 

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消失後のSCP-952-JP

被験者がSCP-952-JPを辿りながら60〜100mほど進むと、周囲に被験者の注意を引く、視認できる物や聞くことのできる音などの事象が起こります。(以下、それらをSCP-952-JP-aと表記) 被験者はSCP-952-JP-aに対し、非常に抗い難い興味を示し、そのSCP-952-JP-aが存在すると考えられる方向に視線を向けようとします。そしてSCP-952-JPから視線を離した数瞬の間に、SCP-952-JPはその姿を完全に消失します。SCP-952-JPが元々存在していた場所には、周囲と比べ刈り取られたような跡が残りますが、土で埋まり、雑草が生えているごく普通な地面の状態になります。
 
SCP-952-JPに直接または間接的に触れる辿り方を行った場合、本来はSCP-952-JP-aが発生するであろう地点で、被験者とSCP-952-JPが消失します。この後、被験者がどこに消えたのかは未だ解明されていません。
消失した日時から30日が経過した日の同時刻に、消失した被験者は付近の道路の上に仰向けに寝た状態で出現します。出現の瞬間を目撃しようとした人物や機械には再度SCP-952-JP-aと思われる現象が発生します。
また、SCP-952-JPの水自体には特異性は存在しません。
 
 
 
 
実験記録952-1 日付20██/10/24

対象: SCP-952-JP

実施方法: 1人のDクラス職員にインカムとビデオカメラを持たせ、SCP-952-JPを映しながら、SCP-952-JPに沿って脇道を辿っていくように指示。

結果: 約63mほど進んだところで、SCP-952-JP-aと思われる音が発生した。Dクラス職員はSCP-952-JP-aに対して驚き、手からビデオカメラが落下。SCP-952-JPとは別の角度で落下したため、SCP-952-JPが消失する瞬間を映すことには失敗した。
被験者は''少し離れたところで女の子が泣いているような音が聞こえた''と報告している。ビデオカメラにそのような音声は記録されていなかった。

分析: どうやらSCP-952-JPは消失する瞬間を絶対に見せないつもりらしい。何度か同様の実験を行ったが、ビデオカメラは全部消失の瞬間を捉えることはできない向きで落ちた。 - ██博士

 
 

実験記録952-2 日付20██/10/26

対象: SCP-952-JP

実施方法: 1人のダイバースーツを着用したDクラス職員に耐水性のインカムとビデオカメラとGPSを持たせ、SCP-952-JPに直接入って辿るよう指示。

結果: 約80mほど進んだところで、被験者がSCP-952-JPと共に消失。道路に残り、Dクラス職員の監視をしていたエージェントにはSCP-952-JP-aと思われる事象が発生。エージェントは''茂みの中で女の子が笑いながら遠くへ走り去るような音が聞こえた''と報告している。
被験者の消失した地点の地面の上に、ビデオカメラとインカムとGPS装置が丁寧に置かれた形で残されていた
Dクラス職員は路上に仰向けに寝た状態で20█/11/25に再出現した。
(再出現後のDクラス職員に対するインタビューは補遺-1を参照。)

分析: ここまでの実験で、SCP-952-JP-aと思われる音が女児の声であると報告されてるのが少し引っかかる。それに、被験者が消失した地点に残された機器類も、子供が丁寧に置こうと頑張ったような拙さを感じる。考えすぎだろうか。 - ██博士

 
 

実験記録952-3 日付20██/10/28

対象: SCP-952-JP

実施方法: 小型のラジコンヘリに下向きに小型カメラを設置し、空中からSCP-952-JPを撮影する。ラジコンヘリの全国大会に出場経験のあるDクラス職員の希望で、自身の愛機を操作させる。

結果: 小型カメラが道路から約78mの地点をとらえた時に、SCP-952-JP-aと思われる衝撃が発生。ラジコンヘリの4本のプロペラの内1本が完全に折れてラジコンヘリは墜落し、修復不可能になるまで損傷した。Dクラス職員にはメンタルケアが施された。

 
 
 
 
補遺1:

インタビューログ 日付20██/11/25
対象: 実験記録952-2にて再出現したDクラス職員

インタビュアー: ██博士


 
 
補遺:2 日付20█/11/28

実験前の待機中のDクラス職員によって、SCP-952-JPの周辺の地中から1枚の写真と1枚の破り跡のある紙が発見されました。写真には6,7歳ほどと思われる少女が、SCP-952-JPと酷似した河原で、笑顔で花冠を持っている様子が映されていました。紙には殴り書きのような書体で2行の文章が書かれていました。便箋の内容は以下の通りです。


 
 
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