SCP-957-JP
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アイテム番号: SCP-957-JP

オブジェクトクラス: Safe Neutralized

特別収容プロトコル: 無力化したSCP-957-JPは輸送され、現在サイト-8106の無力化オブジェクト保管施設に、SCP-957-JP-1は同サイトの低危険物収容ロッカーに収容されています。SCP-957-JPの存在していた跡地は引き続きハジマ(株)による土地の所有を続けてください。

説明: SCP-957-JPは、19██年に竣工が確認されている██████銀行が所有していた建造物です。SCP-957-JPはその外観こそは経年劣化が進行した建造物ですが、建物を構成している殆どの部分がすべて生体組織で構成されています。SCP-957-JPを施工した建設業者は調査中ですが、現在まで判明していません。

20██年█月██日にSCP-957-JPの生体組織を遺伝子検査したところ、人間の遺伝子情報と完全に一致しました。しかし生体組織の殆どは老化による損傷が激しく、その影響によりSCP-957-JPの生体組織の全体に壊死に似た腐食が発生しています。

SCP-957-JPに対して行われた数回の実験時、実験に使用されたDクラス職員がSCP-957-JPとの会話を行っている様子が多数伺えたことから、SCP-957-JPを意思を持ったオブジェクトであると推定されていますが、後に行われたインタビューでは知能面の著しい低下が確認されています。この知能面の低下は上記の腐食との関連しているものとしてさらなる研究が必要とされています。

SCP-957-JPの異常性は、SCP-957-JP内に侵入した対象の持つ一定の基準に応じて発生します。SCP-957-JPに対してこれらの事象が発生した場合、SCP-957-JPは対象を「一般的に市販されている30cm以内の大きさの物品」に改変させます(この改変により発生した物品はSCP-957-JP-1と指定されます)。この改変により発生したSCP-957-JP-1には、幾つかのメッセージが同時に記されます。この改変とメッセージは連動しており、SCP-957-JPによってSCP-957-JP-1の物品に関連した肯定的なメッセージを残します。

SCP-957-JPにより改変される対象の基準と点数は、対象がこれまで行ってきた法や社会倫理等に抵触する行為等で決定されるものであるSCP-957-JPの主観で倫理的な是非に基づき決定されるものであると推定されています。SCP-957-JPはこれらの行為等から想定される基準度を点数としてSCP-957-JP-1に記載します。SCP-957-JPがこれらの行為等をどのような方法を用いて認識しているのか、そこから読み取られた対象の点数の詳細な定義はどのような基準となっているのかといった部分は現在まで解明されていませんが、一定の基準については以下のように表されるものと思われます。

資料957-JP-01: 現在判明しているSCP-957-JPが対象をSCP-957-JP-1へ改変する基準の一覧です。
SCP-957-JPが認識する行為の基準 1件あたりの点数
恫喝・暴行 10~30
詐欺・横領 20~40
性犯罪 40~60
殺人 80~100
これらに該当しない軽微な犯罪行為等 10~50

なお、これらの記載された点数が300を超える点数となっている場合、改変されるSCP-957-JP-1は必ず破損した物品となり、上述のSCP-957-JP-1に残されるメッセージが全て罵倒になります。SCP-957-JPによって改変されたSCP-957-JP-1の一覧は、資料957-JP-02を参照してください。

SCP-957-JPは、200█年に██県███市内で「██████銀行周辺で失踪事件が多発している」という情報が財団の興味を引き、エージェントらによる周辺の聞き取り調査等を経て201█年█月██日にSCP-957-JPが発見され、収容に至りました。

補遺-01: SCP-957-JPの実験による改変が発生しない例が頻発したことから、実験担当者である市原研究員によるSCP-957-JPの追加調査の要請を受けSCP-957-JP内部を詳細に検査しました。その結果、建物の21%が既に腐食により修繕が非常に困難な状態となっていました。この事からSCP-957-JPには早急な補修工事と生体組織の生命維持が収容上最優先で行われています。

補遺-02: 201█年██月██日、SCP-957-JPは全体が崩落し、それ以上の異常性が以後確認されなくなったため、オブジェクトクラスがNeutralizedへと改定されました。現在、無力化したSCP-957-JPは全てサイト-8106へ輸送されています。なお、以下のインタビューは、上記の無力化が確認される11日前に記録されたインタビューです。

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